2008/08/02

第19節:東京1 vs 1横浜



前回の更新から大分間が空いてしまいましたが、この試合の酷さだけは今も鮮明に覚えてます。










いくら「花火効果」とはいえ、仮にも30000人近くの観客を集めて試合で、皆様にお見せする内容ではないだろう、と、そんないかにも「低迷するチーム同士の戦い」は、今シーズン半ばお決まりのようになってきた立ち上がりの失点で幕を開け、見るべきものが全くない後半で終わって行きました。。

試合後は恐らく今季初の大ブーイング。
「シュート打て!」コールも飛んでましたが、まあ恐らく殆どの人がシュートを打つチャンス自体がないことが不満なのは判ってはいるのだけれども、適当なコールがないので、、、という気持ちでのあの主張だったのではないでしょうか。誰からあの状況を的確にワンフレーズで言い当てたよいコールを思いついてくださると非常に胸がすく思いがするというか、スッキリするのかもしれませんが、、、。
今のところワタクシには良いアイディアがございません。。。

















花火は非常に綺麗だったのですが。。。

やはり覚悟していたこととはいえ、夏場は非常に厳しいようです。
相手もそろそろ我々に対してスカウティングと対策を重ねて試合に望んできますゆえ、東京の形と呼ぶべきものは全くと言っていいほど見ることは出来ませんでした。
横浜は監督が代わって、昨年の「スクランブルアタック」さながらのオールコートプレスの様相。
これにより、東京はいつもとボランチが違うだけでもスケールダウンといえそうなのに、更にそこに激しいプレッシャーをかけられてはバックパス→大きく蹴る→ボランチが押し込まれているのでセカンドが拾えない→波状攻撃→何とか防ぐ→大きく蹴る→(繰り返し)という最悪の展開が最後まで続いてしまいました。

その上この日はルーキー椋原が全く試合に入れず、完全に穴になってしまっていたので、実質10人対11人みたいなもの。これでは誰がどう考えたって辛いのは自明、という感じで。
彼は1対1は確かに強いと思いますが、それは相手がフッキみたいに頭が悪いか、ルーキーと言う事で情報が少なく相手の血の気の多いサイドバックが1対1を挑んできてくれる場合に有利になるというだけで、きっちり2対1、もしくは2対2を作られてしまえばそう簡単に止めるのはやはり厳しくなります。
おまけに、まだ「見方と連動して守る」ということが上手く出来ていないので、そこは大竹同様彼にとっての一つの「壁」なのかな、と。
幸か不幸か長友不在のチームは、しばらく彼を「代えたくても代えられない」(この日の彼の出来なら前半で交代でもおかしくなかったことがそれを証明してますよね。。。)状態のため、今後も使われるでしょうから、そこで是非とも壁を乗り越えて欲しいものです。

そしてそんなことよりもっと大問題なのは、後半から交代で入った2人。
ナオと平山。
いやあ、、、大誤算でしたね。。。
2人いっぺんに代えて2人が2人ともあの出来だと、もう流れを変えるもベンチの思惑もあったもんじゃないというか。
椋原が前述の状態にも拘らずあんなに前張りしてたらもう中盤は目も当てられないくらい数的不利な訳です。
点を獲りたい気持ちは判るけれども、ヒロミ時代じゃないのだから。もう少し考えて欲しかったなあ、と。

それにしても平山は、何しに入ってきたのでしょうかね??
あれだけボールが収まらない、散らせない、ファール貰いに行く、挙句自分がファールとられるじゃあ、使えないよなあ。。。
つくづく彼はメンタルコントロールに難がある選手なのだなあ、と思い知りましたよ。
カボレとエメは体力的にもあそこでいっぱいだとはワタクシも納得だったのですが、交代選手が「あの状態」だと「何で代えた!?」と叫んでいる方の不満な気持ちにも異議なし、という感じは確かにします。
かといって、監督の判断が間違っていたとはワタクシは思いませんが。。。


何にせよ東京は今、「どうやったら点を取れるか」ではなく「どうすればチャンスを数多く作れるか?」という問いに真摯に取り組まねばならない、そんな状況下にあるように思います。

確かに、開幕当初よりは格段にボールが繋げるようになっていると思います。
試合前のボール回しやワンタッチゲームも、みんな見違えるほど上手くなっている。

でも、リターンパスばかりのポゼッションでは仕方がないわけです。
危険なところにパスを出し、それが有機的に繋がって、ゴールへと向かう。
そうなってこそのMoving Footballだと、ワタクシはそう思っています。
今、東京に足りないのはそこにボールを入れる、相手がより厳しく来る中でもボールを繋ぐ、そこからボールが出てくることを信じて抜けて行く、そのほんの少しの「勇気」であるように、この1ヶ月を見てワタクシは偉そうにもそう感じています。

みんなが少しずつ勇気を持って、点を獲るためにゴールを目指す。
リスクを犯して前に出て行く。そんなプレーを、トライをもう一度見たい。
贅沢な観客はそう思うのです。


この日は2人の新たな観戦者を招待していまして、更には翌日の休日出勤が決定した怒りに身を任せて江戸切子グラスをドンッ!! っと購入してしまったんですが、ついにワタクシの高額グッズ購入神話にも終止符が打たれてしまいました。
ああ。。。にまんえんですよにまんえん。。。



でもきっとこの出費は今後に活きる筈なのです。
何に活きるかは知る由もありませんが。。。

結局4月のあの悔しさをこの試合で晴らすことは叶いませんでしたが、それでも希望を捨てずに頑張って行きたいと思います。
帰りの味スタの駐車場にて、偶然にも青赤に並んで止めてある車を見て、まだまだ希望は残っているのさと妙に前向きになれたことを記して、気持ちも新たに名古屋に乗り込みたいと思います。

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