2008/05/30

上昇クラブの謎を解く?

そんなタイトルの今週のサカダイ

表紙に堂々と「F C 東 京」と書かれたら、そりゃあ買いますわな。
臨時収入もあったし。

で、さらっと読みましたが。。。
しかしねえ。。。

表紙の写真が示す以上の内容は、ありませんでしたよ。と。

データを駆使して「謎を解いて」いるのは、名古屋に関してのみ。
東京については「意識改革」。
大宮は「自信」。
柏は「安定感」。
だそうです。

そのそれぞれを裏づけるデータなり何なりを期待していたんですが。
印象だけを語っても大した意味はないような。
500円出してまで読むものでもないような。

もっとも、名古屋以外はそういったハッキリとデータに出来てきている事柄がない、ともいえそうです。
東京は得点4位、失点が7位。
1試合平均でのシュート数は11位で決定機数は14位だそう。
選手別のゴール数も「俺の」赤嶺の5点/11試合が最高なら、アシスト1位はなんと大竹の「2」!
何とも掴み所がない数字ばかりです。

ただ、記事では何故か触れられてませんが、決定率(得点/そうシュート数)が3位と昨年までは考えられないような成績となっており、リーグ全体での総シュート数が14位であることを考えると、これはかなり良いし今季の特徴と言えるのではないでしょうか。
昨年まではクロスとシュートの数はリーグトップクラス、でも点が取れない。監督の口癖は「シュート練習」というクラブだったことを考えても、この辺に目指しているポゼッションの効果は現れているように思います。
もっともその「ポゼッション」に欠かせないパス数は11位。
この辺はまだまだ今後を見ていく必要がありそうですね。

こう見ると、何とも特集を組みにくいドジョウのようなチームになっているわけなんですが、裏返して考えればまだまだ伸びしろがいっぱいよ! ということでもあるのでしょうね。
そう思えば、名古屋みたいにデータで固められるよりも何だか中断明けに向けて期待感がより高まりますねー(都合がいい)笑


個人的には、ここまでのリーグ戦の成績というのはハッキリ言って「出来すぎ」だと思ってますので、ここからどんどんどんどん魅力が期待に追いついていって欲しいですね。

まずは週末の清水戦に向けて。
良い準備を!

2008/05/26

ナビスコ第4節:東京3 vs 0ヴェルディ

とっても気持ちの良いゲームだったわけですが、、、まことに残念なことにデジカメを忘れてしまい、写真が一枚もありません。
むう。。。


結果の方は周知の通りですが、うーむ。

勝った我々はそれはもう当然ワッショイワッショイお祭り騒ぎな訳ですが、いうなればボッコボコにされたあちらさんは、選手も客席も、あまり突っかかってくる感じもなく。
眼中にないのか悔しくないのか、それともただやる気がないだけなのか。
いずれにしろ、前回の対戦で負けている、ナビスコの予選リーグ突破にはもう後全部勝つしかない、前回は退場させられてたり戦力外と言われていたりで燃えないというなら、プロスポーツ選手として大切な資質が1つかけているようにワタクシは思いますがね。。

かく云う東京側も、試合前は前回リーグ対戦時のような殺気立った雰囲気はなく、塩田に促されてようやく応援を始める感じ。
これも既に1度勝っている余裕でしょうかね。

※どうやら事前に「今日はチェアマンが来てるからあんまり煽るな」とチームから直々に牽制球を投げられていたようで。
それで恒例の「ベルディ川崎」コールをやらなかったんだな。。。
それでも、今年から毎試合やってたアウェイチームのサポーターの皆さん、ようこそ!みたいなのをこの日に限ったやらなかったのは、「ダービー」を意図的にプッシュしていないフロントのせめてもの対抗意識の発露でしょうかね?

でも、我がチームにはそんな我々よりも数段モチベーションの高い男たちがいてくれて。
鬼気迫る攻め上がりと出会い頭の弾丸ミドル!! のブルーノ。
故障明け初スタメン、エメ。
そして地元の星!! レアンドロとフッキを上手く押さえ込むことに成功した初出場・椋原。

結局そんな彼らの気迫に上手くスタジアム全体が乗っかっていけた感じと言えるのではないでしょうか。

特に前半、我がチームのブラジリアントリオがフレッシュな時間帯の彼らの連携による攻撃は、本当に愉しかったです。
羽生とエメが左右・斜めに動く。
ブルーノ・平山は上下に動く。
こんな感じで相手のマークは完全に混乱させられてましたね。
おまけに初っ端にあの会心ミドルを決められているため中央に意識が集中しており、またレアンドロとフッキは前に残っていますからサイドの彼らの裏は広範なスペースが。
「攻撃は期待していない」と言われていた椋原もそこに上手く出て行って丁寧なクロスを2本ほど上げてました。

そのクロスを残念ながらバーに当ててしまった平山ですが、この日は前線からスッと戻ってきて軽くポストをこなした後スルスルとトップに入っていく動きが見られて、それなりに良い形でボールを受けられてました。
残念ながらカボレやエメとのコンビネーションがすんなり取れずにチグハグになってしまった場面も多かったですが、それでも今シーズン今まで見た中では出色の出来。結構な好印象でした。
ただ前述の連携面を含め、まだまだやらなきゃいけないことはいっぱいありそう。
やっとスタートライン、という感じで、今後も余計なことしようとせず、デン! と構えて頑張ってもらいたいです。

色々な人が言っている通り、ブルーノの攻めあがりは赤いチームの田中さんみたいでしたねえ。
ただこれもみんながみんな言っている通り、同じブラジル人でも人間性の面で雲泥の差がありますがw

