2009/06/30

神戸にまつわるエトセトラ

次節の対戦相手が、揺れていますね。。。

「カイオ・ジュニオール監督辞任のお知らせ」(神戸Official)

「MF鈴木規郎選手、アンジェSCO(フランス2部)へ完全移籍決定」(同上)

監督辞任って。
このタイミングで、というのが非常に嫌な感じがしますね、次節の対戦相手としては。
選手も妙に発奮するでしょうし、良くも悪くも注目されますし。

しかしまあ、そんなことに惑わされることなく、今季はここまで「ブレずに」やってきたワタクシたちのチームですから、揺れているチームなどは一蹴して欲しいというのが正直なところではあります。


規郎については、、、。

まあ頑張ってください。と一言ですかね。
近年は宮沢・戸田・憂太・規郎など、東京を去ってから不遇を買ってしまう選手が多い傾向がある(例外は、大阪の蒼いチームにいった人くらいのものでしょうか)と感じるのは、ワタクシだけかも知れませんが、、、。
だから赤嶺は、やっぱり残るべきなのかな、と。苦笑


まあこんな感じのあまり明るくない話題が先行してきてしまいましたが。
現在の東京にとっての神戸戦とは、やっぱりダルシム米本の凱旋戦。これしかない、と個人的には思ってます。

恩のあるチームに、凛と恩返しをして欲しいですね。






話は変って、サカダイですが。

シオの手記は目から汗が出て最後の方は字が上手く読めませんでした。
本当に、本当にシオの復活を心から願っています。
それはきっと、権田のためにもなる。ワタクシは無責任にも、そう思います。

、、、そんな記事もありつつ、ボリューム満点の特集にそれなりに満足していたのですが。

1.第16節のプレビュー記事の、草民の顔写真が浄じゃないか!!(ちなみに隣の写真も浄)怒怒怒

2.第15節マッチレポートの「チーム採点」。東京はリーグ4連勝などでは決してなく、「公式戦4連勝」です。怒


とてもサッカー専門誌の記事とは思えない稚拙さに、先程シオが与えてくれた感動も一気に冷めてしまいました。
東京の特集がなければ、とても420円出して買えるレベルの雑誌じゃないです。

まったく。

「俺の」赤嶺と、神戸への道。

ジュビロキラー、ジュビロへ??

ジュビロ磐田がFW補充で交渉へ FC東京・赤嶺選手の獲得目指す(中日スポーツ)

磐田“李根鎬の穴”は赤嶺で埋める(スポニチ)

昨年末に引き続き、「俺の」赤嶺に移籍話が。

中日スポーツの別の記事では移籍費用は総額1億円超とか書りますが、まあ流石にそこまではないだろうと思いますが、、、。
それでも、少なくとも彼自身が、他のクラブから主力として必要とされる存在として評価を得るようになっていることは単純に嬉しいことです。
しかし、、、。

現在確かにFWの3番手に甘んじているとはいえ、東京は東京でFWは4人しかいないだけに、抜けられるのはやっぱり痛手。
そして何よりも、ワタクシ自身が初めてレプリカに名前を入れた選手には、移籍して欲しくないというのが本音です。

うーむ、、、何とも複雑な心境になりますが、、、。

ともかく、今後の経過を見守るしかないですね。。



さて、話は代わり、週末の神戸戦。
アウェイ遠征は、随分久しぶりになります。

今回は奮発して、金曜日から午後半休して大阪へひとっとび。
そのまま新甲子園で阪神-ヤクルト戦を見て、翌日は姫路城観光。
姫路城は今秋から天守閣の工事が始まるため、前景を見れるのはこのタイミングがひとまずラストになるらしです。(工事は数年かかるとか)
その後、初めてのホムスタに乗り込みたいと思います。

