2009/03/30

ナビスコ第2節:東京1 vs 0神戸



とにかく勝った。
ただただ、それだけの試合でした。

この日は前日までの超強行スケジュールのためにどうにもこうにもゴール裏で応援できる体力が最早残っていなかったため、今季初めてのバックスタンド観戦となりました。



バックスタンドから眺める度に、まあ色々あるけど、それなりにいいゴール裏じゃないかな。
とそんな風に思います。

天気が良くて、お陰さまでまあいい日向ぼっこになりましたが、肝心の試合の方は、、、。

前半。シュート0本(正確には梶山がバイタルから打ってDFに当たったのがあるので、まあ1本ですかね)って。

東京はここ数試合の流れをもちろん踏襲して、前線にボールを運べないサッカーが続きます。
全体が押しあがる前にセンターライン付近でボールを失ってしまうので、そこからはハーフサイドゲームよろしく、相手が一方的にボールを回す展開。
神戸の攻撃陣に一切迫力がなかったため、何とも見所のない、ただ中盤でパス練習しているような、本当に寒い試合内容でありました。



もっとも、つまらない試合でも愉しんでしまうゴール裏にしてくれたのは、この人の登場のお陰でしょうか。
後半開始直後から途中出場すると、もう試合の応援、というよりは「規郎いじり」でしたねーwww

「規郎! 規郎! く○っ○れ!!」

「銭ゲバ! 規郎!!」

昔良く見たように、FKを大きくふかせば、
「ホームランホームラン、規郎!!」

いやあ、愛されてますねえ。
試合後はキッチリ規郎コールにかつてのチャントまで贈って、どんだけツンデレなんだ、と。笑

この日はサッカーの試合、というよりも、規郎をいじりに味スタにいった、というのが正しいところのような。
そういう意味では、彼のお陰で救われた気がします。



MOMは間違いなく神戸の20番だと思いますが(笑)、東京側で敢えて選ぶならばむっくんでしょうか。
前半からチーム全体が自陣に引きこもる中で、両チームを通じても、一番積極的にチャレンジしていたように思います。
もちろん、ミスもたくさんありましたが、彼の意欲が最終的に大竹(この日は本当にゴールの前後以外は消えていた)のゴールを引き出したのかな、と。

方々で書かれている通り、この日のピッチの上には、梶山、大竹、椋原、権田とユース出身者がずらり。
ベンチには吉本も入っていました。
試合の2時間前、携帯に送られてきたメンバーを見たときに、本当にワクワクしたものです。

もう少し得点を取れれば、草民も見ることが出来たかもしれませんが、それはまた、今後のお楽しみ、ということで。




正直な話、このままいくと、次のホームゲームである鹿島戦では、凄惨な光景を見せつけられる結果になる可能性が濃厚でしょう。

繰り返し書いていますが、現在の東京はチーム全体として、またパスの出し手と受け手や、DF時のボール奪取までのイメージなど、全てが「繋がっていない」状態です。
僅差で際どくゲームをものにしつつ、調子を上げていけるのか。

監督の手腕が問われているし、選手の意識改革が待たれます。




磐田戦、ワタクシたちは、何を目撃できるでしょうか。

2009/03/26

ナビスコ第1節:柏3 vs 1東京



4失点、3失点、3失点。

負けた試合、3つ合せて早くも10失点とは、流石に笑うしかないという感じです。
だんだん、3失点とかになれてきている自分がいるという事実に、今日は少し驚いてしまいました、、、。

しかし、弱いですねえ。

実に弱い。


自縄自縛。


今の東京は、これに尽きると思います。

狭い方へ狭い方へパスを出す。

ゴールに背を向けて、後ろ向きにプレーしている。

失点しては前掛りになり、カウンターを喰らう。

自分たちで、どんどん試合を難しくしてしまっている。そんな気がします。


写真の通り、今日はピッチに近い高さの席を確保したこともあって、TV中継を見るときのような俯瞰的な分析や感想を持ち合わせることは出来ないのですが、そんな平面でゲームを見た感想としては、「結局、どうやって攻めるかというアイディアがないのでは」というとても素人がプロの選手に対して抱いていいとは到底呼べるべくもないものでした。