この日の彼について個人的に最も好印象だったのは、ゴールそのものよりもボランチとしての攻撃時の趣と言いますか。
これまでワタクシを含め多くの人が、梶山不在のチームの戦い方、もっと言うなら主に攻撃面での彼の存在感について痛感させられて来た訳ですが、この日のブルーノのパフォーマンスはそれに対する答えの1つになりうるのではないかと思います。

確かに守備面では結構危なっかしい場面もあり、攻めあがるには当然リスクも大きくなるわけですが、彼は梶山とは違った特徴でこの日の東京の攻撃を牽引していたように思います。
具体的には、これを「ブラジル人らしい」と言うのかも知れませんが、細かいパスワークでの中央突破からゴール前に抜け出す、というパターンを中心にした攻撃といえるでしょうか。

梶山はどちらかというとピッチを幅広く使い、回りの選手を加速させることでチーム全体の攻撃にダイナミズムを与えることの出来る選手です。

これに対してブルーノは、エメやカボレ、羽生らと中央のエリアで細かいパスを繋いでゴールに迫っていく、どちらかといえば、そう、フットサルに近いような攻撃の印象ですかね。
今ここまで書いてきて、往年の読売ウェルディのサッカーがふと思い浮かびましたが、丁度あんなイメージ。
特にエメルソン、羽生が横に大きく動いてくれるので、ブルーノの縦への動きがより効果的になる。
だからこの日の前半、東京の攻撃が上手く言っていた時間帯においては、非常に「縦」のパス、しかもDFの裏へではない縦のパスが多く出ており、いつものMoving Footballとはちょっと趣の違うパスサッカーの印象が鮮烈でもありました。

ピッチを幅広く使う梶山と、縦に揺さぶるブルーノ。
実際、これは東京にとって大きなオプションになるように思います。
(まあまだ昨日1試合しかそれを目の当たりにしていないので、ここまで言っちゃっていいのか? っていうのもあるんですが。。ま! こういうのは勢いで!!爆)

で、もはやそのどちらにも欠かせないピースとみんなが認識し始めているのが、エメルソン。
彼は相当凄い選手なのではないだろうか!?
この日はベルディが初出場の椋原を狙って、意識的にこちらの右から崩そうと仕掛けていましたが、まあ当然彼自身が対峙した選手に効果的なプレーをさせなかった、という面ももちろんありますが、エメルソンと浅利、佐原、藤山などがしっかりとフォローすることで数的不利な状態や、彼と対峙する相手がスピードに乗った状態で彼と相対しなければならない状態になることを上手く防いでいた、というのが非常に大きいと思います。
結果的にあちらさんは無理なところからシュートを打って終わる、という感じでこちらにとっての脅威はあまりありませんでしたね。
そしてそんな感じでDFでも多大な貢献をしているのに、次の瞬間にはハーフウェーラインの向こうでカボレとパス交換しているんですから本当に吃驚です。
最後の祐介のゴールもFKからではありますが、結局パスを出したのはエメルソン。
頑張ってしまう選手だけにまた筋肉系の怪我をしなければ良いのですが。。。とそれだけがひたすら心配です。。。


とまあこんな感じで、我々の方が俄然! 思い入れの強いダービーは2連勝!
あの未だに変なプライドだけは高そうな感じの緑のクラブに勝つのはいつでも気分が良いです!
ましてや3点!!(今シーズン2点差以上の勝ちは初めてではないだろうか??)
更には無失点!!
ナビスコカップの予選についても、まだ突破が狙える位置で踏みとどまりました☆


残念ながら次回の清水戦はTV観戦(チケットは持っているので欲しい方差し上げます。。。)、その次のダービーは社員旅行のためTVすら見れない、とナビスコ予選は昨日が最後の観戦となってしまったのでした。
ので、何とか突破して決勝トーナメントに連れてってくださいお願いします!!

と、皆様に念を。。。念!

2008/05/23

気になるニュース

リーグ戦が中断し、代表候補の皆様以外は「3位堪能期間」に入った訳ですが、早々にいくつか個人的にはとっても興味深いニュースを拾ったので、雑感をば述べながらダービーに向けアイドリングしたいと思います。




日本からは4クラブ=新アジアCLサッカー(時事通信)

AFCチャンピオンズリーグ(Wikipedia)

2009年度からのAsia Champions Leagueの開催概要が発表されましたが、新方式では日本から4チームがエントリーできるとのこと。
J Leagueとしてその4チームをどのように決めるかはまだ明らかになっていませんが、ネットサーフィンした際には「リーグ戦3位までと天皇杯優勝チーム」てな情報もありました。
ということは、我等が東京がこのままリーグ戦を終えた場合、何と来年はアジアに。。。ああ、、、涎が、、、。

なんて妄想も止まらない訳ですよ。
なんてったって「3位堪能期間」ですから☆(爆)

でも、何にせよ出場へのハードルが下がることは逆に言えば出場への期待が増すことを意味している訳で。
そして、「優勝」と「残留」以外の新たなる目標が出来ることも素直に喜びたいと思います。

そんでもって来年は東京がそこに、、(ry





観戦を自動的に認証、記録 Jリーグに電子チケット(共同通信)

Jリーグ、ICチケット導入へ=集客促進狙い来年から(時事通信)

Jリーグ全試合対象観戦記録システムをJリーグ全クラブが導入 主要スポーツリーグ全体を対象とするICカード利用のシステムとして世界初(J's goal)

ワタクシの記憶が確かならば、SOCIOミーティングその他においても要望が出ていたチケットIC化。
来シーズンから段階的に導入して行き、2011年までには全てのクラブが導入を完了する計画だそうです。