試合後は愉しい宴会が出来ればいいなあ。

神戸にいらっしゃる方、宴席御一緒していただける方がいらっしゃいましたら、是非御連絡下さい!笑

2009/06/28

第15節:東京2 vs 1清水



あんなゴールを「普通に」決めたというのならば、もうワタクシたちは彼のことを一体どのように形容したらいいのでしょう。

右足のアウトにかけて、ダイレクトで。
そこから放たれたボールはかくも美しい弧を描き、クロスバーの下を掠めてゴールラインの内側に落ちた後、ゆっくりとゴールネットを揺らす。
その一連の瞬間はまるでスローモーションで過ぎていったかのようで、ナオが右足を振り抜いてからゴール裏が狂喜に包まれるまでのその間に、随分と長く国立のピッチが静寂に包まれていたかのような、そんな錯覚に襲われました。



それにしても、本当に「よく勝ったなあ」と。

ナビスコの時とは違い、ヨンセンに岡崎を加えた布陣の清水はやっぱり強力でしたね。
しっかりとヨンセンに当てて、中盤から押し上げてくる。
中盤では前回の反省を活かしてか、ボールの奪いどころとしては米本を狙っていたように思います。
彼以外をマンマークのような形にして、「あえて泳がせる」様な形にして追い込んでいくという形は、ある程度奏功していたように感じました。

東京はここまでの6月のゲームのようにボールを繋いで圧倒的に試合を支配するということは出来ませんでしたが、そこはこちらも好調なチーム。
相手ペースの中でもまずはしっかりとディフェンスを固めて、ボールの所有権を持った場合にはゆっくりと、それでいてロスとせずにしっかりと相手を押し込んでいく。
一旦ボールの所有権が移ると、どちらのチームもなかなかそれを失うことなく回して、繋いでいくという。
そういった意味で前半の中盤での攻防は、かなり見ごたえのあるものだったのではないかな、と思います。
また、終盤には辻尾を入れてきた清水に対して、すかさず椋原を投入してそのケアをする(1対1でキッチリと止めていた椋原のこの試合における貢献度は非常に高かったですね)という、監督同士の駆け引き、策謀も見応えがありました。
贔屓目抜きに、今回の試合内容は5分5分といったところではなかったしょうか。

ただ、5分5分だったからこそ、この試合を勝つことが出来たのは本当に大きかったなと思う訳です。

JFK監督が言う様に星を5分にしたというのももちろんですが、それ以上に、昨季も今季のここまでも、「ここを勝てれば」という試合に尽く勝てていなかった、そこで運や勢いを味方につけてでも勝つことが出来たということ。
そして、接った相手との2-1の状況で、しっかり試合をクローズしたということ。
そのどちらも、ワタクシたちのチームにとって本当に重要な「成功体験」になったと思うのです。
そして、それが今節最も大きなポイントだったのかなと、今、感じている次第です。



この日のレフェリーについては、、、。
全体的に判定は一貫していたように思いますが、とにかく笛が軽かったな、と。
東京の選手は当初、コンタクトを厳しくいってカードを出されていた以降は、その傾向を把握してどちらかというと上手く対応していたように思いますが、それにしてもピッピ、ピッピと細かく笛が鳴ってプレーが細切れになるのはやっぱり興を削ぎますね。
今季の東京はアクチュアルタイムを長くすることも目標の1つとして挙げていますし、リスタートも終始一貫素早く始めているのは、やはりスピーディなゲームを演出するためではないかと思います。
レフェリーの方にも、より素晴らしいゲームの一助を担っていただきたいなと、国立のスタンドからそんなことを思ったというのも、書き留めておきたいと思います。





売り切れ必死といわれたドロンパのぬいぐるみもしっかりゲット!

