2009/05/02

第8節:ガンバ4 vs 2東京

うーむ。

1つ言える事は、東京の選手たちの心理状態というはTV画面を通じて見ていても極めて判りやすくて、結局今の東京を一言で言い表すならば、「余裕がない」ということなのではないかな、と。
この日の佐原の対応にはとにかく余裕がなかった(ルーカスのゴールはその際たるもの)ですし、あんな不運な先制点によってガタガタと音を立てて瓦解していく様を見ていると、ちょっと哀しくなってしまいました。
正に「負の連鎖」といいいますか、まるで、降格目前の戦いをしているチームのようにすら感じます。

元々殴られた後の「反発力」や、もう行くしかない! 状態になった時の「ヤケクソ力」はJ屈指の我がチームなので、終盤の反攻(反抗)はまあ見ての通りという感じです。(それにお付き合いしてくれるのがガンバであり、逆にそういうときににべもないのが浦和や鹿島であるわけですが)
そういった類の強さから、本当の意味での試合をコントロールする「強さ」=強豪力を身につけるべく、JFK監督の下1年ちょっとこのチームは頑張ってきているものと、ワタクシ個人は思っているのですが、、、。
まあ、道のりは遠い、といったところなのでしょうかね、、、。

ただ、梶山のパフォーマンスがどんどん落ちてきているのに反比例して、今野のそれがどんどん上がっているのは頼もしいところではありますし、ナオはやっぱり一段階上のステージに上がった感じもします。
エリア内でキーパーと対峙すると力が入っちゃう一方で、バイタル付近からは非常に力の抜けたいいシュートを打てているなあ、と。
現状の東京であそこを左右に動いていくのはナオと長友くらいなんですが、長友は相変わらず不調のようですからナオにかかる負担や期待が大きくなってしまっていますね。
本当に怪我だけはしないでもらいたいです。

JFK監督が梶山と羽生のポジションを入れ替えているのは、梶山が溜めて羽生が飛び出すという形をもっと作りたいという意図の元であるとワタクシは勝手に理解しているのですが、そろそろ元に戻した方がいいのかもしれません。
ガンバ戦では地味ですが、選手交代の結果ボランチにポジションを移す前でも、徳永のところで結構ポイントを作れていたように個人的には思いますので、梶山・今野・徳永の部分でなんとか中盤を作っていければなあ、という感じでしょうか。
ただ、これは開幕以来ずっとそうだと思いますが、DFラインとボランチの間の受け渡しが上手に出来ていないところに最大の問題があるとワタクシは思っています。
結局、そこでミスすることは即決定機になり、大量失点となる。
で、それが嫌だから一応蹴りだしていくことに決める→それを拾われて全体的に押し込まれる。
今季の東京って、それの繰り返しなのではないかな。と思うわけです。

そして次節の大宮は、今季はショートカウンターがストロングポイントのチーム。
どこでゲームを作っていくのか、その辺の意識統一をしっかりしないと、またもまたも、思いがけず大量失点みたいな展開もちょっと階段を踏み外すだけで起こりえるパターンだと思います。
何より、GWのホーム大宮戦、というのはあまり好い記憶がないですし、、、。

こういう試合の後はどうしてもネガティブになりがちですし、実際問題明るい話題もあまりないのですが、久しぶりの味スタで、眠らない街を唄いたい。
心から、そう願うばかりです。

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