具体的な取り組みは各クラブ主導となるようなので、東京としてはやはり希望が多い(と思われる)年チケから導入されるような気がします。
個人的には、現状の紙束方式もあまり不自由はしていないのでそこまで嬉しいということもないのですが、でも携帯やクレジットカードと一体化してくような気はしており、そうするとその内にSUICA/PASMOのFC東京Versionなんかが作れるようになるのか!? それはかなり欲しいぞ!!
と、ここでもまた妄想に胸いっぱいなわけであります。

、、、でも、これって各クラブ主導で導入していくってことはインフラ面の整備なんかは大部分クラブの負担になる気がするんですが、、、。
財政的に辛いクラブとか大丈夫なんだろうか??
東京についてはそこまで心配はしていないものの、それでもスタジアム問題など何かとお金がかかる話題が降って湧いている昨今、クラブの強化費などを圧迫してしまうことだけは避けて欲しいことは確かです。

まあ、もう発表はしちゃったことですし、これからどんどん具体的な内容が明らかになっていくでしょうから、この話題に関しては単純に楽しみに待ってましょうよと。
そんなところですかね。





経営面の審査内規を承認 J2への入会審査(共同通信)

このニュース自体は、今後J Leagueに入会するクラブの審査を厳しくしますよ、ってただそれだけなのですが、ワタクシの興味はそこには全然なくて、その後半部分。

テレビ放送権のCS部門を独占して多額の放送権料をJリーグに支払うスカイパーフェクTV!の契約者増に貢献したクラブに配分する。

これです。
要するに、スカパーにサポが大挙して申し込めばリーグから貰える放映権料が上がりますよ、とそういうことですよね??
これは、東京にはとっても有利なんじゃないでしょうか。

まず純粋にファン数が多い。
次に、東京都は人口が多い=販促活動しやすい。
ついでに、CS契約者も都民は多かったはず。

この辺を考えると、現状一律で貰っている放映権料が、少なくとも減ることはないだろうと思います。
ということは、単純に収入増となり、より強化にお金が使えて、ACLにも出て、またファンが増え、、、。
なんだ良い事づくめじゃないか!!

とまたも妄想が果てしないのでやめます。。。(本当はそんなわけはない)





最後に、しれっと夏場のビッグマッチの予定が正式決定してました。

<Jリーグ>J1第20~22節までの開催日など発表(毎日新聞)

 第20節 8/9 (土)名古屋・FC東京  19:00 瑞穂陸
 第21節 8/16(土)FC東京・浦 和  18:30 味スタ
 第22節 8/23(土)FC東京・東京ヴ  18:30 国 立

だそうです。
今のトコ、全部行けそうです。
名古屋はまだ行ったことないので、無事行けると良いなあ。

浦和戦はおそらく今のところ、今年唯一「味スタを満員に!」が成し遂げられる可能性がある試合。
まあ相変わらずあの人達は「数」にモノ言わせて好き勝手やってるみたいですが、是非ともガッツリ叩いて大人気ない田中君を黙らせたいものです。

それにしても。
どうしてリーグ戦のダービーを味スタでやらないのだろう。
個人的には物凄くこれが不満ですよ。
ダービーはベルディが勝手に味スタ使っているからダービーたり得るのではないのですかね。
それ以外は特に眼中にないわけですから。。。
6月のナビスコもそうですが、国立でやってもあんまり価値はない気がするのはワタクシだけでしょうかね?? 考えすぎか??



という訳で、徒然に書いてまいりましたが、正にその味スタで正真正銘行われる「ダービー」がいよいよ迫ってまいりましたよ。と。
当日はこんなこともやるみたいですね。
ワタクシは残念ながらお手伝いできませんが、御都合つく方は協力してあげて欲しいと思います。


とりあえず、今日から緑色のものは身につけない方向で!!




主力が出られなかろうが、
リーグ戦でなくナビスコだろうが、
俺の赤嶺が怪我していようが(号泣)、
ダービーには勝利あるのみ!!

2008/05/18

第13節:磐田1 vs 2東京



何故かキックオフ時間を一時間後の15:00と勘違いしていたため、スタジアムについた時間が1時過ぎ。
喫煙所で待ったりして席に戻ってみたら、既に選手がアップ始めてました。。。
試合開始には間に合ったから帳尻は合ったけれど、今季の観戦試合で初めてアップを見逃しましたよ(涙)。
当然既にゴール裏には席もなく、映像が見れなきゃただ邪魔なだけの大型ビジョン裏のコーナー席上から観戦。
まあ、眺めはよかったのですが。。。




前半は良い所も悪い所もあり、そしてその悪い所でキッチリと失点。(-_-;)
失点自体は今年はよく獲られているCKからズドン。と。。。

あの場面では怪我の功名とも言いますか、ワタクシの席からは塩田が飛び出しを躊躇したのがはっきりと見え、見事に叩き込まれてしまいました。
前節の失点のことがやはりまだあるのか、この日の塩田はパンチングの判断に非常に慎重。
まあ天気が良かったこともあるだろうとは思いますが、これまでCKの時にはほぼ飛び出してボールに対してアタックしていただけに、余計にあの「迷い」が気になってしまいました。

とはいえ、もっと気になったことはといえば、今日までのこの直近の3試合、明らかに相手の波状攻撃を受ける時間が今までよりも長くなっていることでした。
CKも2回、3回と連続するケースが多いですし、セカンドボールを拾われてどんどん押し上げられる、また、攻撃に移っても1つ目・2つ目のパスの出し手を狙われてDFラインでの横パスが多くなり、そのままどんどん位置を下げさせられる。

そんなシーンをこの連敗中何度も見てはいたのですが、今日、いつもと違う角度から見たことでやっとその原因が解った、現段階での東京の攻略法がワタクシにも解った、そんな気がします。