と思ったら、同行した観戦仲間(野郎♂3名)が尽くぬいぐるみを購入している様を見て、とても可笑しかったです。
ちっちゃいドロンパ=コロンパ(笑)、職場のデスクに置きましょうかねー。いやあ、、可愛い。



可愛いといえば、国立のビールの売り子(女性♀)は、コスチューム的にちょっと反則のような。思わず写真撮ってしまいました。
国立では今シーズンもう試合がないので残念ではありますが、これからがビールも美味しい季節。
スタンドでたくさん勝利の美酒を味わいたいものです。



これで6月の公式戦は全勝。
3点3点3点2点と、ゲーム内容も上々といえると思いますし、「反攻の夏」(byJFK監督)に向け、いよいよ準備は整ってきたかな、という感じもします。

チーム状態が上向きであることに加えて、割引の法人チケットが出ていたこともあり、この日のバックスタンドは上段まで満席。
営業してくださった皆様には、本当に頭が下がります。

この日初めてFC東京のゲームを見た方には、シーソーゲームの最後に眠らない街を聞いていただくことも出来て、概ね喜んでいただけたのではないかなと思っております。
ここから更に、味スタに足を運んでくださる方が1人でも増えればいいなと、そう願っています。

7月は何と言っても、名古屋との3戦がポイントですね。
そこを良い状態で迎えるためにも、次の神戸戦はしっかりと取っておきたいところ。

昨年は札幌戦にて年に1度の2泊3日のアウェイツアーを決行しましたが、今季はこの神戸戦に合わせて、甲子園→姫路城→神戸牛→ホムスタのアウェイツアーを敢行したいと思います。

素晴らしい遠征になりますように。

今週も、ニヤニヤしながら過ごしたいと思います。

2009/06/23

第14節:柏0 vs 3東京

生憎といいいますか、先週末は自社の社員旅行のため四国におりまして、今季一番との呼び声高い改心の勝利の場には立ち会うことが出来ませんでした。

ただ、やはりどこにいても東京のゲームは気になるもので。
そしてそして、世の中というものはどんどん便利になるもので。
当日の19時は、宴会の真っ只中という状況でしたが、スカパー! ケータイてれびという大変素晴らしいi-modeコンテンツのお陰で、絶好調ナオのゴールも、断然MOM平山の待望のスーパーゴールも携帯電話の画面にてリアルタイムで目撃することが出来た次第です。
(残念ながらカボレのゴールは見逃してしまいましたが)

帰京後リプレイをしっかりと見ても、やっぱり完勝といいますか。

柏の方々のブログを除くと、「どうにもこうにも悪すぎる」「あの監督じゃもうだめだ」みたいな感じで大荒れの様相ですが、現地におらずVTRだけを見た者の感想としては、東京のやり方に柏が完全に嵌ってしまって、どうにもこうにもその戦術を無力化されてしまったとでもいったらいいでしょうか。
そのまま更にどんどんどんどんドツボに嵌っていってしまったという、そんな90分ではなかったでしょうか。

おそらく、ワタクシたちが去年カシマスタジアムの霧の中で体験させられた、完全な力負け、五里夢中かの如き絶望感を、この日の柏側の方々は味わってしまったかもしれませんが、ただそれはやはり、相手あってのこと。
東京と柏のこの日のスタイルが、あまりにも上手く噛みあってしまった、それによる帰結であるということではないかな、と思います。
時が変わり、メンバーが変わり、相手が変わればまた、全く違う結果になるでしょう。



ただまあ。

それとは別に、上手く行った方は方で、それはそれは快感な訳です☆
特に、平山が遂にゴールマウスにシュートを叩き込んだ瞬間、TV画面に映るゴール裏の狂喜乱舞と、殊勲者に群がるチームメイトの歓喜の輪は、この試合のハイライトに違いありません。
彼自身は控えめな喜び方であったように思いますが、ワタクシも皆様と同じく、本当に嬉しかったです。

