2008/09/29

第27節:札幌1 vs 2東京



勝ち点3をもぎ取って、んまいもん食いまくって2泊3日の食い倒れツアーから今日帰京いたしました。

いやあ、、、愉しかった。。。
愉しかったぞ札幌!!笑




土曜日の夜に札幌に入りまして、その日はコチラのお店でお寿司に舌鼓。
その後更に札幌ラーメン横丁のコチラのお店に並んでもう一回舌鼓。

で、翌朝は頑張って起きて、札幌中央卸売場外市場(↑写真)へ。

どんだけ食い意地張ってるんだという話ですが、なんとコチラの市場、朝もはよから訪れている客の3割が東京サポw
最寄の二十四軒駅で降りた時も青赤なグッズを身につけた人々の多さに思わず吹いてしまいましたが、地下鉄から地上に出たらあちらから戻ってくる人も青赤www
まさに「イナゴ軍団」の渾名に違わぬ活動ぶりですな。苦笑



あれだけ昨晩食べたあとの朝食は海鮮丼でございます。

本当の狙いは雲丹丼だったんですが、ちょっと季節が合わなかったこともあって選んだお店では販売を見合わせていたのが残念でした。
と思ったらその隣の店ではちゃっかり売っていて、後もう少しだけ我慢できれば。。。ととてつもなく後悔したことは言うまでもありません。。。
当然店の客も東京サポだらけ。
2階の窓から眺めるとそこら中に青赤さんが闊歩していて、あんたらどんだけ海鮮が好きなんだと。笑
この1戦での札幌市への東京ファンの経済効果は実に素晴らしかったに違いありませんw

それから先日、川崎戦の際に武蔵小杉の居酒屋でジョッキを合わせた方にも偶然お会いしたりして、御挨拶も。




多くの方々は市場で蝦やら蟹やら雲丹やらを愉しんで、そのまま厚別に向かわれたのでしょうが。
ワタクシたちは一旦市街に戻って、コチラのラーメン屋へ。まだ食うのか。ええ食いますとも。爆
まあ空腹時に食べるのが一番美味しいとはいえ、美味しいものはやっぱり美味しい訳で。

腹が破裂しそうになりながら、今回のメインイベント会場にようやく到着です。笑



コンサドールズとドーレ君の試合前パフォーマンス。
ドーレ君はあの出で立ちでチアリーダーと息ぴったりのダンスを披露。



札幌のサポートに最初に感動したのは初めてJ2に降格してしまった2000年の入れ替え戦の時。
今回初めて目の前で見た札幌サポーターはその時の印象よりも、もっともっと素晴らしかったです。
この日の観衆は8000人台とのことですが、もっともっといっぱいいたような気がするし、何よりスタンド全体でのサポートがしっかり出来ていると思いました。



素晴らしいホスピタリティと、素晴らしいサポート。
確かに数は少ないのかもしれないし、野球に虐げられているのかもしれないが、この雰囲気の中でプレーできる選手は幸せだと、そう思います。

そんなことを思いながら始まったゲームでしたが、のっけから札幌が東京を圧倒。
札幌は高い位置からプレスをかけ、奪っては右サイドから崩しにかかるという美しく整備された攻撃と守備を見せます。

ダヴィが不在とはいえ、初めて見たアンデルソンはいい選手だなあという印象でしたね。
モニは対応に随分手を妬いていましたが、後半からは佐原がマンマーク気味につくような感じに修正して対応。
がっつんがっつんやり合ってました。苦笑

東京が低調だったのは、もちろんチーム全体としてのコンディションがまずかったというのもあるのでしょうが、梶山がその一端を担ってしまったかなあ、というのが個人的な感想ですね。。。
この日の彼のプレーは、とても評価が難しいというか、人によってはっきりと分かれるところではないでしょうかね。
危ないミスやくだらないミスが多く、最悪、という人もいれば、「異次元のプレー」と評する人もいるのではないでしょうか。
私個人としては、この試合での梶山は本当に効いていたと思います。実際、この日出場した全選手の中で、最もエレガントなプレーをしていたと思います。
ただ、あまりにもボールを持てるし思い通りに何でも出来すぎてしまったために、ともすればシンプルにやればいいシーンでも難解なプレーを選択しすぎてしまったのかな、と。
ボールを持てるから必要以上に持ちすぎてしまう、必要以上に相手をひきつけすぎてしまう。狭いところにどんどん持っていってしまう、など。。。
それが結果的に少しずつ味方ともタイミングをずらしてしまうことになり、全体のリズムを崩してしまうことになり、更に時間が進めば進むほど、自身のプレー精度も落としてしまうという。
そんな好調だからこその悪循環、落とし穴に嵌ってしまったという感じになってしまいました。

チーム全体もまったくギアが上がらないまま、札幌に押されに押されて遂には失点。
羽生が出場即交代で交代枠も1つしか残っていないし、何よりこの完全なる体たらくっぷりに流石に負けを覚悟しました。

が、フィジカルが落ちたことと、先制して前から来なくなった割に中盤が空いてくるなど、札幌のパフォーマンスが落ちてきたとこれで突如東京の攻撃が覚醒。
予告通り(笑)「俺の」赤嶺がファーストシュートで同点ゴール!

