2008/09/22

雨ニモ負ケズ。



磐田戦を前に、川崎戦の余韻を大いに引きずったまま見てきた高円宮杯 流通経済大学柏高戦@フクアリについてちらほら。

午前中はちょいと所用があり、何とか間に合うようにフクアリに辿り着いたものの、物凄い雨でした。。。
ちなみにフクアリの前には去年には影も形もなかった大型のショップモール? みたいな商業施設が出来上がっており、蘇我スタジアムが出来た当時とは天と地ほどの変化っぷりに何だか感傷的な気分にほんの少しだけなりそうでした。
まあ、なってないんですが。爆


で、試合はそんな田んぼの中で、途中雷のためハーフタイムが55分間に大幅延長されるというハプニングに見舞われながらも行われました。


完全に使い古された表現ですが、高校王者 vs クラブユース王者の対決。

出来れば天候、ピッチ状態ともベストの状態で対戦しているところを見たかったのですが、、、まあお天道様には勝てませんし、それにどんなに過酷な状況でも勝ちあがってこそ王者といえるでしょう。
それでもやっぱり、両チームのスタイルや個性をぶつけ合えるコンディションの下でやらせてあげたかったというのは本音です。

実際、私見ではありますが、この日我らが東京が勝負の綾を手繰り寄せるに至った最大の要因はそんな苛烈を極めるコンディションへの「対応力」の差ではなかったか、と思っています。
水溜りの上でどうやってボールを扱えばいいのか、またどういうボールをどこに落とせばいいのか、その判断とそれに基づくプレー技術に優れた選手が東京の方に若干多かったかなあ、といったところでしょうか。
精神的・肉体的・また環境的にも難しい状況の中で同点のPKを見事に決めた(あのPKは本当に難しかったと思います)は、一旦リフティングでボールを浮かせてから浮き球のパスを蹴るという機転を何度も見せてくれましたし、最後の最後で本当に素晴らしいドリブル突破から決勝ゴールを叩き込んだ岩渕君(←お気に入りです)は後半半ば、選手時代のピクシーさながらのリフティングドリブルで突破を図ったりと、「魅せる」プレーも披露してくれました。
その他の面々も、水溜りの上に止まることを予測してボールを蹴る&またそこにラッシュするという意識統一をしていた段階から、雨が弱まり水が若干引いてボールが走るようになるとドリブル突破やスルーパスに攻め方を切り替えたりと、しっかりと目の前の状況を見極めてのプレーの選択が出来ていたように思います。

そして、そのスルーパスによる突破から江口君のPK奪取が生まれ、岩渕君の起死回生のゴールが生まれました。
流経柏の選手たちもそういったことが出来ていなかった訳ではありませんが、刻々と変化する状況に対して素早く見極め、対応するという部分で少しだけユースっ子たちの方が上回っていたように思います。



両チームの選手ともそんな状況の中奮闘していて、文字通り「死闘」となった訳ですが、それにしてもこの試合の審判はちょっと酷かったですね。
イエローカードが飛び交うわ、ワンタッチありのバックパス間接フリーキック判定してくれるわ(実際流経柏の先制点はその流れでちょっと気が切れたところでした)、そして何より後半早々に退場になってしまった柏の選手に対する判定は、本当に可哀想な気分になりました。
ユース年代の、要するにプロの公式戦よりももっとカテゴリーが下のレベルのレフェリーには何かと言われていたりもしますが、その一端を垣間見たような気がします。

それでも、そんな状況で先制されても決して諦めず、慌てず、焦らず。
キッチリと残り15分で逆転勝ちしたユースの選手たちは本当に素晴らしいですね。
前日の川崎戦のリプレイを見て、如実に攻め焦っていた川崎の選手たちの様子(もちろん、スタジアムではそんなこと全然判らず、ただただ怖かっただけでしたが、、、)と比べても、本当に頼もしく思いました。

ここまで全試合に出場して安定したプレーをしてくれていた大貫君が負傷退場(脱臼か?)してしまったのはとても残念(早い回復を祈っています)なのと、これまた大量に貰ったイエローカードの今後への影響が心配ですが、そんな大きな代償を払いながらもベスト8に進出!!
23日は市原臨海競技場でなんと柏ユースを破って上がってきた前橋育英高校との対戦となりました。

我が家から市原臨海は、あの悪名高い東京湾アクアラインを通ると30分強で行けたはずなので、トップチーム磐田戦と梯子観戦に挑戦したいと思います☆
実は今、ワタクシ夏休みで4連休中ですが、、、。
殆どサッカー三昧の日々。
ユースが勝ち進んでくれているお陰で、どんどん予定が埋まって行きます。笑
幸せだ。。。w


そういえば、流経柏の応援団はチャントのレパートリーが物凄く豊富で、そしてその99%(この率いた分だけの判定です)がどこかのJクラブのチャントのパクりだったんですが。
色々パクるのはいいけど、対戦相手とかも考えないと、ただの節操のない応援に聞こえてしまって、それがどうしても残念でしたね。
せめてうちと当たる時はLA EDOGAWAやバモス東京、攻撃攻撃原トーキョーはやめるとか、考えてみてはどうでしょう。

せっかくいいチーム、いいスタンドの声援なのだから。

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