ようやくここへ来て、決めることを求められていた人が決め、チーム状態が急速に上昇しているように思います。

絶望の3月に、自信喪失の4月。
光明と逡巡の5月を経てふと立ち止まった見ると、6月はなんと3試合3得点なのですね。

5月の広島戦辺りから何となく手ごたえを感じることが出来ていたワタクシではありましたが、まさか6月がこんなことになっているとは全く思いもよらなかったです。


ようやくにして勝ち試合を危なげなくクローズ出来るということを示して、次はいよいよ文字通りの「強敵」を上回れるかどうかという、清水戦を迎えます。

思えば今季は、浦和・鹿島・ガンバ・川崎と、自分たちがそのレベルに上がりたいと願った相手たちには全て敗れています。
反対に、山形や大分・神戸(当時)・千葉(ナビスコ)など格下と目されるチームにはギリギリのところで勝ててはいる。

しかし、東京の東京たる所以は、やはり強豪クラブに噛み付いて何かの間違いでも何でも、時にそれを打ち負かしてしまったりする、そこにこそあるのだと思う訳です。

そのステージに秋にはもう一度上がりたい。
その為に言わずもがな、次の清水戦と、そして来月の名古屋3戦は本当に大事な試合になることは言うまでもないところでしょう。

ポゼッションを嗜好するチームにとっては、何より厳しい夏がいよいよ始まります。

しかしそれはつまり、スタンドで飲むビールが格別に美味しくなる季節でもあります。

たくさんの祝杯を、この夏はあげられますように。


まずは週末、清水戦に向け、今週はニヤけて過ごして行きたいと思います☆

2009/06/13

ナビスコ最終節:東京3 vs 1清水



誰が何と言おうと、この日の私的MOMは権田に。

毎試合、どんなに楽勝な試合でもとりあえずワタクシたちをハラハラさせなければならないと義務を感じているに違いない、そんな我らが愛するチームのナビスコ予選突破は、彼の、鬼神が宿ったかの如きPKストップによって確実なものとなりました。
事実上試合を終わらせたそのプレーは、どんなゴールよりも価値がある。

そうワタクシは思います。






さて、時間は少し戻って。

実は何を隠そう、駒沢陸上競技場にてサッカーの試合を見るのは、ワタクシ史上において初めての出来事でありました。



愛するチームのホームゲームは、自転車でスタジアムへ。
大田区に居を構えるワタクシにとって、長年抱いてきたそんなホームゲーム観戦の姿に対する憧れを遂に実現するチャンスがやって参りました。

という訳で、余裕を持って蒲田を出発。
環八通りを進んで自由通りへと入り、一路世田谷区駒沢を目指します。



池上線、目黒線、東横線、大井町線と線路を越え、スタートから一時間程を費やして、ようやく駒沢オリンピック公園に到着。
途中はなかなかアップダウンも多く(通過してきた地域はれっきとした『高級住宅街』でありまして、「何故に金持ちは高いところに住みたがるのだろう」と、不毛な問いを繰り返し思い浮かべていたことは内緒であります)、朝のいい運動になりました。



それにしても、皆様本当にサッカー好きなんだな、と。笑
結構余裕を持って出たんですが、着いた頃には『駒沢大解放』の待機列と、もちろん試合観戦本編の待機列と、結構な人に吃驚でした。



早めに着いたので、初めて足を踏み入れるスタジアムの遠景を肴に、エビスを1杯。(まだ11時。。)

この日はケータリングカーも大集合で、スタジアム周りはなかなかいい雰囲気だったように思います。
ただ、そこで売っているプレミアムモルツは500円/1本。
そこから徒歩50歩の位置にある売店のエビスは300円/1本ということで、ワタクシはケータリングメニューの中で溺愛しているケバブをゲットした後は、専ら公園内の売店で麦酒を堪能しておりました。