今、ワタクシたちの愛する東京は、こういってしまうと非常に申し訳ないのですが、とても「チーム」と呼べる状態ではないように思います。

これは、思い出すのすら気分が悪くなるあの浦和戦の際にも確か覚えた感想でした。

スタンドからみていても、個々の選手は非常に頑張っている。

羽生は縦横無尽にピッチを走り回っているし、徳永の状態はさっきに比べれば雲泥の出来です。

佐原はなんども水際で相手の攻撃を跳ね返しているし、モニはコチラから見ても絶対に非難できないほど、一人で広大なエリアをカバーしている。

平山だってカボレだって梶山だって、個人個人のレベルではワタクシたち観客がため息を漏らすような、思わず唸ってしまうようなプレーを1試合で何度も何度も見せてくれているのです。

権田も、ナオも。みんなみんな、それぞれに必死でやっているとワタクシは心から思っています。


でも、それだけでは「チーム」ではない。
そのここの頑張りが有機的に作用して、一つのベクトルに収斂してこそ、チームスポーツでいうところの「ゲーム」になるのではないか。
WBCのあの素晴らしい代表チームのゲームを見た後で、ワタクシは、そのような感想を持っています。

狭いエリアで崩して行きたいのも判るし、サイドでリスクを負ったとしても、中盤を厚くして攻撃を仕掛けたいのも判る。
ですが、その負ったリスクのカバーはモニが一人でやっている。
梶山が、平山がキープしても、マークを背負っている選手の足元しかパスコースがない。
羽生やナオがスペースに出ても、それをほとんど使えていないなど、東京は今現在、ピッチの上に1つの大きな絵を全く画けずにいる状態である。そのようにしか、ワタクシには見えないのです。

これは、DF面でも同じことだと思います。

平山やナオがフォアチェックをかけて、パスコースを限定する。
するとその後ろの選手は、ボールが「出ざるを得ない方向」に準備をして、どんどん相手のプレーヤーを追い込んで、そして最終的にボールを奪う。
そんな形が理想なんですが、今、東京の選手たちは個々が労を惜しまず前線からしっかりチェックに行っている。にも拘らず、後ろの選手はその後のシーンの予測が全く出来ていない。ボールがどこに出たかを視認した後で、そこに向かって労を惜しまずチェックに行く、そんなことの繰り返しで、一切効果的な連動したディフェンスが出来ていません。

攻撃でも守備でも、その2秒後、3秒後の予測を立てて動いていない、またそういうイメージをチームメイトと共有できていないために、どうしても最初の1歩が遅れる。
そのため、玉際で競い負ける。
攻撃に移っても、イメージを共有していないので、足元、足元になって、競い負ける。
よく、もっとボールに厳しく! とか、気持ちで! みたいな言われ方をしますが、それは決して選手が闘っていないのではなく、戦える位置にいないために、戦う武器を持っていないために、闘えないのだと。
少なくとも開幕から4試合終わった今、東京の選手たちはそういう状況下にある気がしてなりません。



今日の試合後も、少なくともゴール裏、ワタクシの周囲では一言のブーイングも聞かれませんでした。
ワタクシ自身も、「頑張ろう! まだ行けるよ!! もっと出来るよ!」との切なる想いと、そしてその場にへたり込んでしまいそうな自分自身を鼓舞する意味でも、精一杯の拍手を送らせていただきました。
ちょっとこれは重症であるし、また誰かのせいというわけでなく、もっと複雑な、構造的な原因があるようでなりませんが、またすぐに、試合はやってきます。

今日、後半10分くらいでしたか、交代させられた羽生キャプテンは、何を思うのでしょうか。
浦和戦も今日も、挨拶に来る時本当に痛々しいほど打ちひしがれた表情をしていたモニは。


あんな悪循環の無限ループを、仕事を早退してまで出かけた雨模様のアウェイの地で、1ヶ月の間に2度も見せられると、ちょっとどころじゃなく哀しくなってしまうのも、哀しいけれど事実な訳で。

ここから、何を目指していくのか。

まず、何をしなくてはならないのか。

そんなことがグルグル頭を駆け巡った、日立台からの家路でありました。




哀しいなあ。。。

2009/03/22

第3節:東京1 vs 0山形



「安堵した」というのは何も監督や選手だけでなく、ワタクシたちこの日スタンドに足を運んだ人間たちはきっと、半分どころかその全身に安堵感を纏ったのではないでしょうか。

