2008/06/11

うちでは相当ショボくとも。









という訳で行ってきました『FC東京トークショー』。

残念ながら一般の写真撮影は禁止とのことで出演者の方々の写真はないのですが、
普段練習場へ行ったりはしないワタクシとしては、
生三田涼子さんはとてもちっちゃく細く華奢な感じで、
生前田治さんはでんっ! って感じで、
そして生我等がJFK監督はやっぱり男前でありました。

あの顔で、あの佇まいで、んでもってあの声。
さぞサラリーマン時代はモテたでしょうなあ。。。
てな印象を改めて抱いておりましたところ、本人曰く

「僕はうちでは相当ショボイです」

だそうです。
大爆笑でした。
しかもそれに続けて、「家では本当に地味な感じで、、、でもそれがまた良いんですけど(照)」だそうで、もしかして内はドMなのかJFK!?w

その他にも、

「スーツは試合のときにしか着ないです。試合のときにスーツを着ているのはジャージだとボールボーイと間違われる、と家族に言われているんで」 ←背が低いからか??

「試合の後家に帰ると、勝っても負けても『今日も采配ミスだったね』と家族に言われる」 ←御家族はいつもスタジアムで観戦されているそうです。そして、勝っても負けても扱いが変わらないことに本当に感謝している、とも。

「選手にもそろそろ僕がショボイのがバレてると思いますけど」 ←この「ショボイ」の内容を具体的に聞きたい。。。

「僕、負けた試合の後は家に帰ってとにかく寝まくるんですよ。だいたい9時間くらい」。 ←寝すぎです
「監督になってからは生活が規則正しくなりましたね。(苦笑) 大体5時くらいには起きてますし」 ←5時に起きてるのに9時間寝てるってことは、、、。

てな具合に、普段の毅然とした風貌からは意外な感じのする、どちらかというとプライベートな話題もありつつ、1時間強の時間はあっという間に過ぎていきました。



リーグ戦の話題中心のものでしたが、掻い摘んで御紹介すると、、、。

Q.ここまでのチームに点数をつけるとしたら?
A.
前田さん:監督は50点くらいと思っているのでは。
ヤスダ氏:まあ見てる人から言わしてもらえば90点くらいですね。
JFK監督:まあ僕らは点数をつけられる側なので、、、。見ている人がつけてくれれば良いと思います。
ただ、確かにそんなに凄く良い点じゃないですけど、積み上がってきているものはあると思う。



Q.手応えは?
A.
JFK監督:指導者の方々ではなく、一般のファンの人がどう感じるかが大事。
牛歩のように一歩一歩進んでいます。
ヤスダ氏:負けても愉しいというか。そういうのがいいです。
前田さん:監督の中で理想と現実のバランスをどう取るのか、非常に難しいのではないでしょうか。
でも、要所要所で理想の部分が確実に出てきている。



Q.ここまでで印象に残っているシーン、ゴールは、、、
A.ゴールは全て印象深くて差はつけられないが、その中でもまず川崎戦での4点目(今野)。
シーズン開始前、川崎とやってチンチンにやられていた。全てのチャンスが決まっていれば7-2くらいの試合。その試合後選手たちはとても不安になったと思う。
その意味で同じ川崎相手に上げたあのゴールは、選手がピッチ上で確信を持てたゴールだった。

そしてもう一つはダービーでの羽生の同点ゴール。
あれも連動して獲ったゴールだが、それよりも大きかったのは、あの試合でもし負けていると、周囲の声(つまり批判)が大きくなって目標の追求が非常に難しくなってしまう。
そういった意味であのゴールは本当に大きかった。

それから、あの試合で「サポーターも一緒に戦う」の意味が解った。
何かこう、空気が揺れるというか、、、。まるでここは日本じゃないと思うくらい、あの試合のスタジアムの雰囲気は本当に凄かったです。




