2008/07/01

第14節:東京1 vs 1千葉



自由席前売り券が軒並み完売で、先週木曜日に慌てて用意したチケットはいわばプラチナ化。
にも拘らず、そんなプラチナチケットを家に忘れてきたワタクシの連れ。。。

雨の中わざわざやってきて、チケットがないことに気付いて半泣きで電話をかけてきた連れのために、BOX OFFICEまで出向いて再度指定席当日券を購入するワタクシ。
売り場の横では自由席が完売なことを知らずに来てしまい、指定席を購入するだけの小遣いはなくて途方に暮れている小学生の集団がいて、う~ん何ともかわいそうだな。。。と思うも何も出来ず。
ともかくまずは連れを待ちます。

そしたら何と奇特な方がいらっしゃったことか。
すぐそこで、余った自由席招待券を連れに譲っていただいたそうな。
結局ワタクシが買った指定席券は余ってしまったので、先程の未来の東京サポたちにこの一枚をあげるから、2人分の自由席代を合せれば指定席が1枚買えて合計2人が入場できるよと指南してやっとこさ席に着きました。


そうやってささやかながら有料入場者数を増やしつつ、一体どのくらい今日は入るのだろうかと心躍らせていたのですが発表された有料入場者数は27,976人ですか。。。
察するに10000枚近くのタダ券が出たということなのでしょうが、そんなトーマスの節操のなさ(皆様は貰ったタオマフを何に使っていらっしゃいますか? トーマスのロゴがベルディの緑ユニの肩にプリントされているのを見たその日から、我が家では雑巾になっています。当然、今回頂いたものも我が家の床掃除の一助になります)には消極的に感謝こそすれ、つくづく我がチームの試合を狙い撃ちにしているかのように降りしきる雨が疎ましく思えてなりません。

でも、よく考えたら『27,976人』って今季の主催試合の入場者数の第2位なんですよねえ。
『完売』という言葉に踊らされて必要以上にガッカリさせられてしまいましたが、これだけの荒天でよくもまあこれだけ入ったものです。何しろ開幕戦よりも多いんですから。
サッカーファンとは、斯くも現金なものであります。



試合の方はといえば、多くの方の感想に同じく、佐原に始まり佐原に終わった試合。

そしてこれもまた多くの方々と同じく、塩田になってしまいました

今まで、プレースキックを蹴りに行きながらファンを煽る選手や、PKをストップして我々と共に咆哮するキーパーは何度となく目にしてきたけれど、決定的なシュートを凌いで相手のCKの前にファンを煽るGKにワタクシはあの日初めて出遭ったのです。
もうカッコイイのなんのって。
ネ申が降りたというよりもネ申「となった」スーパー仁くんに、もうこの日は釘づけでありました。

それにしても、試合の大半を10人でやっていたとは思えない、信じられぬくらいしっかり出来ていた試合内容については、我がチームってかなり強いのか、、、? と錯覚してしまうくらい驚きました。
まあ塩田のお陰で失点しなかったというもあるのでしょうが、平山・エメ・羽生・梶山の中盤は本当に良く動いて、賢く攻守を手繰っていました。

梶山は、局面での数的不利を作らないようにしっかりボールを捌いて相手の目先を変え、それでいてしっかりとゴール前にでも顔を出していました。

羽生は引き気味な位置取りでスペースを潰しながらも、常にカボレを狙って早い攻撃への展開を意識したプレー。
チームとしても大分羽生の動き方、動き出しを把握してきた感じでバイタルエリアの良い位置でボールを受ける回数が格段に増えてました。
カボレと羽生がとにかくダイナミックに動くので、相手としてはやっかいに感じたかもしれませんね。

平山は、一体どうしてしまったんでしょう!?
「平山トップ下」というJFK監督の新作戦について、メディアであれこれ書かれていたのでもちろん知ってはいましたが、まさかあんなに平山を輝かせることになるとは思いませんでした。
何より、彼自身がまさに文字通り「躍動」しています。
不思議なものでボールを追う姿にもかつてない迫力がありますし、最近余り目にすることがなくなっていた、かつて彼が高校サッカーで輝きを放っていた時のあの「胸トラップからのシュート」は、本当にスケールの大きさを感じさせていました。(あれは1本は決めて欲しかったのは本音です)
最近東京のゴール裏でよく見かける「とりあえず平山が何かする度に不満たらたら言えば良いと思っている」輩(以前はこれの梶山版がいっぱいいましたね)がこの日は不運にもワタクシの真後ろにいらっしゃったんですが、どこに目をつけているのかと。
この身長190cmのトップ下がいよいよ覚醒してゴールまで決め出したら、本当に怪物君になりますよ。
「俺の」赤嶺に良いところがなかったのは残念でしたが、この日の平山にはそれ以上のインパクトと期待を抱かせていただくに充分でしたよ。個人的には。

エメはもう、素敵過ぎて何も言う事はありません。


千葉ファンの方のblogを覗くと、「順位の差は全く感じなかった」とか「東京が信じられないくらいしょぼかった」「全然負ける気がしなかった」みたいなことを書いている方がいらっしゃいましたが、一体試合の何を見て、どう考えを巡らせばそういった感想になるのか皆目見当もつきません。
おそらく11人対10人だったということを忘れていらっしゃるのでしょうが。。。

まあ余所様のことなのであまり言いたくはありませんが、、、。

ハッキリ言って、千葉POOLには失望しました。

相手が一人少なくなっても引きこもって攻め手がなく、挙句最後は時間稼ぎの選手交代までして引分け狙い。
いくらアウェイとはいえ、最下位に沈んでいてコツコツ勝ち点をつんでいくことが必要とはいえ、あんなに消極的な戦い方しか出来ないのかと。
我々の自爆とはいえ9人になっている間に1点取られてしまいましたが、それにより千葉というチームに今内在している問題について、直視する機会を失ってしまったとそんな気すらしています。
ワタクシは千葉には降格して欲しくないと心の底から思っていますので、この目が節穴であることを願って止まないのですが、でもやっぱり今の戦い方については選手たち自身が意識を変えていかないと、終盤本当に苦労するように思うのです。
確か千葉との再戦は最終節だったと思うので、あの素晴らしいスタジアムで、お互い何の気兼ねもなく素晴らしい試合を見れることを心から願っています。



さて、J Leagueのリリースによれば、今野のサスペンションは明日の大分戦で消化とのこと。
どうやら週末対戦する彼のチームを信奉する宗教狂いの方々には、何をどう間違ったのか今野は「チキン」呼ばわりされているようですので、土曜日は休養充分、暴れてもらって順位で捲くってやりたいものです。


そして! 明日は大分戦。
7月のハードな連戦ののっけから消耗させられてしまった東京ですが、報道によれば、吉本と茂庭が最終ラインを組むようですね。
吉本には、何としてでも「あの」デビュー戦の借りを返してもらいたい。
仕事を早退して幕張から駆けつける段取りはしっかりつけていますので、何としても勝ってもらいたいものです。

今の東京は試合数をこなせばこなす程チーム力が上がっていく、そんな感触があります。
相手もナビスコでは初の予選突破で勢いはありますが、こっちも試合に飢えている選手が沢山いる訳で。
結果と内容の二兎を是非とも得て貰いたいと思います。



最後になりましたが、日曜日に私の連れに招待券を譲っていただいた方、連れに代わり、心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。

また、今日J SPORTSリプレイを確認したところ、高山主審のレフェリングはとても素晴らしかったと思いました。
スタジアムではボロクソに罵詈雑言浴びせてごめんなさい。


というわけで、ナビスコも頑張りましょう☆



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