名古屋、柏、そしてこの日の磐田の共通点は、両サイドのプレーヤーがピッチの横幅ギリギリにワイドに張り出していることです。
東京は1トップ2シャドーで前線の選手がサイドバックを見る形にはなっていません。
当然、相手のこのような陣形にまず最初に対応する東京の選手は、徳永、長友の両サイドバックと云うことになります。
御存知の通り、東京のDFラインは伝統ともいえる4バック。サイドバックの攻撃参加がウリのこの陣形ですが、守備段階では相手のサイドバックを両サイドバックがみる。そしてそのカバーリングをみつつのCB2人は、そのポジションが両サイドに広がってしまいます。
そこで開いた真ん中をケアするために、浅利や梶山、金沢、今野といった3ボランチが下がり目になり、DFラインとその1つ前のラインの距離が非常に近い、いわば2重ラインの7バックのような状態になり、当然これによりボランチの前には広大なスペースが。
結果セカンドボールをどんどん拾われて、、、という展開になってしまう。
また、そのように陣形が横方向に引き伸ばされているため奪っても選手間の距離が大きくパスがリズムよく繋がらない。
この日は今野や梶山がうまくサイドチェンジを仕掛けようとしていましたが、逆サイドにボールが出てもそこまでの距離が遠いのでなかなかフォローにいけず、その間に囲まれてしまって手詰まりにってしまう。
そんなシーンが多く見られました。

また、今季注目のパス回しによるポゼッションですが、最近は連敗のせいも選手の質のせいもあると思いますが、安全な方へ安全な方へと繋ぐ傾向が強くなっており、確かにボールは支配しているのだけれど怖さがない、そんな状態も特に前半は多く見られました。
このため、最近の試合後JFK監督も選手もよく口にしていたように、ゴール前での閉塞感、というか、何となく「匂い」が漂わない、そんな状況が生まれやすくなっていたように思います。

しかし後半、そんな雰囲気を一変させたのが15番。エメルソン。
彼の投入後、東京のボール回しは明らかに「ボール保持」から「ゴールへ近づく」ためと、その本来の目的へと目に見えてシフトしましたね。
羽生と同じように細かく大きくよく動く選手ですが、使われるだけでなく周りを使うことも上手い。
そして何より多少相手がケアしている所へでも積極的にボールを動かし、またそれを受けなおして局面を打開していく、そんなシーンは本当に見ていて愉しかったです。
羽生とカボレの感覚がまだ上手くあっていないのか、エメ投入直前にはカボレが珍しくやさぐれたような態度になってJFK監督に大声で注意されてましたが、エメが投入された途端にいきなりまた動きが活き活きしだしたのが個人的にはかなり面白かったです。

シーズン当初に怪我で離脱していたこともあって、まだ対戦相手の面々にはエメの特徴を研究されていないようなので、しばらくは相手にとってかなり厄介な選手になる予感。
特にこの後は梶山・今野と底の選手が抜けてしまうので、エメ・羽生の連携を深めつつナビスコ、いやダービーでの大捲りを目指して欲しいです。






「俺の」赤嶺はトーチュウの期待通りw、2得点。
ああいうゴールが彼の真骨頂であり、そして同時に彼が評価されずらい理由となっている訳ですが、そこ!!という場所にいてキッチリ決めるというのはやはり流石の一言。
今シーズンは既に公式戦8ゴール、そしてその内5点が磐田からと言う事で何とも素晴らしいっちゃあ素晴らしいですねえ。
カボレとの連携はおそらくチーム内でもっとも良い状態にある感じですので、引き続きカボレを活かしながら自分も活躍する方向で得点を重ねていってもらえれば言うことなし!
出来れば今回は代表に読んで欲しくないなあ。。。

後この試合で非常に面白かったシーンは、後半35分過ぎに金沢out→石川inという交代が行われてからの布陣。

ふと気がつくと、藤山が左のサイドハーフの位置に。
あれっ? と思って最終ラインを見ると、その藤山がさっきまでいた位置には今野が入ってました。
試合後の記者会見でもJFK監督が「想定しいた布陣」と言っていましたが、そんなことは知る由もないワタクシは現地で頻繁に右に流れてくる西と駒野の強力な右サイドを、前から赤嶺、藤山、長友で蓋をしてしまう作戦かなあ、と解釈させていただきまして、とても面白く見させてもらいました。
こういう「戦術的なポジションチェンジ」も今季は頻繁に見ることが出来て、非常に興味深いエッセンスが90分の中に沢山詰まっているように思います。

そして、藤山、金沢、浅利といった選手たちは、なんだかんだでJFK監督が志向するモノに対して欠くことのできない存在なのだなあ、と改めて認識させられます。
藤山なんていつの間にか日替わりCBの「軸」になってしまっていますよ。(モニ、頑張れ!!)
各人それぞれ弱点はもちろんあるわけですが、それでも自分の長所を最大限に活かし、またチームの志向する方向にそれを素早くチューニングすることで、本当に頼りになる存在です。
ベテランがいい味を出して、若い選手がのびのびとプレーしている。
何だか3位という現順位よりも、開幕から2ヶ月、リーグ戦が1/3を消化した今、そうやって好循環でチームが回っていることが個人的にはとても嬉しく、また新鮮ですよ。笑