かくいうワタクシも、前節・浦和戦の後、この1週間は本当に暗澹たる気持ちで過ごしました。
サッカーの話題に触れるのも嫌、ACLでガンバがソウルに4-1で勝とうが、リバプールがマンUに4-1で勝とうが、そのスコアから新潟戦を思い出してしまうだけで何の気晴らしにもならず。
かろうじて、WBC日本代表の快勝で相好を崩すことはあっても、「1日2日で溜飲を下げることの出来る野球ファンはいいよなあ、、、」などと悉くネガティブに陥る始末。
結局、blog開設以来初めて、実際に眼にした試合のマッチレポを書くことなく新たな週末を迎えるという状況になりまして、今こうして新しい、喜びに満ち満ちたレポを書きながら、私的に「1勝の重要さ」をまさに噛み締めている次第であります。

試合後、その活躍にチャントを贈り、シャーを共にすることは出来ませんでしたが、この日の勝利の立役者はやっぱりナオではないかな、というのが個人的な印象ですね。
コーナーキックのキッカーとしてボールを蹴った後、リフレクションして相手に渡ったボールをコーナースポットから猛然と戻って掻っ攫ったシーンや、得点シーンの他にも、決して守備が上手な選手ではないが、その足が攣ってしまうまで全力でボールを追いかけるその姿は、スタンドにも、そして間違いなくピッチ上のチームメイトたちにもポジティブな効果をもたらしてくれたのではないでしょうか。
山形が想定していたであろう作戦通りにサイドで数的有利を作れなかったのは、前半左の底の梶山から石川へ、ピッチを斜めに大きく切っる美しいパスを2、3本通してチャンスを作り、そうかと思えばいつの間にやら石川は左へ、カボレは右へという感じで相手のマークを上手く幻惑できたことではなかったかとワタクシ自身は思います。



それに、素人であるワタクシたちが見ても、絶対に後半15分で御役御免だろうなという、あのフルスロットルの疾走・躍動・全力のプレーは、あれこそ「プロのプレー」として賞賛すべきパフォーマンスだなあというのが、試合後祝杯を挙げた友人たちとの間での、ワタクシたちの一致した見解でありました。





そしてこの日は、今年の主役! 東京ドロンパに初めて再接近!!
いやあ、、可愛いなあ。。。



きゃわゆい、、、!



改めて、自分自身がマスコットにこんなにも胸躍る日が来るとは思いませんでしたが、可愛いものは可愛い。
今後の活躍を心から期待しています☆




山形は率直に、よく組織化された好チームだと思いました。
一人一人が自分の役割をしっかりと理解し、それを忠実に遂行していく、という感じでしょうか。
だからこそパスを回されていてもあまり慌てることもないし、チャンス見るや一気に退去してゴール前に飛び出してくる。
正直、この日はそこまで(というのは前2試合との比較において、ですが)危なっかしいシーンというのはあまり多くなかったのですが、それでもそういった時の迫力というのは素晴らしかったなあ、と。
実際、負けてもおかしくないシーンもいくつかありましたし。

ワタクシは基本的に判官贔屓な性向を持っておりますゆえ、是非とも頑張って残留を勝ち取って欲しいと願っております。




平山は異論ある方も多いかもしれませんが、ワタクシの目には「及第点のプレー」であったように思います。
が、後半、ジリ貧に陥ってしまった感があったのが若干残念でした。
前半は本当に効果的なプレーが出来ていて、得意の「何かやってくれそう」感がありありでていたんですが、後半はちょっと「そこはゴール前だろ!」みたいなシーンで自分から逆サイドに流れて行ってしまう場面もあり。
ただ、調子自体は良さそうだし、何より権田のキックは平山との相性はいいと思いますので、早いうちにゴールを挙げて、流れに乗って行ってくれるのを願うばかり、といったところではないかな。と思います。




