2008/07/19

第17節:東京1 vs 1G大阪



水曜日の試合後は、あまりにもワタクシ自身が怒り狂っていたせいもあり、しばらく筆(キーボード)が進みませんでした。


初めに言っておきたいのは、ワタクシは城福監督を心の底から支持しておりますし、その目指すサッカーに共感もしています。

それでもこの試合のJFK監督は、チキンであったと、どうしても言いたくなってしまう。

一生懸命仕事を切り上げて、何としても、何としてもの一念でやっとこさスタジアムに駆けつけることが出来たなんてそんな私事はもちろん誰として知る由もないし、当たり前ですがそんなものを鑑みる必要なんてこれっぽっちもありません。
でも、そうやって勝手に強く入れ込んでいたワタクシの方が、「この一戦」に馳せた思いは強かったのかなあ。と。
それだけに、序盤の停滞っぷりと後半のあの失速ぶり、、、勝つ気がないのか!! と思わず叫びたくなってしまうような、もっと言ってしまえば、試合会場が国立で、しかも雨がぱらついたからこそ負けなくて済んだ、というような終わり方には、心底ガッカリしてしまいました。


前半、特に先制点を獲られるまで、東京の選手たちは完全に自信を失っているように見えました。
効果的にパスを回す事、相手にとって危険な場所にボールを持っていく事、それらを実行に移すまでの決断力が少しずつ鈍っているせいで、テンポよくボールが動かない、カットされる、更に迷ってしまう。。。という何だか明らかに鹿島戦を引きずってしまっているような状態。そのまま、なすすべもなく失点。という。

で、やられてから物凄い振り幅で開き直る、というのも我がチームの仕様という訳で。苦笑

このゲームではここ数試合よりも前目にポジションした梶山が二川、橋本、明神と言った辺りにキッチリとケアされてしまっていたのですが、反面比較的フリーでボールを持てたのが浅利。
今シーズンの彼の攻撃面でのバージョンアップぶりにはもう何度も驚かされていますが、この日も右の石川に何本も好パスを供給して右の槍で相手を押し込んだかと思えば、今度は左の羽生に渡して徳永との2枚の角でデルピエロゾーンでしたっけ? あの辺りでいいチャンスが何度も生まれる。
中盤でも下がってボールを受ける懐かしいルーカスと、自由にさせると厄介な二川を上手く潰して、まさにこの日はゲームメーカーとして輝いていたように思います。
そこから生まれた徳永のゴールには本当に救われました。
あの角度から捲いて逆のコーナーに決める、なんてのはまさにルーカスの得意とする芸当ですよねえ。
先制点を奪い取ったのがその彼であったために、去年までのルーカスの姿が思い起こされて何だか本当に胸のすく思いがしました。

ただ、そうやって自信を取り戻していった中盤とは裏腹に、この日はFWが大ブレーキ。
特にカボレは、、、。
素人がこんなに簡単に言ってはいけないのかもしれませんが、ワタクシの見た目では、彼は「準備」が出来ていない。
集中を欠いているわけではないと思うんですが、要するに見方のシュートをGKがはじいたり、ボールがこぼれてくるということを予測して準備できていないように思うのです。
この比較に何の意味もないことはわかっているんですが、彼が詰め切れないシーンを見る度に、何度も「俺の」赤嶺だったら、、、。とボヤいてしまいました。。。

後半もカボレの停滞ぶりは変わらず、更に中盤もあの気候の中で当然のようにバテて後はグダグダな展開に。
結局JFK監督は石川→エメルソン、羽生→赤嶺と消耗の激しい選手を変えた割には、この試合もカボレは最後まで下げず。
交代枠を残したまま引分けで終了となりました。