兎にも角にも。

これでなんと3位でリーグ戦は中断。
1ヶ月と1週間後のプレミア千葉戦までこの順位です。

まあ、中断明けは千葉、浦和、鹿島、G大阪と厳しい試合が続くので、この一ヶ月は心ゆくまで3位を堪能しようと思います☆笑

2008/05/16

アマの前にアマはなく、アマの後にアマはなし。



というわけで、AMARAL FINAL MATCHにももちろん行ってきました。

前日の柏戦が17,000人ちょい。

そしてこの日は15,000人だそうな(主催者発表)。
無料とはいえ、これだけでも我等がKING OF TOKYOの功績が判ろうかというものです。
かく云うワタクシも、油断して13:30くらいにスタジアムに着いたんですが、メインスタンド1Fはほぼ満席状態で本当に吃驚でした。




初めて見るデカユニの下には、「芝を大切にしない味スタ社長。サッカーファンを舐めるなよ」との弾幕が無味乾燥な東京スタジアム社長の挨拶に合せて掲げられ、ブーイング。

うーん。
気持ちは解るし、その想いには賛同したいのだけれども。。。
この日のこのタイミングはちょっとちがくね?? と正直思いましたね。






フェアプレーフラッグもアマラオ仕様かと思えば、御本人はカートにアジパンダタンデムで登場。
何だかJFL臭いぞ。と笑ってしまってごめんなさい。




メンバーは錚々たる顔ぶれ。懐かしい顔ぶれ。
ゴール裏も同窓会的な雰囲気で良きかな。




前半は元日本代表ばっかりの中でパスをまわしてもらうアンバサダーw

で、ゴール裏はシュートふかしたアンバサダーにブーイング。大爆笑!

前園、ドリブル上手いねえ。
相馬はまだ現役でやれるんじゃないでしょうか。
狙ってピンポイントで蹴れるあのクロス、うちの選手に教えてあげてください。。。

とはいえ、アンバサダーに無理やりボールを集めすぎてリズムに乗れないアマラオフレンズ。
綺麗に通ったパスも堀池が止める止める。
で、東京レジェンズがカウンターからあれよと2点を決めて前半終了。
個人的には理想的な展開です。




ハーフタイムには東京に愛された選手たちがいっぱい登場。
ジャーンも阿部ちゃんもユキヒコも初代"俺の"宮沢も元気そうでしたが、何と言っても一番嬉しかったのはケリー!!
インタビューを集めてくれた方、本当にありがとうございます(涙)




後半は青赤を身に纏って走り回るKING OF TOKYO。

引退試合でもDFラインまで戻ったり、そこから一生懸命前線に上がっていくアマのプレースタイルは在りし日とままでした。
前半同様外しに外したものの、最後にはキッチリ決めたところもアマっぽくて嬉しかったです。笑




後半は気を使ってボールを集める相手がいなくなり、解き放たれた元日本代表チームが攻める攻める。
まあ、、、元々の個人的な実力は絶対的に差があるわけなので、ある種当然といえば当然。
圧倒的に攻められて2点を返され、アマの得点が結果的に決勝点になるよう、しっかり辻褄を合せてくれました。笑

東京レジェンズでは、恥ずかしながら奥原ヘッドのプレーは実は初めて見たのですが、まさにファンタジスタのそれで、とても印象的でした。

これは梶山にあれだけ過剰な期待がかかるのは仕方がないなあ。。。
そして同時に、梶山にはそれだけの価値があることも、この日の奥原ヘッドを見て再確認。
東京の10番の伝統を紡いでいってもらいたいですね。

で、ハイライトはやっぱり最後の5分。

KING OF TOKYOとハラヒロミのレジェンド2トップが実現!!

でもヒロミは決定機を2度外してブーイングされwww
平山と変わらないぞーw




試合終了。
挨拶するアマラオ。

爽やかに終わったかと思ったら「移動シマス。」って言って『アマが東京にいる限り』を唄いながらゴール裏前に移動。 ←大爆笑
唄って踊れるアンバサダーですなw




拙い日本語で、一生懸命喋る。
聞き取れない部分もあったけど、その気持ちが伝わって、恥ずかしながらボロ泣きしてしまいました。

ワタクシがアマに出会った時、彼はもう全盛期を過ぎてしまっていたけれど、当時東京を実力以上に魅力的に見せたその直向きさの中身は、間違いなくアマラオというプレーヤーに多く寄与する部分があったと思ってます。
そしてこの日、アマのために集まった東京のOBたち。
東京と共にJ Leagueに上がれなかった人も、この味スタでプレーすることが出来なかった人もいる。
そんな彼らのプレーをもう一度見ることが出来て、本当に良かった。








沢山の花束を受け取り、誰よりもカッコイイシャーを決め、サポから渡された王冠を戴いて、フミタケとヒロミのシャー(フミタケのシャーはカッコイイ! 最後のエンブレムにキスも素敵でした)に背中を押されながら、本当に名残惜しそうに、ゆっくりと我等のKINGは去っていきました。

土肥が来てくれたのは嬉しかったですね。
コールをして上げられなかったのは、やはり私たちの意地でしょうか。
彼との物語は、やっぱりこれからも続いていくのだな。
そんなことを思ったりもして。


なにより。
あんなに「アイシテル。」「アリガトウ。」って。

こんなに幸せな時間をプレゼントしてくれて、お礼を言いたいのはこっちの方です。

KING OF TOKYO AMARAL。

心から、心からありがとう。


we'll never let you walk alone.

love.