あそこにいる、そして自分自身もゴールに突っ込んでいく「ザ・赤嶺」なゴールで追いつくと、最後のカードはカボレout→大竹in。
そして大竹が交代後ファーストプレーであまりにも美しい決勝点。
あそこで最後のカードとして大竹を使うJFK監督の勝負師っぷりにも脱帽ですが、大竹自身のパフォーマンスが何より素晴らしいですね。
今季彼が奪った3ゴールは、川崎戦のループも、大宮戦のFKも、そしてこの日のミドルも全てがその試合の決勝点。そして、その全てがあまりにも美しいゴール。
この日のアウェイゴール裏は、ゴール正面ではなくバックスタンドよりになっていて、大竹が前を向いた瞬間ワタクシたちからはあまりにくっきりとシュートコースが見え、「打て!」と思った刹那にその軌道の上を外から捲く美しいシュート。
ワタクシたちに向かってくるボールがゴールに吸い込まれ、その景色が完成とガッツポーズで埋められていくのまでの時間がスローモーションに感じられるほど、芸術的なゴールでした。



スタッツではシュートを16本(前半は6本)打っているようですが、スタンドで見る限りそんな印象は全くなかったですね。
むしろ浅利のシュートが一人目立っていたくらいで、ワタクシの記憶では、ミドルレンジから4本。そのたびにスタンドがどよめく(笑)という。
今季は毎試合、浅利からゴールの匂いがぷんぷんするんですが。笑
あと7試合、出来ることなら味スタで悲願の初ゴールを上げて、どよめき立つスタンドを体感したいと心から願って止みません。







大竹のシャーは、チビッコな彼があまりにもスタンドにより過ぎたため、上段にいるワタクシたちからは全く見えず。シャーのタイミングもグダグダになってしまいました。苦笑
兎にも角にも、いつもなら完全なる負け試合、糞試合をこの2人の活躍でものに出来た、勝ちきれたという部分は本当に大きいし、そこにこそチームの好調さと、何より成長を感じる今日この頃です。



札幌にしてみれば、今日は内容では完全に札幌のゲームだったわけで、それでも勝てないもどかしさや虚無感、やり場のない思いがあると思うのですが、よく考えるとワタクシたちもこの4年5年、浦和や鹿島にそういった思いを散々させられて来た訳で。
決して上から目線でいうわけではないですが、このサポーターがいる限り、このクラブは何度でも立ち上がれると、そう思いますし、またそれを願って止みません。

もちろん東京が負けるのは困りますが、心から札幌を応援していますよワタクシは。
まあ、こんなことも東京の降格の心配がもうないから言えるわけですが。。。






試合後は札幌駅に立ち寄ってプリンパイ(札幌スイーツ2008グランプリだそうです)をつまんで(まだ食うのか)、ジンギスカンで祝勝会。

食後にはコチラのお店でデザート(ここはマジで最高でした☆)までいただきまして、もう文字通り満腹、というか食い過ぎの札幌旅行を締めて参りました。
嗚 呼 シ ア ワ セ。

気がつけば9月は全勝で、ワタクシが東京とお付き合いを始めてからは初めての5連勝。
観戦に行ったユースの試合も3試合勝っていますので、個人的に9月は合計7連勝です☆

勝ちなれていない気性のため、連勝すればするほど「次は負けるんじゃないか」とどんどん弱気になってくる今日この頃ですが、気がつけばシーソーゲームをものに出来ているだけでなく圧倒的に押し込まれても守り倒したり、内容が悪くても勝ちきるなんて芸当が出来るようになって来ているなど、チームとしては本当に好調な「実りの秋」が来ている予感。
羽生の負傷は心配ですが、ブルーノが復帰、梶山も結局イエローは貰わず、今野も休養充分で戻れるということで、かなりの好コンディションで10月を迎えられるのではないかなと。
ここから先は文字通り「未体験ゾーン」であるだけでなく、相手も今季未勝利の清水、前日まで首位だった大分、そして、7月のあの試合は本当に強烈だった怨敵鹿島と、厳しい対戦目白押しです。

5連勝してみて解ったことは、どれだけ勝利を重ねても次の試合の前の不安は消えないのだな、と。
だからこそワタクシたちはその不安を打ち消すために声を枯らし、ビールを飲み、チームのためにと思って金を遣い、またアウェイにも馳せ参じるのかもしれません。





また札幌に来れますように。
素晴らしい想いが出来ますように。

そして、この旅行で膨張の一途をたどった胃袋と腹が、無事元に戻りますように。泣

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