駒沢公園内の売店は、値段も総じて良心的で非常に素晴らしいです☆



ケバブの後は、JSPORTSの特集で目にしていたカレーラーメンを体育館内のカフェテリアにて。
これも想像していたよりも全然美味しかったです。

という訳で、腹ごしらえは完了! ←この時点で既に食い過ぎです。




スタジアム内に入ると、既にピッチ上をサッカー少年たちが駆け回ってました。
ドロンパも色々営業活動をしつつ、途中はミニゲームのキーパーに入ったり。
肝心のキーパーの実玉の程は、むむ、、。苦笑



反対側のコートには、普及部・川口信男コーチの姿も!!
ゴールの片付けなどでスタンド近くに来た際には、大声援が送られてました。相変わらず、ナイスガイであります。

しかし子供たちは、こんな天気のいい日に、芝の上で本当に愉しそうだなあ。羨ましい限りですね。







で、試合ですが。

両軍に相応のチャンスあり、そして多くのミスありのこのゲーム、特に前半を無失点で抑えられたポイントは、個人的には梶山のポジショニングにあった気がしています。


東京はここまで得点こそないものの「代えのきかない」活躍を安定して続けていた平山が出場停止。
そしてバックラインからのビルドアップで5月の好試合を演出していた今野は、もちろん代表の活動のため不在。

ナビスコ前節では、平松がその代役を務めましたが、ことビルドアップに関してはモニ並みの不安定さを露呈してしまった中で、この日の対戦相手はフォアチェック→ショートカウンターが持ち味の清水という。

昨年も、前線で収まりどころのないままに、梶山と今野のところを狙われて5失点。
こんな痛い記憶もあり、今回もなかなかにハードルの高い状況の中迎えるゲームだなあ、とワタクシ自身は思っていたのです。

実際、試合前のアップを見た限りでは、梶山の状態は思いっきり悪そうでした。
シュート練習でも1球も全力でのシュートはしていないし、打ち終わった後もしきりに足を気にしている風でした。

が、試合が始まってみると、東京は、10番がそのような状況にあっても、最もその特長を活かせる戦い方を選択したかのようでした。

この日の梶山は、特に前半、ほぼDFラインといってもいいくらい低い位置にポジションを取りました。
どのくらい「ほぼ」かといえば、大体相手FWと平松とその両者とも等距離に位置するくらい、といえばいいでしょうか。
攻撃を組み立てるといういつもの役割よりも、DFラインのフォローと、米本が縦横無尽に動いた(あの天候の下、フル出場であの運動量は本当に素晴らしい)スペースのカバーリングに主軸を置き、ギャンブルパスも少なくして「繋ぎ」に徹していた、そんな印象でした。

ただ、この「平松と」というのが実はミソというか、実は狙いだったのではないかとワタクシ自身は勝手に思っているのですが。

先日の山形戦を御覧になった方の中には、平松のそのパフォーマンスに大きな危惧を覚えた方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
ワタクシもその一人でありまして、彼の繋ぎの部分に対する「危なっかしさ」と、前に前にというその守備スタイルを逆手に取られた場合の脆さに国立のスタンドで不安いっぱいにさせられたのでした。

が、この日の平松のパフォーマンスは、まるで見違えていました。

梶山が平松の近くにポジションを取っているためか、そのビルドアップ部分の危なげなさは一切感じませんでした。ちゃんと数えてはいませんが、おそらくパスミスはゼロだったのではないでしょうか。
そしてその部分の安定が更なる好循環を読んだのかは判りませんが、本業の守備でも好プレーを連発。
チャージに関しては全く申し分ありませんでしたし、そこでかわされた際にはそれこそ梶山がしっかりとカバー。
この日は記憶にあるだけでも2度、梶山が清水の決定機から東京を救っています。

攻撃面では、草民が突っかけて米本が拾い、ナオとカボレでゴールへ。というナビスコ仕様の攻撃スタイルがこの日も機能していたように思います。
特に、先程も少し書きましたが、米本のパフォーマンスは素晴らしかったですね。
おそらく、シュート本数も一番多いのではないでしょうか。まあ、全て入りそうな感じはなかったですが、、、。苦笑