そしてその権田君は、2009シーズン最初の「お立ち台」となりました。

自分の気持ちを自分の言葉でしっかりと表現できるところは、個人的にはとても好感を持てます。
塩田の痩せた姿を見る度に胸がいっぱいになってしまうワタクシではありますが、もちろん彼にとってはチャンス。
もちろんウノ-ゼロは彼だけの力ではないのは当然ですが(とはいえ、佐原が代わっただけで際どい場面もなんだかんだ点を取られずに終わったのは、やっぱり「気持ち」の問題なんでしょうか? その辺、判る方は是非御教示いただきたいと思います)、ワタクシの記憶が正しければ昨シーズンは最初に1-0で試合を終えることが出来たのは確か4月の札幌戦でしたから、1ヶ月近くかかっている訳で。
このまま上手く流れを掴んで、そして信頼感を高めて、塩田と本当の意味でのポジション争いをしてくれれば、ファンの複雑な心情こそあれ、チームとしては言う事はないでしょう。

何より、センターラインが安定することが安定した戦いを続けていくには一番大事な要素であることはそれこそ論を待たない訳です。
ようやくの初日。ここからどんどん高みを目指していってもらいたいものです。




そして。
この日最大のサプライズ。

メンバー入りしただけでも大いにワクワクしましたが、まさかあの場面でピッチに入ってくるとは正直思いませんでした。
確かに他にディフェンシヴな控えが(浄はいたけど)いなかったというのはあると思いますが、2-0くらいで、展開的に余裕のある場面でいわば「馴らし」として投入するつもりでのベンチ入りだと勝手に思っていたというのもありますし、またあの時間帯、流れを見た感じでは羽生は帰られないなあ、とワタクシ個人はそう見ていたので、、、。
ただ逆に言えば、それだけJFK監督の米本に対する期待が高いと言う事ですよね。
あの場面で、しかもどうしても今日は勝ちたい! という場面でキャプテンに代えて交代させた訳ですから、これは今後の色々な展開を見据えてのものだと、どうしても期待してしまいます。
まあもう少し平たく言えば、次のナビスコは彼の先発起用があるような、ないような。そんな予感ということですが。
今年最初に見た練習試合で、彼のポテンシャルに大きな衝撃を受けたのをしっかり覚えているので、この日の起用のされ方を見ると、実は梶山をトップ下に上げたのは実は米本を使いたいためじゃないのかとか、色々妄想が膨らみますね。笑

今野と長友が代表に行ってまたおかしなことになってくれるなと思うだけでなく、その間のナビスコカップでのダルシ、、、いや米本や大竹、そして椋原あたりの動向も、大いに気になるところです。




とまあここまで色々と書いてみてふと気付くのは、冷静に考えればたかが1試合、しかも昇格チームに勝っただけなのに、それなのにこんなにもポジティブに、そしてリズミカルにキーボードの上を指が踊るものなのだなあ、と。。。
東京の勝利が、新しい1週間を彩ってくれる。そんな素晴らしい事実さえ先週は考え付くことすらなく、「もうこのまま勝てないんじゃないか、、、?」とか本気で虚ろな気分になっていましたから。

サッカーファンとはかくも単純で、そして幸福な生き物だなあ。と改めて思うのです。

このまま、何とか4月の鹿島戦までは、波に乗って行きたいものです。

ようやく「始まった」私たちのシーズン。

頑張りましょう!!

2009/03/12

何度見ても、負けるものは負ける。

悔しい気持ちを噛み締めつつも、リプレイを見る。

判っちゃいるのですが、コーナーキック2本で2失点。
実況のヤツの「バーサス」「バーサス」も五月蝿ければ、失点する度に塩田の痩せた顔が画面に抜かれて切ない気持ちになります。
「またしても権田はゴールマウスに張り付いたまま」って。
あの位置に蹴られたら普通は出れませんよ。飛び出したら、それこそ致命的です。
それにしても、新潟の松下ですか。いいキック蹴るなあ。
マルシオとあわせて、セットプレーは大きな武器だと改めて思いました。

前半、やはり見れば見るほど、内容はいいと思うんですがねえ。。。
あの取られ方は、やっぱりチームの精神面に与える影響は非常に大きかった模様。
チーム全体がどんどん崩れて、流れを手放していく様子がVTRだとまるでストーリーがあるかのように、ありありと判ってそれもまた複雑な気持ちになります。


東京の開幕戦のリプレイを見る前に、磐田-山形のゲームを見たんですが、最終的に東京と同じような崩壊の仕方を磐田もしてました。
それだけ11人もが1つの集団を形成している場合、一度崩れ始めると持ち直すのは難しい、ということではないでしょうか。
それにしても、山形もいいセットプレーを持っていますね。
先取点のシーンなんか、完全に相手を型に嵌めてました。
平松は2失点目のシーンでは競れてもいなかっただけに、何とか修正して欲しいものです。

