2010/04/11

第5節:東京1 vs 1鹿島

PKによる1点のみ。
引き分け。

それでも、非常に満足感のあるゲームでした。

それは決して、相手が王者鹿島アントラーズだったというだけでなく。

確かに結果は引き分けだったけれど。
「2分8敗」には、またも勝つことが出来なかったけれど。

それでも間違いなく、今シーズンを通して最も見ていて面白いゲームであったと思います。
恐らく、ワタクシたち東京ファンでないニュートラルな方々が見ても、たまたまBSやスカパーで試合を目にした方々にとっても、充分楽しめるゲームだったのではないかと。個人的にはそういった印象を持ちました。
冒頭の「満足感」の成分は、そこいら辺が大きいかなと、そう思っています。


とはいえ、そんな試合を作り出すために我らがJFK監督は、かなりのギャンブルに打って出たなあという感が試合前からプンプンでしたね。

初スタメンの重松に、久々にベンチ復帰の松下、長友を右に回して左はキムヨングォン、交代で使ったのもリカルジーニョに椋原を入れての今野と長友のポジションアップと、とにかく「一発」を持つ選手を全て使ってきた、という感じですよね。
よく考えたら、森重を含めて今季「補強」という題目のもとチームに加入した選手たちが全て出場したのは、これが初めてだったのではないでしょうか。

ともすれば今までのパスサッカーをある意味抑制してまで、なりふり構わず勝負をかけたこの一戦。
タイムアップと共に座り込んだ多くの選手たちや、意識が飛んだ中ゴールを守りぬいた権田を見ても、その気迫は本当に伝わってきましたし、ゴール裏の応援もこの日は本当に素晴らしかった。
もちろん鹿島のやはり王者然たるパフォーマンス(マルキーニョスがいなくて本当によかった)や、何だかんだで2Fまで埋めていただいた茨城県民の皆様、そんな色々なものが合い混ぜになって、この日の味の素スタジアムは本当にいいグルーヴに溢れた空間だったように思います。

もちろん、欲を言えば勝ちたかったです。
チャンスもあったし、ただ、最後のリカルジーニョの折り返しにいつもはそこに詰めていそうな今野がもう上がっていけてないなんてシーンを見ると今回の試合はあそこがいっぱいいっぱいかな、と。
当然負けてもおかしくないシーンもそれこそいっぱいあった訳で。
今回はそこで満足しとくべきではないかな。と。

そんな風に思った次第でございます。

まあそんな好試合にミソをつけたのは、試合後にレフェリングに対してよくわからんイチャモンつけてたあっち側のブラジル人監督様と、スカパーアフターゲームショーがせっかく味スタからの試合後中継だったにも拘らず、何故か呼ばれていたのは岩政!? ということくらいでしょうか。

とにかく、この試合は早くリプレイでみたいです。
スカパーの実況は今回倉敷氏ですし。

明日の20:00からか。
何とか早く帰りたいですね。

水曜日の大宮は非常に嫌な感じがしますが、まあそれは忘れて火曜日までは愉しみたいですね。