2008/09/25

第26節:東京5 vs 1磐田



余所のチームに情けをかけ、勝ち点を献上して差し上げるのではなく、ボコボコにしておいて終わった後でひとしきり情けだけをかける、という。

この日、遂に我らが東京は「いい人」を卒業したのでした。
しかも、相手はあのさっぱり勝てなかったジュビロですよ。相手ファンからしてみたらこんなに屈辱的な仕打ちも内容に思いますが、振り返れば我々のホームなのに磐田に快勝されて試合後アウェイ側から「帰れ」コールをされた(あの時まだ福西は磐田にいたっけな)、そんな日々を思えば、皆様がかようにはしゃぎまわるのも解ります。解りますぞ。

何と言っても、ワタクシもその一人なのですから。爆笑





勝手に「東京の勝利の女神」に認定させていただいているポピンズ。
何だか彼女たちが踊った日は負けていない気がするのですが、ちゃんと確認していないのでそれは果たして事実なのかは分かりません。
でもまあ、そういう思い込みも大切、ということで。


で。

試合はその思い込みの通りとなりました。


個人的に今季の東京は、試合開始から20分までの間に失点しなければ結構安心して見ていられる、ということがありまして。
そんな訳で、前半14分にカボレのゴールが決まった時にはまだまだ安心できなかったんですが、その後33分にキャプテン佐原がFKの攻め残りから得点した際には「いける!!」と思った次第です。
ちなみに1点目のシーンは丁度ワタクシが立っている目の前のラインでカボレがギュン! と動き出すのが見えまして、次の瞬間エメに「出せ!」と念を送ったらすかさず何ともおしゃれパス炸裂!!
2点目はFKが崩れてこぼれてきたところを、浅利が囲まれながらも「浅利!!?」と言っては失礼かもしれませんが、、それほどまでに美しい浮き球のラブリーなパス☆ これを梶山が何事もなかったかのように石川に流してセンタリング、と両方とも実にMovingなゴールだったように思います。

そんなこんなで浮かれていたら、ナオのミスから失点し、「冷や水」という言葉の用例にまさにぴったりな展開に。やはり腐っても磐田というべきでしょうか。簡単には勝たせてくれません。
東京は最近、こういったDFラインでのミスというのがなかっただけに全体的にバタついた感がありましたが、それでも何とか持ちこたえてハーフタイムへ。
昨年までの塩田だと、ああいったミスをキッカケに崩れてしまいがちだったんですが、あそこはモニらも含めて地味な成長を見せてくれたのではないかなあ、と個人的には思っております。


後半については、別段書き並べる必要はないでしょう。

磐田の右サイド(駒野と加賀?)は、攻めでは徳永に1対1で止められ、守ってはカボレに尽くぶち抜かれるというボーナスステージとなってしまいましたね。
どなたかが書かれていましたが、カボレと石川に両サイド並びにラインをどんどん押し込まれてしまったせいで、オフェンスに転じた時に距離が遠くなってしまいFW陣が孤軍奮闘という形になってしまったのも、敗因の一つかもしれません。

ただ、東京側から見てみると、この日の5得点はもちろん、ここへ来ての4連勝の立役者は間違いなくCBの2枚、佐原とモニではないかとワタクシは思うのです。
モニはもはや完全復活というよりも、ニューモニワといってもいいのではないかというくらいディフェンス面だけでなくオフェンス面での貢献度も非常に高いと思いますし、この日の午前中、ユースの試合を見たからというわけではないですが、追加点が欲しい時間帯にキッチリ取ってくれる(この日は結果的に決勝点でもある)キャプテンCBの存在は本当に頼りになります。
だって平山よりも佐原の方が点獲ってる訳で。
センター2人の安定感が今の東京の攻撃を支えていると、そういう風に感じずにはいられませんね。




激勝の後、モチベーションを下げることなく4連勝。



いつの間にやら、王子からイイオトコへ。
いまやギャルだけでなく、ゴール裏の男たちみんなに愛される存在になりました。



「もし僕に運があるなら、その全てをFC東京に捧げたいと思います」

例えお世辞だとしても、それでもやっぱり嬉しいぞ!!
もっともっと騙されていたいw


赤嶺、今野、羽生という、結果的にここまで「軸」となっていた選手たちを欠いたにも拘らず、今日のような試合が出来たのは本当に大きいのではないでしょうか。
その要因はやっぱり大竹や、1段階階段を上ったような大人のプレーをしているナオ、そして「カボレからバトンを受ける役」となったスズタツなど、層の厚さだと思います。
ベンチに入っているメンバーがスタメンと大きな差がなく、それでいてみんな一味二味違った味付けの出来るスパイスの効いた選手たち。
平山だって、最後に要らんイエロー貰って出場停止になっているあたりは相変わらず、、、ですが、それでもこの日のオフェンス面での貢献度はかなり高かったとワタクシは思ってます。

JFK監督が春先から取り組んできたタスクが、ここへ来て一定の成果を見せ始めているといえるのかもしれません。



ただ、これが本当に『実りの秋』となるかは、ここから。
札幌戦の後は、清水、大分、鹿島、ガンバと仇敵ばかりが続いていきます。

10月を笑顔で乗り越えられるかは、まずは次の札幌戦。

9月はここまでユースも含めて負けなしと、何とも夢心地な時間を過ごしていますが、飛行機の中ではしっかり気持ちを切り替えなければ。

そして、キッチリ美味しい食べ物を食らって来たいと思います☆(オイ)


何はともあれ。

俺とお前は夢の中~♪





皆様、次は北の大地にて思う存分声をからしましょう!

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