平山不在のため、途中から徐々に前線で起点が作れなくなって押し込まれた部分もありますが、後半は梶山のポジションをもう少し高めに修正。
モチベーションの違いのせいか清水側があまりガツガツ来なかったこともあって、結果的に主導権を握っていた時間はかなりあったように思います。



今季ここまで、梶山にかかる高負担ぶりについては何度となく指摘させていただいたように思いますが、今回の清水戦は、今季初めてといってもいいかと思いますが、ようやく1つの「解」を提示することが出来たのかな、という感じはします。
もちろん、今日の日のスタイルがイイ! といっているわけでは決して在りません。
ただ、彼のプレーがいつもよりも目立たないけれども、しかし確実に東京の試合内容に安定感をもたらしたように感じられた。
しかも、羽生・平山・今野抜きで。という意味では、収穫は決して少なくないのでは、と思うわけです。



これでめでたく、ナビスコカップは予選突破。
個人的には今季、ナビスコというタイトルにあまり興味がないという気持ちには今も嘘偽りはありませんが、それでも、草民や椋原、そして塩田など、まだまだ試合で躍動しているところを見たい選手がいっぱいいる、そしてその機会を得られたということに純粋に悦びを覚えます。









清水とは次のホームゲームで再戦。
そして来月は名古屋と3戦という何とも微妙なスケジュールになってしまいましたが(そしてもし名古屋に勝つとまた清水の可能性があるそうな、、、)、今現在、この東京というチームは試合を重ねる毎にどんどん伸びていく予感がある、それが何より素晴らしいことではないかな、と思います。

この日はチケット完売にも拘らず、12,000人と残念な観客数でしたが、それでも、そんな予感に溢れたゲームを見逃したことを後悔させてやればいいのです。
ワタクシたちは、前進している。
その実感を持てることの悦びが今、スタンドに溢れている。
3-0になった後半に駒沢に響き渡った「カップを奪い取れ」の大合唱にそんなことを思い、そして「いいぞ、いいぞレフェリー!」「もう一枚!」「もう一回!」の悪ノリっぷりに会場が変っても変らない、東京のスタンドを堪能させていただきました。



あ。
でも、あの「俺の」赤嶺の奪ったPKのファウルは、個人的には「ない」と思っております。
あれは、全くゴールに向かってのプレーでもありませんでしたし、後でリプレイで確認しても、確かに押したり引っ張ったりはしていますが、PKになるようなプレーじゃないというのが、個人的な見解です。
まあ、、、「俺の」赤嶺が久々に決めることが出来たので、運がよかったのかな。とも思いますが。。



ちなみに、PKの蹴りなおしは、西部のミスですね。
完全に蹴る前に、ラインの前に動き出してます。

上の写真でも多少わかりますし、リプレイでも確認しました。

なお、権田が止めたPKに繋がる平松のファールは、疑いなくファールだと思います。
カードが出なかったのが不思議なくらいですが。。





ゲームの後は、満足感に浸りながら、往路とは違い、駒沢通りを西に二子玉川まで抜け、多摩川のサイクリングコースを河口まで、一路蒲田まで戻ってまいりました。

自転車でホームゲーム。
いや、何とも素晴らしい。

夏日のデーゲーム。
日陰のないスタンドで真っ黒に焼けてしまいましたが、色々な街並みや景色を堪能し、様々なものを得ることが出来たように思う、そんな愉しい一日となりました。



次の駒沢開催はいつになるのでしょう。
来季、あるといいのですけれど。

2009/06/06

ナビスコ第5節:東京3 vs 1山形



川崎戦後は色々と書きたいこともあったのにもかかわらず、ただ時間だけが過ぎてしまい。
京都には行けなかった為、何とも久々な感じになりますが、忙しいながらも試合はしっかりとチェック出来ているのは我ながらよくやっているな。などと思ったりもしています。