この試合のベンチメンバーは、荻・藤山・椋原・金沢・エメ・赤嶺・川口。
この布陣を見るに、中盤から後ろの選手が多いように思ってしまうのですよねえ。
まあ確かに長友が怪我明け、今野を中盤に上げるというオプションがあるとはいえ、やっぱりJFK監督は、「打ち合いも覚悟している」と試合前にアドバルーンを上げておきながら、内実バテる前にリードを奪って、手堅く逃げ切ろうと考えていたんではないかなあ。と邪推してしまいます。
まあそれも現状のチームを考えると極めて真っ当ではあると思いますが、ホームの、しかも営業が頑張って法人チケットをいっぱい出していたらしい(平日のナイトゲームで27,000人は凄い!)試合で、何とも煮え切らない感じで試合がクローズしてしまったことについては、一人の観客としては残念な感じが強かったです。

最後は赤嶺を入れて前を厚くしてましたが、やはりこういう気候条件では中盤のストックを多く持っておかないと後半は必ずああいう状態になっていく予測のほうが大きいように思えます。
そういった意味では大竹とか。まあ、不調なのかもしれませんが。

開幕当初はいつの間にやら随分と選手層が厚くなったなあ。といった言葉も聞かれてましたが、丁度リーグが半分終わってみて、気がつけば今のスタメンのレベルで出来ている崩しに加われるメンバーというのが、なかなか出てきていない、というのが現状かもしれませんね。
もう一人くらい、中盤で試合を動かせる選手が欲しいところです。

カボレを引っ張ったことについては、、、。
信男さんは最後までベンチにいたし、あの出来だったら全然代えて欲しかったのですがねえ。
本人ももうバテてやさぐれてましたし。

ただ、思い当たるのはJFK監督もいわゆる「育成年代」の監督を経て今に至っているという点ですね。
確かに最近のカボレは不調で、監督自身もそのことに関して「自分の指導者としての質が問われている」みたいな事を以前言っていたように記憶しているので、この2試合何があってもカボレを下げなかったのはその辺なのかなあ、と。
2年前、倉又監督がスクランブルで指揮を執っていた際にも、誰がどう見ても疲労してコンディションが落ちている浅利や藤山(当時ですよ)を使い続けてゲームを落とす、ということがありました。
そういった意味では、育成年代から上がってきた監督というのは「選手を育てる」という観点から選手を辛抱強く使う傾向があるように思います。間違ってもこの日の相手方の監督のように後半頭から投入した選手を代えるようなことは滅多な事がない限りしないでしょう。
後は本人が奮起してくれるのを待つだけなんですが。

でも「俺の」赤嶺使って欲しいなあ。駄目かなあ。
あれだけ平山とカボレが重なるところを見せられると、どうしても赤嶺でいいじゃねえかよ!! と思ってしまうのは思い入れのせいですかね。。。

3連敗だけは免れたけれど、そんな思い入れと肩入れと、納得いかないと感じてしまった采配なんかが入り混じり、消化不良なワタクシは鬱屈した気持ちで翌日まで過ごしましたと、そんなお話でございます。苦笑



というわけで、これで全チームと1回ずつ当たって前半戦が終了しました。
東京のここまでの成績は7勝6敗4分の10位(勝ち点25)。
得点は23。失点は24。
気がつけば「例年通りの位置」と言えるかもしれませんが、勝ち越して終えてるのっていつぶりですかね??
個人的には、充分楽しませてもらってます。7月まで愉しかったのはいつ以来だろう。。。

とはいえ再開後はまだ勝ち試合もなく、その試合内容(特に後半)から夏場は相当厳しい展開になると今から覚悟を決めていたりもします。
次の京都戦を皮切りに、横浜、大分(ナビスコ)、名古屋、浦和、柏と前半戦で勝ってない相手(あれ!? 浦和と柏の間に1試合あった気が、、、ま、いいか)との連戦なので、何とかリベンジして貰いたいものです。

特に横浜には絶対負けるな!!
あの三ツ沢での悔しさは忘れませんよ!!
後は柏のチケット取れるか&行けるか、、、??



という訳で、次の京都戦は現地観戦は無理なので、どこで見ようかこれから検討します。

皆様、良い週末を。



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