そして、その前に今週は浦和戦。
ここもまた、セットプレーに怖さがあるチームです。
まあそれもありますが、新潟戦の後半でも見られたとおり、3トップと4バックというのは構造的に相性が悪い。
その代わり、中盤では東京の方が枚数が多くなるので、そこでどのくらい相手を押し込めるかがポイントでしょうかね。
ただ、押し込まれた時の浦和の守備力はここ4シーズンほど折り紙つき。
逆に、鹿島戦で見られたように相手がポゼッションで押し込んできたところを奪ってカウンター、というほうが得点の可能性は高いかもしれません。

まあ、難しい試合になることは間違いなさそうですが、希望は捨てていないとはいえ、そろそろ勝ちたいものです。
どうなりますか。

それにしても、嗚呼辛い。。。

2009/03/08

開幕戦:東京1 vs 4新潟



皆様、明けましておめでとうございます。
本年も色々なことがあると思いますが、最後まで、元旦までしっかり歩いていきましょう。


、、、4点って。

試合後、挨拶に来た選手をブーイングで迎えた阿呆がたった1名、ゴール裏にいたようですが、どんな試合だろうと開幕戦でそんなことを出来る神経が個人的には信じられません。
それと、椅子を破壊するような輩も。

開幕戦、デビュー戦、4失点と並べられれば嫌でも思い出すのが2007年シーズンの広島戦(2-4)。吉本君が泣かされた試合です。
あの試合で始まったシーズン、確かに東京にとっても良いシーズンとはなりませんでしたが、ではその時の対戦相手であった広島はというと、夏の終わりに東京に5-0でしっぺがえされ、そして「何故あの戦力で?」とみんなに首をひねられながら、入れ替え先を経て失意のJ2降格となったのでありました。
個人的には今回の試合内容に関しては、相手が強かった、というよりも(確かに決定力はあった)、はっきり申し上げて単純に我々の自滅であると思っているので、これで「今季の新潟は違う」とか、「東京なにあれ?」みたいな意見にはワタクシは大変懐疑的であります。

まあ、シーズンは長い。と。

試合内容としても2点目を取られるまでの東京は決して悪くなかったと思いますし、攻撃面でもゴールに近い位置で昨年よりもスピードアップして1タッチ、2タッチで細かく回していくなど、かなり分厚く攻められている場面も多かったという印象でした。
ただ、前半のラストワンプレーや、得点直後に失点したり、そこから浮き足立って歯止めがかからずズルズルといってしまうという問題点は、やはり健在と言う事でしょうか。
特にこの日の試合では、セットプレー時の選手同士のコミュニケーションや経験、そしてDFラインの後ろからチームを支え、引いてはチームを安定させるという、シュートセービング意外でのGKの役割という面での、塩田の存在の大きさをやはり痛感せざるを得なかったかな、と。そんな気もしています。
ただ、思い起こせばその塩田だって、失点した時の切り替えや苦しい時の安定感・信頼感を得るまでに丸1年は悠にかかったんですよね。
雨の等々力で4失点したり、そのリマッチで7失点したり。そういった様々な試練を経て、昨シーズン、「守護神」としての立ち位置を確立させたわけですから。
権田には、ここからもっともっと奮起して、FC東京の次代の守護神の座を掴み取れる資格を得て欲しいなと、心から願っています。

あとはやっぱり、平松でしょうか。
初出場というのを感じさせないようなプレー振りで、総じて良くやれていたという印象はあったんですが、いかんせんやらかしたミスが全て得点に直結(CK、3点目に繋がるパスミス、4点目で裏を行かれてしまったところなど)というのがやはりいただけません。
佐原のグローインペイン症候群は、短期間で完治するような故障ではないので、たとえ復帰してもいつまた再発するかわからない代物です。
実際、患部を無意識にかばっているから、他の色々なところを違えてしまって負傷が立て込んでいる感じもしますし。
もちろん佐原本人の回復を願ってますが、平松、吉本あたりが出てきて欲しいと個人的には思っています。