この日もどうにかこうにか職場を抜け出し、夕闇に包まれて輝く国立へ。

品川から国立への道程は、見事に帰宅中の会社員の皆様のラッシュに揉まれる事になり、「ああ、世間の人達はこういう時間にこんなに大変な思い出家路を急いでいるのか、、、」と妙に感心してしまったりもしました。苦笑



スタンドに居場所を見つけビールを1杯。
やっぱりナイトゲームのスタンドで飲み干すビールは格別です。

ふと気付くと、スタメン組みのシュート練習を受けているのは、シオ!!
前述の通り京都戦に行くことが出来なかったワタクシにとって、それはそれは嬉しい、そして異形の光景でありました。

かつて土肥が正GKであったあの頃は、彼がシュート練習のキーパーとして経っているのは当たり前の光景でしたが、今ではその当時と同じポジションでのウォーミングアップ姿に違和感を感じてしまうほど、ワタクシたちのチームにおけるその存在感を確認することが出来て、とても嬉しくなったのです。

これから、彼のシーズンが始まる。
もちろん、ここまで東京のゴールを守ってきた権田にもそのポジションをいとも簡単に譲って欲しくなどは絶対無いですし、ここから、チームにとって多くのプラスをもたらす競争をしていって欲しいと願っています。







新型インフルエンザの影響で中止になったファンイベントのフェアプレイフラッグ旗手を埋めたのは、この日国立のピッチに集まったキグルミたちでした☆
ドロンパは残念ながらダンスでは分が悪かった模様ですが、可愛さだけならもう圧勝です。笑


そんな開放感の中で始まった試合でしたが、前半はもう散々な内容でしたね。

まあよく考えると、京都戦からは2人、川崎戦から考えると全てディフェンスラインのメンバーの顔ぶれもしくはポジションが変更されていたわけですから、仕方がないといえば仕方がないのかもしれませんが。
平松と北斗のところがとにかく不安定で、どちらも前がかりになっていたのかとにかく簡単に裏に抜け出される。
そこをブルーノがカバーに行くので今度は徳永のところで2対1を作られる、という。
当然その状態ではブルーノのフィードも、徳永の攻撃参加も良さを発揮することが出来るはずもなく、まさに開幕当初を思い出させるようなドタバタぶりでセンターラインよりこっちになかなかボールが運ばれてこない時間帯が続きます。

もしも今日の相手が清水や鹿島・浦和・ガンバなどであれば早々に失点を重ねて試合は終わっていたところだったんですが、山形が決め切れなかったのと、更にはそんなディフェンスの中にあっても権田がかなり当たっていたため、何とか開始直後の失点だけでおさまっていた我がチーム。
たまに中盤まで繋がって相手エンドで攻撃をしている時には比較的いい形になっていたので、得点は出来る感じは一応ありはしたんですが。

転機となったのは前半途中の北斗の負傷交代。
彼は「持っている」選手だとは思うのですが、運は持っていないのかもしれないな、、、と思わずにはいられない残念な途中交代ではありましたが、この交代によって入った椋原を左にし、ここまで全くよさを出せていなかった(ここまで駄目だったのは今季初めての気がします)徳永は本来の右へ。
これにより吃驚するほど流れが変ります。

やられていた左サイドは1対1に強い椋原がしっかりと押さえ、攻撃面は徳永・梶山・ナオを中心に組み立てる形に。
この日のナオはサイドのプレーヤーというよりも、羽生のように比較的自由に動いてボールを捌いたり、その腕に捲かれたキャプテンマークが眩しく見えるほど、文字通りチームに活力と推進力を与えてくれました。

で、相手の負傷も相俟ってようやく主導権を握れるようになり、惜しいシーンも2、3度と作って前半終了。
ハーフタイムには案の定、JFK監督から「渇」(ナオ談)が落ちたようです。