第12節:東京0 vs 1柏



忙しさにかまけていたら、いつの間にかもう週末です。
という訳で、駆け足にエントリを上げてみます。

とはいえ今週は色々な事がありまして、柏戦についてはかなり忘却の彼方なんですが。。。

そんな中でも未だに印象に残っているのは、「怖さがなかった」という点でしょうかね。
これは当日スタジアムで見た際にも、その後リプレイ@JSPORTSで見た際にも思いました。

何となく攻めているんだけれど、ゴールの匂いがしない。

シュートは打っているんだけれども、攻撃は非常に淡白。

悪天候とか疲労とか。まあ要因は色々在ったんでしょうが、それはお金を取って見せるものではないですよね。
特にホーム試合なのだから、もっとガツガツ、ギラギラしたものを見せて欲しかったなあ。というのが率直な感想でした。


2試合連続無得点ということで、連敗以上に此方の方がショッキングといえばショッキングですね。
今季は毎試合点は獲れていただけに、ここで悪い流れを断ち切らないと、攻撃は結構ズルズルといってしまうこともあるので、磐田戦はとにかくどんな形でも得点を! といったところでしょうか。
いい形で中断期間に入りたいものです。




勝とうが負けようが、やはりグッズは買い漁っている訳で。。。

予告通り『City Bred Two Colors』と、今シーズンヴァージョンのタオマフもゲット。
タオマフは赤嶺24はないということで、10番を購入しました。
それにしても、まずはタオマフをゲットすべく開門前にユーロスポーツに駆け込んだんですが、何と既に10番だけが売り切れ。。。
梶山どんだけ人気あるんだよ、と。
結局スタジアム内で無事購入できたのでよかったものの、もうマフラーでは暑い季節になってきているだけに、買えなかったら本当にブルーだったろうな。。。


そういえば、話は変わって。

チームの調子はここへ来て下降気味ですが、ワタクシのSOCIO増員草の根活動は地道に成果を上げていますよ☆
柏戦後、同行者の一人から後半戦年間チケットに申し込んだとのメールが!
彼に関しては、招待→開幕戦→5ゲームズチケット→後半戦年チケと非常に順調な洗脳っぷりでありましたw
これで後は来季年間チケット、と行きたいところですが、実は彼、まだ東京の試合を観戦して勝ち試合を見ていない、眠らない街を唄ったことがないのです。。。

明日は遂にアウェイ初遠征となりますので、何とかここで彼の不勝利記録も止めて、スッキリと祝杯を挙げたいところですよほんとにもう!

2008/05/09

City Bred Two Colors



柏戦を前に、個人的には非常に嬉しいニュース。
この曲、欲しいと思っていたんです。
というか、この曲、クラブのオリジナル曲だったんですねえ。
知りませんでした。

今日初めて見たジャケットのデザインも、個人的にはお気に入りです。
オフィシャルグッズのデザインてば、ここ1年くらいで急速にカッコイイモノが増えているような。
いいですねえ。

他にも、今年製作されたオリジナル曲達が、F.C.T.O.K.Y.Oの順に収録されていると言うことで。
普段味スタへは車で通っていますので、試合前のいいブースターになりそうです。
選手入場曲などは普段チャンとを歌っていてあまり聴いていないので(苦笑)、これを気にじっっっくりと聴きたいな、と。
とにかく明日は、きっちりゲットしなければ。

それにしても、今年はグッズの売り方が劇的に上手になった我がクラブ。
毎月の記念グッズ以外にも、新アイテムを小出しにアナウンスして売る辺りが、こちらとしてもついつい「お。次に行くときはこれ買おう」となってしまう、という。
ワタクシだけか??

でも、売れ行きも体感レベルでは好調なんじゃないでしょうか。
新アイテムは入場後即買わないと基本的には売り切れてますからねえ。
そんな効果もあって、明らかに去年までより一観戦あたりの支出が多いです。
今年は相当強化費をチームに支払っていますよ。個人的には。

クラブの収益も、今年はいいんじゃないでしょうかね。
ここまで観客数は微減位じゃないかと思いますが、ほとんど(15000人くらい)がリピーターだと思いますし、ワタクシのように客単価が上がっている人が多い気がしますので。
「10周年」なんてイベントごとがない来季以降も、都民は基本的に他の地方人に比べ金持ちなんだし、J Leagueのファンは30代以降の男性が多いのだから、金は持ってる訳ですよ。
どんどん工夫して客単価を増やしてもらいたいですね。




さて、話は変わって。



柏戦の翌日は、アマラオ・ファイナルマッチです。

ワタクシが東京ファンになる前から、東京を愛していたアマラオ。
ワタクシが東京を愛し始めてからも、いくつもいくつも記憶に残るゴールを決め、KING OF TOKYOとして東京を引っ張っていたアマラオ。
今でも都合がつけば味スタにやってきて、東京を応援してくれるアマラオ。
そしてなんと、夏には映画になってしまう。
ブラジルでも日本でも、東京の関係者以外にはちっとも有名じゃないのにこんなにも愛されているアマラオ。

東京のほかの誰よりも、彼のオリジナルシャーが一番絵になる男、アマラオ。
彼の、おそらく味スタでのラストダンスが、いよいよ行われます。

まあ、「ダンス」といってもきっと拙いステップだろうなあw

素直に「凄いなあ」と思うのが、この試合を実現させたのはクラブ関係者ではない、ということ。
そして更に、上記のチラシを配布してくださった方は「有志」であり、またこの「試合を実現させた人」サイドとは全く別の方々である、ということ。

この事実だけでワタクシにとっては充分感動的だし、そして日曜日の試合が、たとえ天気が悪かろうとも感動的なものになるだろうと確信を持つに充分なのです。

本当に感謝の気持ちでいっぱいですよ。
心から、ありがとうございます。




それにしても、今年はweekdayが晴々、週末は荒天っていうのが何となく多い気がするんですがね。
気のせいか??



