2008/09/17

百花繚乱



大宮戦翌日。
その余韻も覚めやらぬまま、西が丘サッカー場にて高円宮杯を堪能して参りました。

実はこれが西が丘初見参。







ユースっ子たちは既に先月、ユースカップ決勝を見ているので大体どんなサッカーをするとか、各選手がどんな特徴を持っているとかそれなりに頭に入っていたんですが、相手の桐光学園はもちろん見るのは初めて。
テレビで見た高校選手権以外に、高校生のサッカー公式戦を生観戦するのも初めてだったんですが、なかなかどうして、ハードワークをベースにした好チームだなあという印象でした。

やはりJクラブの下部組織に比べると、基本的な止める、蹴るのスキルは若干劣っているものの、フィジカルと統制に関しては申し分ないと言ったところで。
あの高校野球風の独特の応援(「こっこ集・中!!はいいですね。パクればいいのに。笑)や、コーチングの仕方もやはり体育会系といった感じで、ユースチームのそれとはまた違った趣きがありますね。



畑尾君。今日は主将としてはちょっと物足りなかったかなという感じでした。



お気に入りの岩渕君。やっぱりトラップが上手い。
消えている時間も結構あるのですが、キッチリ決定機を掴んでいます。


試合の方は結果的に2-0となりましたが、そんなに快勝でもありませんでした。
特に前半は相手の4人-4人の2ラインに手を焼いて、全く崩しどころが見つからず。
ただただDFラインでボールを回しては、、、という時間も長かったように思います。
もう少しボランチの2人(ユースカップMVPの三田啓君は出場停止だったようで。代わりに出場した平出君は倉又監督から「前見ろ!!」とカミナリ落とされてましたね。。。)が相手の間に切れ込んで行ったり、サイドの連携から崩す(前回見たときもそうだったんですが、東京のサイドの選手はそれぞれ特徴あるいい選手なんだけれども、あんまりそれが連動して相手を崩す、といったやり方になっていないのがちょっと歯がゆい感じがします)などの工夫をしないと厳しいなあ、、、といった感じで全くスコアの動く気配もせず。
逆に桐光の瀬沼君、かな? 長身の割に足も速く、そして足元の結構上手いという選手でしたが、も何度か作れていて、好印象でした。



結局後半、相手の運動量が落ちたこともあって2得点で決勝トーナメントに進出。




監督の渇も入ったんでしょう。



殊勲の重松君は、実にFWらしいヘディングを2本決めてましたね。



我らがJFK監督も見にいらしてました。
ってか、その格好(特にそのサングラス)はメチャメチャ浮いてますよ。苦笑
ユースっ子の試合をみんなまったり見ている中で、一人空気がハードボイルド調ですからな。。。www


で。
次の相手はなんと! 流経柏じゃないですか!!

高校チャンピオンと、クラブユースチャンピオンの激突が早くも実現ですか。
しかも会場はフクアリ。
これはもう、見に行くしかないですな。。。

連休の予定がどんどん埋まっていくのは幸せこの上ないですね。笑




で、このまま次の試合も観戦です。





この日の第2試合は、御存知、野洲 vs これまた御存知、市船。

野洲といえばかつて誰が言ったか「セクシーフットボール」ですが、その評判に違わぬこれまた一般的な高校のサッカー部とは違った志向を持っているチームでした。
ボールを持ったらそれぞれの選手がまず第一にドリブルを考えている。サイドで受けた時にはピッチを斜めに切るミドルパスを狙っており、またそれを正確に蹴る技術がある、という。
恐らく高校のチームであんなにドリブルとミドルパスの技術が高いチームって、そんなにないのではないでしょうか。
市船は基本的にカウンター主体のリアクションサッカーで、DFからキック&ラッシュという「いかにも」なサッカーをやっていましたが、野洲の選手たちがまずドリブルで1人かわして逆サイド、そこから深く切れ込んでクロスという展開を基本に崩してくるのに完全に翻弄されてしまいましたね。
特に8番と21番の選手のプレーが素晴らしかったです。
チームとしてもアーリークロスで逆サイドの深い所に蹴り、そこから中央にクロス、という大きな展開を完全にパターンとして狙っていた感があり、これに市船は完全にやられてしまいました。

結果は5-1。
第一試合を見た東京ファンの多くが残っていて、この人達は基本野洲のサッカーが好きであろうことからスタンドも完全に野洲側についてしまった感じがあるのも可哀想だったかも知れません。

しかし、市船のベンチの品のなさはちょっと考えたほうがいい気もしますね。
監督なんて自分の選手を罵倒しすぎてフォースオフィシャルに注意されてましたし。
かといって大差になったらピッチに声を送ってあげることも出来ず静かになってしまってその辺もどうなんだろうと思ったりもしましたが。。。
それでも最後まで声援を送っていた応援の方々には本当に頭が下がります。


そういえば、野洲の監督は「FC東京とやりたい」といっているとか。
個人的には是非見てみたいです。

その為にも、次の流経柏戦には何とか勝って欲しいですね。
高円宮杯、楽しみな対戦が続きます。


サッカーで満たされる日々とは、嗚呼何と幸せな生活なりや。

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