前半、特に印象深かったのが、「ナビスコ仕様」の東京の攻撃の形でしょうか。

具体的には、

草民がドリブルで突っかける。(相手の守備が中央による)

こぼれてきたボールを拾ってサイドに展開

サイドから中へ

という形なんですが。
京都戦も色々な記事を読む限り、これに似た形からナオがゴールを奪っているんですよね。

草民は試合を重ねる毎にどんどん積極性が出てきているし、草民が持つとヨネや梶山や平山といった辺りが、なるべく彼の近くでプレーしようとしている感じでそれがいい形を生んでいるのかな、とそう思いました。
カボレと被ってしまって得点にならなかったシーンは、本当に惜しかったです。


そして後半は、既報の通りに内容が一変。

ハーフタイムに、「今日はカボレに全く匂いがないね、、、」と同行者と言い合っていたんですが、そんな選手が2ゴールするわけですから、サッカーにおける90分という時間の長さと、その中で起こる紆余曲折・阿鼻叫喚にはただただ呆気に取られるばかりです。
反対側のサイドでの得点だったためその詳細については見えませんでしたが、カボレの印象的なゴールって、2点目のような、ああいう形が多くないですか?
ディフェンスラインとゴールキーパーの連携が悪いチームには、やたらと相性がいい気がしますね。

まあ実際それよりも目立っていたのは梶山のプレーであり、平山のプレーでありました。

後半、梶山のポジションが前半よりも少し前になった感じがしたのですが、試合内容のよかった5月を支えていたDFラインからの攻撃の組み立てがこの日の布陣では上手くできないと判断して、もう少し前目で起点を作るようにしたのかな、という感じでしょうかね。
その結果、平山と梶山のところで上手くタメを作ってそこから中央突破、という形が綺麗に出たゲームだったのかな、とは思います。

それにしても、得点はないが今の平山は東京になくてはならない存在と言えるのではないでしょうか。

彼が中央でしっかり「利いている」お陰で、チームの攻撃も守備も、本当に助かっていると思います。
彼と梶山は北京オリンピック世代と言うこともあり、感覚があっているのかもしれませんし、徳永なども彼の特徴をよく理解してプレーしているようにも思います。
この日のゲームでは遂にカボレとも息が合ってきていましたし、、、と思ったら、次戦は累積で出場停止なのですよね、、、。

彼にとっての懸念はといえば、自身が得点を取っていないことを焦る余りに、バランスを崩してしまうということでしょうか。
まあFWの選手ですし、この日の前半も多少そういった部分が見られましたが、ただこれはお世辞でもなんでもなく、このまま行けば時間の問題という気もしますし、そうでなくても繰り返しになりますが今の彼のチームへの貢献度は素晴らしいというのはワタクシを始め多くの人が感じているところだと思いますから、このままいいバランス感覚とその能力をフルにチームに還元し続けて欲しいな、と期待するばかりではあります。



兎にも角にも、これにてナビスコカップは首位を堅持。

そして複数得点差で勝ったのも、逆転勝ちも今季初という、なんともエポックメイキングなウィークデーのゲームとなりました。

今日の感じを見ていると、おそらく次の清水と予選突破をかけて最終節にぶつかることになりそうですね。
昨季から清水は苦手中の苦手ですから、まあここで当たるのは何とも、という感じはします。
ただ、もともとナビスコ制覇と言う事に関してはいまやあまりモチベーションを感じないワタクシも、最近の草民や椋原の躍動を見るにつけ、「このチームには試合に飢えている選手がたくさんいる」という想いを強くしつつありまして。
そういったチャレンジの場が、一つでも二つでも増えていくというのは、決して悪いことではないと思っています。

何はともあれ、次節は個人的に初めて足を踏み入れる駒沢競技場。
実はそれこそが、最も楽しみなわけで。笑

このところ好試合を続けることが出来ているので、このまま是非、駒沢でみんなで喜びたいな、と思っています。