土曜日・日曜日と愉しい週末になりますように。


では、明日も味スタでお会いしましょう。

2008/05/06

第11節:東京0 vs 1名古屋



うーん。。。

やっぱり甘くなかった、といえばそれに尽きますね。。。
出来ればもうちょっと浮かれていたかったのですが、残念です。。


まあ結果論としては、祐介のPK失敗が痛かった、ということになるのかもしれませんが、内容的にも、そして現状における実力的にも、妥当な結果かと問われればイエスと答えるのが正しいところでしょう。


ハーフタイム、アップ中の祐介。



試合終了後、失意の祐介。
次頑張れ!!


だた、1ヶ月前のあのマリノス戦のように、圧倒的な「力負け」かと問われればそういう訳ではなくて。

個人的な印象を言わせてもらえば、特に前半は、梶山が欲しいなあ。というような展開でした。
彼がいないと、中盤でのパス回しがどうしても一本調子になってしまう。
今野も、一生懸命逆サイドを意識して展開しようとしているのだけれど、どうしても正直すぎてカットされてしまう→どんどんリズムが悪くなる→自信を持って回せなくなる みたいな悪循環。

やっぱり、どんなに調子が悪くとも、どんなに揶揄されようとも。このチームは梶山のチーム。
もちろん彼の代えというのはいないのだけれど、五輪では確実に持っていかれることを考えると、やはり彼が不在の場合のやり方というのをもう少し工夫しないと厳しいなと。
たらればをいっても仕方がないのですが、どうしてもそこに想いが行ってしまいますねえ。


後、他に気になった選手について何人か。

羽生はトラップが足についてなかったりと、低調な出来。
上手くチームの流れに入れませんでしたね。
スタジアムで見ていたときはどこか負傷しての交代かとも思いましたが、改めてリプレイを見てみると、前半で代えられても仕方がないような。
まあ監督としては期待して怪我明けながらぶっつけで出場させたんでしょうが、それに見合う結果を残せなかったのは残念でした。
まあこれについては本人の想いはもちろんあるでしょうが、ある意味起用した監督のせいだと思います。
いくら彼の理想を体現するための核となる選手とはいえ、もう少し考えて使ってあげてもよかったのではないかなあ。と思いますね。
この辺は、反省していただきたいと思います。


栗澤は、評価が難しいですね。。。
MXのリプレイで前田氏も仰ってましたが、前半ゴール前でカボレに出した浮き球をカボレが胸で返した、それをもう一度カボレにリターンしてしまったシーン。
あの辺りが常に言われるところの、彼にとっての最大の壁でしょうかね。
今日のような競った試合になると、どうしてもリスクの低いプレーを選択してしまう。結果として怖さがないというそういう評価になってしまうのがとても残念。
彼としては積極的でない訳ではないと思いますが、それでももう少しゴールに向かうプレーを見たいです。


徳永については、一度スタメンを外してみるのもいいのではないかと思ってしまいますよそろそろ。
別に長友の方がいいとかそういう意味ではなくて、今彼はゲームに対して「全身全霊で」プレーできていないと思うからです。
結局、ゲームの最大にして唯一の目的は「ゴールを奪って勝つこと」だと思います。
FWであろうとDFであろうと、その目的の為にプレーをしなければいけない訳で、その為に時にはリスクを必要とすることもあります。
この日は藤山が不器用なパスをカットされながらも何度も相手のパスを掻っ攫っては前線に上がる場面が見られました。
彼には、その意味と、そしてその時の藤山の想いを、どうか真剣に考えてもらいたい。
今日の徳永のプレーにはお金を払って見に来る価値はなかった。とワタクシは思います。
それくらいこの日の彼のプレーにはガッカリでした。










今季初めて30,000人入った試合で、勝利したかったのが本音ではありますが、我々が今シーズンを迎えたときのことを思えば、そして現在の我々のチームの状態を冷静に見れば、これでよかったのではないかという想いも正直あります。
まだまだ首位になんて立てるチームではない。(まあ、かといって浦和が現状首位に居るのに相応しいチームかといわれれば、そんなことは微塵もないと思いますが)
そして、現状では優勝争いに参加できる状態でもないと思います。

ここからまたコツコツ積み上げていかなければ。
積み上げて、積み上げて、秋まで粘り強く取り組んでいかなければ。
言うまでもなく、それが一番大事なことです。

ゆえに、次の柏戦が、そしてここから続くこの5月の過ごし方が本当に、本当に大事になると思います。
特に次戦は、絶対に連敗できない、してはいけない試合。
監督・選手・そして我々ファンにとっても、ある意味今シーズンを占う一戦になると言ってもいい。
連戦をいい訳にせず、よい準備をして欲しいとチームに対しては望みますし、また我々に対しては、一丸となって最大限のサポートを!! ただ、ただそれだけのために、気持ちを合わせて土曜日を迎えたいと思います。


最後に。

長友の怪我が、大事に至らないことを祈ります。

山場前には

さくっと大宮戦のリプレイ@JSPORTSを見て、ここ最近の前夜の儀式である富士そばのカツ丼を食べにわざわざこんな深夜に出歩いてきましたよ、という阿呆ですこんばんわ。

JSPORTSの解説はヒロミだったんですねえ。
その愛のある東京評に、そして愛くるしいリアクションに(平山がこけた例のシーンでの「お、いけるかな? あら~~」にはマジで笑わしてもらいました)すっかり嬉しくなってしまったり、また東京の狙いも的確に読み取ると同時に、「大宮は今日は悪かった」と断言してしまうところに名解説(なのか!?)の片鱗を見た気がして妙に感心したりもして。
徳永や梶山、平山に対する厳しいコメントはやはり元監督だからでしょうかね。
遠藤とはえらい違いですまったくもう(怒)。