逆に、DF陣の中ではモニが唯一意地を見せてくれたかな、という印象もあります。
大差がついた後半に猛然と攻めあがってきたシーンもありましたし、連携面で不安のある部分をカバーしようと非常に頼もしいプレー振りでした。
大敗の責任を感じて、試合後もうなだれる平松や権田の横を堂々と顔を上げて歩いていた姿は、ファンブックのインタビューで本人が「チームを引っ張る」といったその言葉を行動で示してくれていたように感じて、とても頼もしく思えました。
塩田・ナオ・モニの81年組が、今チームの核であることに疑いはないと思います。
今年はスタートから怪我なく、文字通りの「軸」としてチームを支えていってくれると信じていますし、また今後、何卒負傷することなく、一年間ピッチにたち続けてくれることを願ってやみません。頑張れ!


一方、攻撃陣はというと、まず率直に、今季の梶山は凄い。

確実に、昨年よりもレベルが一段上がっていると、素直にそう思いました。
本人の意識が変わったのか、それとも中で操縦している人が変わったのか、そこはよくわからないのですが、もしかしたら今季が終わる頃には、「彼一人のプレーを見るために入場料を払ってもいい選手」になってしまうかもしれない、なんてそんな予感すら覚えてしまうくらいのパフォーマンスを見せてくれたと思います。

ただ、この日の梶山が凄かったせいで、チーム全体の「梶山依存度」が、昨シーズン見て感じたそれよりも更に高くなってしまっているなあ、という感想も同時に持ったことも事実でした。
本人がレベルアップすればするほど、チームがより彼におんぶに抱っこ状態になっていくというのは、あまりいい状態ではないのは当然のことです。
相手チームとしては彼をまず潰せばいいと考えるでしょうし、また既に開幕戦でもイエローカードを貰ってしまいました。
チームとしてより「主導権を握った試合を」というのであれば、当然彼がいない時も多彩な攻撃が出来る、そしてもちろん彼がいる時にもう一人も二人もチームの攻撃を操れる選手がいることで、より多彩になっていくという場所を目指さなければならないと思います。
開幕戦では浄さんも好パフォーマンスでいい所に顔を出していましたし、今野(この日のプレーではそういった部分もちょっとは見えたように思います)や、出場は叶いませんでしたが大竹に期待をしたいところです。







晴天に恵まれた甲州街道を歩いて、味スタが見えてくる。
毎年開幕戦の日は、そんな景色に胸が高鳴って、歩いているだけなのに自然と顔がにやけてしまいます。



フードコートも、テーブルがあるだけで賑わいが増した気分になりますね。
お気に入りのケバブが、開幕戦の日に出店していて、嬉しかったです。




「お正月」の、味スタ。
色々な人に、「あけましておめでとうございます」と、御挨拶。
散らし寿司も頂いてしまいました☆

奥さん、開幕でちらし寿司ですよ、だだだ・・・

美味しかったです!!





ドロンパにも初遭遇。
ダンスがお上手。喋らなかったのは、声だけは散々不評だったからですかね?
今度は、もっと近くで会いたいですぞ。







これから毎週末、やきもきを、わくわくを、憤怒を、歓喜をともにしていきましょう。
今シーズンも、我々がチームを支えていくのです。

頑張りましょう!

2009/03/05

開幕へ。



いよいよ、2009シーズンの開幕です。
色々と不安なニュースやら話題やら要素もあるわけですが、それでもやっぱりシーズンが始まる、というだけで無条件に胸が高鳴ります。

カボレも戻ってきたし。

ドロンパにももうすぐ逢えるw

悲喜こもごも。喜怒哀楽が交錯するシーズン。
歓喜に絶叫することも、イライラが頂点に達することもあります。
目の前の出来事に、感極まって涙することもあるでしょう。
でもそんな季節の始まりは、いつも希望に溢れています。


そういえば、昨年のワタクシのシーズンへの目標は、「残留」でした。
幸い我が愛するチームは、とてつもなくいい方向にその期待をキッチリと裏切ってくれたために実際に残留争いに巻き込まれるといったことはありませんでしたが、それでも、2008年は残留さえ出来れば、あとはそれに続くシーズンへの礎を築くことが出来れば、それで充分だと本当にそう考えていたのです。

