2008/05/26

ナビスコ第4節:東京3 vs 0ヴェルディ

とっても気持ちの良いゲームだったわけですが、、、まことに残念なことにデジカメを忘れてしまい、写真が一枚もありません。
むう。。。


結果の方は周知の通りですが、うーむ。

勝った我々はそれはもう当然ワッショイワッショイお祭り騒ぎな訳ですが、いうなればボッコボコにされたあちらさんは、選手も客席も、あまり突っかかってくる感じもなく。
眼中にないのか悔しくないのか、それともただやる気がないだけなのか。
いずれにしろ、前回の対戦で負けている、ナビスコの予選リーグ突破にはもう後全部勝つしかない、前回は退場させられてたり戦力外と言われていたりで燃えないというなら、プロスポーツ選手として大切な資質が1つかけているようにワタクシは思いますがね。。

かく云う東京側も、試合前は前回リーグ対戦時のような殺気立った雰囲気はなく、塩田に促されてようやく応援を始める感じ。
これも既に1度勝っている余裕でしょうかね。

※どうやら事前に「今日はチェアマンが来てるからあんまり煽るな」とチームから直々に牽制球を投げられていたようで。
それで恒例の「ベルディ川崎」コールをやらなかったんだな。。。
それでも、今年から毎試合やってたアウェイチームのサポーターの皆さん、ようこそ!みたいなのをこの日に限ったやらなかったのは、「ダービー」を意図的にプッシュしていないフロントのせめてもの対抗意識の発露でしょうかね?

でも、我がチームにはそんな我々よりも数段モチベーションの高い男たちがいてくれて。
鬼気迫る攻め上がりと出会い頭の弾丸ミドル!! のブルーノ。
故障明け初スタメン、エメ。
そして地元の星!! レアンドロとフッキを上手く押さえ込むことに成功した初出場・椋原。

結局そんな彼らの気迫に上手くスタジアム全体が乗っかっていけた感じと言えるのではないでしょうか。

特に前半、我がチームのブラジリアントリオがフレッシュな時間帯の彼らの連携による攻撃は、本当に愉しかったです。
羽生とエメが左右・斜めに動く。
ブルーノ・平山は上下に動く。
こんな感じで相手のマークは完全に混乱させられてましたね。
おまけに初っ端にあの会心ミドルを決められているため中央に意識が集中しており、またレアンドロとフッキは前に残っていますからサイドの彼らの裏は広範なスペースが。
「攻撃は期待していない」と言われていた椋原もそこに上手く出て行って丁寧なクロスを2本ほど上げてました。

そのクロスを残念ながらバーに当ててしまった平山ですが、この日は前線からスッと戻ってきて軽くポストをこなした後スルスルとトップに入っていく動きが見られて、それなりに良い形でボールを受けられてました。
残念ながらカボレやエメとのコンビネーションがすんなり取れずにチグハグになってしまった場面も多かったですが、それでも今シーズン今まで見た中では出色の出来。結構な好印象でした。
ただ前述の連携面を含め、まだまだやらなきゃいけないことはいっぱいありそう。
やっとスタートライン、という感じで、今後も余計なことしようとせず、デン! と構えて頑張ってもらいたいです。

色々な人が言っている通り、ブルーノの攻めあがりは赤いチームの田中さんみたいでしたねえ。
ただこれもみんながみんな言っている通り、同じブラジル人でも人間性の面で雲泥の差がありますがw

この日の彼について個人的に最も好印象だったのは、ゴールそのものよりもボランチとしての攻撃時の趣と言いますか。
これまでワタクシを含め多くの人が、梶山不在のチームの戦い方、もっと言うなら主に攻撃面での彼の存在感について痛感させられて来た訳ですが、この日のブルーノのパフォーマンスはそれに対する答えの1つになりうるのではないかと思います。

確かに守備面では結構危なっかしい場面もあり、攻めあがるには当然リスクも大きくなるわけですが、彼は梶山とは違った特徴でこの日の東京の攻撃を牽引していたように思います。
具体的には、これを「ブラジル人らしい」と言うのかも知れませんが、細かいパスワークでの中央突破からゴール前に抜け出す、というパターンを中心にした攻撃といえるでしょうか。

梶山はどちらかというとピッチを幅広く使い、回りの選手を加速させることでチーム全体の攻撃にダイナミズムを与えることの出来る選手です。

これに対してブルーノは、エメやカボレ、羽生らと中央のエリアで細かいパスを繋いでゴールに迫っていく、どちらかといえば、そう、フットサルに近いような攻撃の印象ですかね。
今ここまで書いてきて、往年の読売ウェルディのサッカーがふと思い浮かびましたが、丁度あんなイメージ。
特にエメルソン、羽生が横に大きく動いてくれるので、ブルーノの縦への動きがより効果的になる。
だからこの日の前半、東京の攻撃が上手く言っていた時間帯においては、非常に「縦」のパス、しかもDFの裏へではない縦のパスが多く出ており、いつものMoving Footballとはちょっと趣の違うパスサッカーの印象が鮮烈でもありました。

ピッチを幅広く使う梶山と、縦に揺さぶるブルーノ。
実際、これは東京にとって大きなオプションになるように思います。
(まあまだ昨日1試合しかそれを目の当たりにしていないので、ここまで言っちゃっていいのか? っていうのもあるんですが。。ま! こういうのは勢いで!!爆)

で、もはやそのどちらにも欠かせないピースとみんなが認識し始めているのが、エメルソン。
彼は相当凄い選手なのではないだろうか!?
この日はベルディが初出場の椋原を狙って、意識的にこちらの右から崩そうと仕掛けていましたが、まあ当然彼自身が対峙した選手に効果的なプレーをさせなかった、という面ももちろんありますが、エメルソンと浅利、佐原、藤山などがしっかりとフォローすることで数的不利な状態や、彼と対峙する相手がスピードに乗った状態で彼と相対しなければならない状態になることを上手く防いでいた、というのが非常に大きいと思います。
結果的にあちらさんは無理なところからシュートを打って終わる、という感じでこちらにとっての脅威はあまりありませんでしたね。
そしてそんな感じでDFでも多大な貢献をしているのに、次の瞬間にはハーフウェーラインの向こうでカボレとパス交換しているんですから本当に吃驚です。
最後の祐介のゴールもFKからではありますが、結局パスを出したのはエメルソン。
頑張ってしまう選手だけにまた筋肉系の怪我をしなければ良いのですが。。。とそれだけがひたすら心配です。。。


とまあこんな感じで、我々の方が俄然! 思い入れの強いダービーは2連勝!
あの未だに変なプライドだけは高そうな感じの緑のクラブに勝つのはいつでも気分が良いです!
ましてや3点!!(今シーズン2点差以上の勝ちは初めてではないだろうか??)
更には無失点!!
ナビスコカップの予選についても、まだ突破が狙える位置で踏みとどまりました☆


残念ながら次回の清水戦はTV観戦(チケットは持っているので欲しい方差し上げます。。。)、その次のダービーは社員旅行のためTVすら見れない、とナビスコ予選は昨日が最後の観戦となってしまったのでした。
ので、何とか突破して決勝トーナメントに連れてってくださいお願いします!!

と、皆様に念を。。。念!

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