ちなみに、長友のことは「頑張りやさん」って言ってました。笑


さて、話は変わって、日も変わって明日は個人的に前半戦の山場と見ていた名古屋戦がいよいよ行われます。

我々が最も気を揉んでることを察したオフィシャルからも、芝の状態について報告が出てましたね。
、、、ってか、あれは「大丈夫!」と自信を持って言える状態なんでしょうかね。。。
何やらモノを置いたときに使ったと思われる支柱の後(鋼鉄の犬の足跡みたいなヤツ)が大量に映りこんでいるんですが。。。

とはいえ、そうはいっても時既に遅し、明日の15時には間違いなく味スタで試合が始まります。
後は選手の無事を祈り、東京の勝利を信じるのみ。

相手のことを考えないならば、東京サイドの第一義的なポイントは、「梶山不在」ということだと個人的には思います。
彼の代わりに誰が、逆サイドへの長い展開を担うのか。
それとも、それとは別の方法論を選択するのか。
JFK監督の手練手管に期待するところの一つです。

そしてもちろん、相手との兼ね合いも。
おそらく羽生が復帰したとしても、中盤の構成力はほぼ互角だと思います。
で、どちらかというとサイドが強い名古屋に対して、中央に比重がある東京という図式になるでしょうか。
この辺も、誰をどうマッチアップさせるのか、最近はゲームが始まって種が明かされるまで、本当に楽しみな要素の一つですね。

いずれにしろ、ここ2試合続いたような受ける展開にはならないような気がしますし、またなって欲しくもない。
それこそ打ち合ってでも、ホームで「美しく」勝ってもらいたいです。


オフィシャルにアップされていた長友の日記が素晴らしくて、俄然気合が入ってきましたよ!
早くブログ始めたほうがいいんじゃないか。。。w


では皆様、また後で、味スタでお会いしましょう。

2008/05/04

第10節:大宮0 vs 3東京


「出来すぎ」の出来で、なんと瞬間的に首位になっちゃいましたw


NACK5スタジアムはゴール裏が最も大きく、バック/メインスタンドが小さいという構造。
その為量ゴール裏の圧力はなかなか。スタンドの勾配もなかなか。
大宮は好調のせいもあってか、昨年埼スタで見た時よりも俄然「ホーム」の雰囲気になっていて、何だか嬉しくもありました。

これで味スタにももっと沢山お越しいただければ、万々歳なんですが。笑


今朝トーチュウで確認した所、ボール試合率は42%しかなかったんですねえ。
まあ確かにほとんどの時間大宮が攻めていた印象で、冒頭に書いたとおり、「出来すぎ」「上手くいきすぎ」「はまりすぎ」な3-0勝利でしたが、でも試合後選手たちが口々に「狙い通りだった」と言っていたように、確かなゲームプランがあり、それを遂行しきったからこその3得点だったのだと思います。
でも出来すぎですけどw

この日は当初のチケット争奪戦に敗れてしまったため、知人を通じて大宮側のメイン招待券(1000円/人分の食事券つき)を入手してメインスタンドのほぼ真ん中あたりで観戦となったんですが、試合が始まって気付いたら後ろの席に羽生やらナオやらエメやらみんないる!!
得点シーンでは彼らもワッショイもしてましたwww


この試合がMovingだったかと問われれば、確かに大量得点した割にはそれ程でもない試合ではありました。

が、試合後のインタビューでの、JFK監督へのその質問はちょっと的を外しているのではないかと。

ここ数試合、目指す方向(Moving Football)と違っているのではないか?

確かにこの試合では、ショートパスを中盤で繋いでゴールを奪う、というシーンは皆無に等しかった。
でも、あの1点目が生まれる前、「狙い通り」としたり顔で言った藤山が、「イメージ通り」と胸を張った裏に走る梶山へとロングフィードを蹴るその前までに、東京が何本のパスを繋いだのか、大宮ゴールに向かってピッチの右中央から左前、もどして中央、右後ろ、という所までしっかりボールを繋ぎ、そして最後がロングボールだっただけという事実を、この記者の方は完全に見落としているような気がしてなりません。
あのシーンはゴールも非常に難度の高いものだったけれども、そもそもDFの藤山がボールを持った時点で決して足の速い選手ではない、裏に抜けてゴールを奪うタイプではない梶山があそこに走りこむことが出来た、その状況を作ることが出来たというところに、今シーズンの我々の目指すスタイルが着実に積みあがっているということを実感できると思うのは私だけでしょうか。

更に言えば、「ゲームプラン」というものを試合毎にキッチリ設定して、それを遂行して勝つ! なんていうことがここ数年なかった訳です。残念ながら。
それだけでも個人的には隔世の感がありますし、更にその上で、自分たちの特徴もしっかり表現しているのだから、そんな揚げ足取るような質問せずにもっと評価してくれてもいいと思うのですがね。



まあ何はともあれ、これで今月最大の山場と見ていた次節ホーム名古屋戦に、いい形で繋がりました。

梶山が出場停止、ピッチは凸凹(マジで不安)、名古屋は3連敗でモチベーション的に入れ込んでくることが予想される、更には今季観戦試合で何と未勝利(!)の友人が観戦予定、と不安要素も満載ですが。。。
祐介も復帰(平山より全然期待感あったなあ。。。)、ナオも羽生も復帰間近、そしてホームではいまだ負け知らずという好要因ももちろんある訳で。

何度も書いてますが、この大宮戦は本当に「出来すぎ」だったので、選手もサポも浮かれ過ぎずに次の試合に望むことが大事。今まではこうやって浮かれるとロクなことがなかったのでね。。。

要するに今年の中途半端なGWが、東京的には勝ち点がっつりな黄金週間になるよう、いい形で締めくくってもらいたい。
とそういうことです。




あ!

首位だった順位表のキャプチャ取り忘れた!!www