そして、その「それに続くシーズン」が、いよいよ始まります。

ワタクシが勝手に打ち立てた、東京の今シーズンの目標は、「アジア」です。
もちろん優勝するに越したことはありませんが、2010シーズンのACL出場を、まずは目指したいと思っています。

そしてその願いが成就することを信じて、今季はワタクシ自身もアジアに向けた取り組みを始めることにしました。
それが冒頭の写真です。

いかにもベタなんですが、今シーズンは東京が公式戦で得点を1つ挙げる毎に、この貯金箱に日本銀行券を壱千円ずつ貯めていくことにしました。

2008シーズン、東京のリーグ戦の総得点は50点。
ナビスコカップは14点、天皇杯は8点でした。
全てを合わせると、72点になります。

今年同じだけ得点を挙げるとすると、72得点×1000円=72000円になります。当たり前ですが。
これを、来る2010シーズンのACL遠征資金の足しにしようと考えております。
まるで、この為だけに昨季10周年記念クッキーを購入したのではないかと思ってしまうほど、実用的なアイテムに早代わり。
たった7枚しか入っていないから買わないなんて、そんな人は今すぐACL貯金を始めましょう!笑

我らがJFK監督は「世間から見たら非現実的かもしれないが、本気で優勝を狙う集団にならない限りは、そうではないことは起こらない。世間はだれもそう思ってないことを本気で思う。そういう集団になる。そうならないと、優勝争いはできない。」と言いました。
だからワタクシも、これは願掛けなどではなく、言霊などといったアミニズムでもなく、ただ起こるべき未来の出来事に備えて、今から準備をしようと思った次第です。

多くの得点を取ることは、当然優勝にも近づくこと。
ですからチームには、是非ともシーズン公式戦100得点を目指して、頑張って欲しいと思っています。


クラブにも、選手にも。

そして、ワタクシにも、貴方にも。


東京を愛する全ての方たちに、素晴らしいシーズンが訪れますように。

そして、味スタが東京を愛する人々で、満員になりますように。


You'll Never Walk Alone.


3月7日。
味スタで、共に唄いましょう!

2009/03/02

御礼。



昨日は、明大前LIBRE様にて盛大に執り行われた「なオフ会」に、不肖ながら参加させていただきました。
流石にブロガー諸氏の集いでありまして、今日はもう参加された方々がそれぞれに感想や様子を書かれていらっしゃいますので、面白エピソードはワタクシは何よりも一言お礼をと思った次第です。

会を企画してくださったinadafctokyoさん、fct-fanさん、それからもちろん、会場を提供してくださったぞのさん、本当にありがとうございました。
その上、なんと景品までいただきまして、感謝感激雨霰であります。
コチラの方も自己紹介で仰っていましたが(直接話す機会が残念ながらありませんでした。申し訳ないです)、何を隠そうワタクシも昨年、「呑みながらサッカーの話をする仲間がいない」という理由からそれを掃き溜めていく、その目的のためだけにblogを始め、そして同じ時期にこの第一回が開催されていたのを見て、「次に開催された時には是非とも参加してみたいものだ」と密かに思っていたのでありました。
その後無事にこの拙blogも何とか1年間続けることが出来、念願叶って先月初めてLIBREにも伺うことが出来、そしてそこから新しい、ワタクシの愛するチームをきっかけにした繋がりが少しずつ育っていくのを感じて、本当に幸福な気持ちでいっぱいなのです。

それから、お忙しい中お越しいただいて、貴重なお話、情報をオフレコでワタクシたちに与えてくださった村林社長、フロントスタッフの中井さん、トーチュウの高橋正和さん、更には後藤勝さん、馬場康平さん、本当にありがとうございました!
開始時刻ぴったりにLIBREのドアを開けたら、そこに社長が立っていてたじろいだのを皮切りにw、紙面では雄弁な皆様もマイクを向けられると意外や意外、というのが面白かったり、それでいてだんだん洒脱に砕けてくると本当に面白い方々ばかりで、これまた貴重な体験となりました。

最後に、全ての方とお話しすることも出来なければ、あまり一人の方とじっくりお話しすることも出来なかったのですが、インターネットという得体の知れないこの空間に住まわれていらっしゃる、参加された全ての皆様に心からの御礼を。
色々な人が、色々な場所で色々に私たちのチームを想い、色々な形で行動し、そしてこうして集まって酒を酌み交わすなんて、それだけで本当に素敵なことだとワタクシは思います。
そして、そんな場所の隅にでもいることが出来て、本当に愉しい思いをさせていただきました。

心から愉しく酔える、そんな素晴らしい時間を過ごさせていただき、本当に、本当にありがとうございますm(_ _)m


またスタジアムで、遠いアウェイの地で、はたまた全く別の場所でお逢いすることもあるかと思いますが、その時はどうぞ、堅い握手とビールを交わしてください!

全ての皆さんに、幸福と歓喜に溢れたシーズンが訪れますように。

それでは、3月7日、素晴らしく希望に満ち溢れた顔を携えて、味スタでお逢いしましょう!!



<あとがき>
それではクイズです。

Q1.平山がFC TOKYO FUNBOOKに初登場するのは2007年シーズンのことですが、その時すでに、「仲の良いサッカー選手」の欄には「中村北斗」と書かれている。

Q2.そんな平山の同じく2007年のファンブックの回答による、「好きな芸能人」は、新垣結衣であった。

○×でお答えください。
正解者には、コチラの賞品を。




ちなみに、ワタクシが正解者でした。申し訳ないm(_ _)m

2009/03/01

皆様の、開幕までの道のり

いよいよ3月。
開幕まで、1週間を切りました。

無事に、とはいえないまでも、何とか浦和戦のチケットも抑えることが出来、これで開幕までのチケット争奪戦はひとまず終了、準備も完了という具合になりました。
それにしても、てっきり10:00から店頭販売が始まるのかと思って寝ぼけ眼でコンビニに駆け込んだのですが、セブンイレブンもローソンもファミマも「取り扱い前」みたいな感じになってて、「!?」ってなもんでした。

コンビニを3件梯子(都内に住んでるとこういうときにはまあ便利です、、、)した挙句に急いで自宅に戻り、結局@ぴあ様でぼったくりシステム利用料を支払って購入。その時点でローチケ.comは「予定枚数終了」でした。
よく見たら「発売初日は、@電子チケットぴあ、特別電話にて受付。」って書いてありました。小さい字で。
まったく酷い話もあったもんだ、と。

こうやってつらつらと書き殴っている間に、すでに「※空席なし」表示になってしまっているので、行きたくてもチケットが取れなかった方々には何ともお悔やみ申し上げるしかないのが現状なのですが、、、。
うーむ。。。
やっぱり浦和は嫌いだ。と、そういう纏めにしておきます。


で、チケット云々と悶々としていたら、どうやら他のクラブの皆様も大変な状況にあるようですね。

「年間シートパスがJ側都合で開幕戦に間に合わない恐れ 」(報知新聞)

結果的に我がチームの「検討、準備期間不足と判断して今季の導入見送り」という判断は正しかったといえるのかもしれませんが、それにしても随分と杜撰な有様です。
甲府のオフィシャルなどは露骨にお上への不満をぶちまけてますし、千葉は開幕戦は「紙チケットでの対応とさせていただきます」と、こちらも余計な対応コストがかかっている模様。

特に今回のこの件に関しては、迷惑がかかっている対象者が年間チケット購入者などのいわゆる「熱心な」観戦者の皆様であり、迷惑をかけているの主体がJリーグそのものであるわけで、全く何を考えているのやら、といった感じです。
トップ-ボトムで色々ぶち上げるのにしても、やるからにはきっちり、スムーズに実現するというのが大前提だと思うのです。
ましてや、Jリーグを見に行く人なら誰もが心待ちにしている開幕戦はもうお祭りのようなものであると思うわけですが、それに主催者側が冷や水を浴びせかけるような行為は、他人事とはいえ非常に不愉快な限りと言う外に、言葉が見当たらないと言うのが率直なところ。
今のところ、リーグ側(ICチケットの製造元の経営陣を見渡すと、リーグ関係者の早々たる面々が名を連ねていらっしゃるので、これはもうリーグと一体と見て問題はないでしょう)からは何一つ謝罪等ないようですが、我那覇の時もそうでしたが、「ごめんなさい」がきちんと言えないのは大人として失格じゃないかなと、ワタクシはそのように思います。


開幕まで、あと6日。

みんなでこのお祭りを、愉しめることを心から願っています。