その後、後半戦の予想布陣(ボードにはダービー第3戦のスタメンが貼ってあり(何故か椋原だけマグネットがない! 用意しとけ!!w)、ここからスタート。前田さんは躊躇なく荻→塩田を入れ替えた後、躊躇なくモニを外そうとして場内がザワザワ(笑)、、、な感じに、その後今野を、、、なーんて予想も。監督は「それも瞬間風速的にはあると思う」とコメント)や、選手のモチベーションコントロール(例えで出ていたのは俺の赤嶺。「彼はこの前のダービーの前日練習でレギュラー組みでセットプレートかやっていたのに、当日は一分も出れなかった。次からどんな顔でグラウンドに来るのか、今から楽しみ」だそうです。飛躍を!)などの話題を挟んで、いよいよ後半戦の目標を。となりました。

曰く、

「今3位という順位で、まあ現時点での順位は全く意味のないものなんですけど。そんな中選手は『あの試合勝ってれば今1位なんだよな』と言っている。選手が伸びる瞬間というのは、例えばU17の時、予選リーグを勝ち抜いて決勝トーナメントに行く。そうするとその次の試合までの4日間なりのトレーニングで物凄く伸びる。で次ぎも勝つと、またその次の試合までの間に更に伸びていく。試合だけでなくてそういう感じを体験していくことが出来る。そういう中で選手が伸びていくことが出来るというのを、1年間続けていけたら素晴らしいです」

とのこと。
この話は非常に興味深くて、よく優勝チームの経験とか優勝争いの経験とか、そういうのをとてもわかりやすく表現してくださったなと。率直にそう思いました。

この後の質問コーナーでの話でも、

Q.先程は勝った試合で印象に残っているものを挙げていただきましたが、反対に勝てなかった試合でターニングポイントだったと思われる試合はありますか?
A.まずはマリノス戦ですね。(即答)
メディアにも出ていますけど、この試合後にみんなの前で梶山陽平にかなり厳しく、それこそ「お前のせいで負けた」と。
で、それ以後の試合の彼のパフォーマンス、調子が良いときの彼のパフォーマンスも、そうでない時のそれも見ていただければ。
そういった意味で、マリノス戦ですね。

もう一つは、名古屋戦。
実は、試合前からロッカールームの雰囲気がいつもと違っていた。
この試合は、2位(東京)と3位(名古屋)との試合で、しかも勝てばトップになるかもという。
しかもお客さんも3万人以上入ってという試合。
そんなシチュエーションで、うわっついている、浮かれポンチになっているわけじゃないのだけれど、明らかに選手の雰囲気が違う感じでしたね。
これの前の大宮戦ではそんな感じは全くなかったです。
そういう、秋に優勝争いをするとこんな感じの空気になるのか、という。チームが初めて「頂上を垣間見た」そんな試合。
そこで痛い目にあったのがデカイですね。



↑こんなお話がありまして。
きっと今チームは日々の達成感の中で、どんどん伸びしろを広げながら日々進んでいるのだなあ。そんなポジティブな空気は開幕当初にワタクシが感じたことと全く変わることなく、しかも期待は膨らむばかり(笑)

きっと選手だけでなくワタクシたちファンも、今この指揮官の下でとても大きな経験をさせてもらっている、ただ刹那に結果に一喜一憂するだけでなく(もちろんそれもこの上なく大事なこと)、目標に向かって積み上げていく、その一歩一歩を味わって進む。
そんな「未完成だからこそ」体験できることを、今ワタクシたちは一身に味わえているのだなあ、とそんなことを想いました。


Q.監督を引き受けるにあたって、期待と不安のどっちが大きかったですか?
A.監督は不安があったら出来ない職業だと思います。それに僕は、FC東京を見ていて今こそ自分の方法が活きるという、その確信があったし、その確信がなければ恐らく不安のほうが大きかったと思います。


男前監督のこの答えを信じて間違いないという確信を、今日ワタクシも抱きました。
1時間では全然足りませんでしたよ。

それでは最後に、後半の目標のくだりでのヤスダコージ氏の回答で、締めたいと思います。














A.監督、アジア行きたいッス。



あのパネルが本当に欲しかった。。。

ACL貯金はもう始めてますよ☆

※何分メモと記憶を頼りに書いていますので、多少ニュアンスが違ったりしているかもしれませんが、その辺は皆様の感性で補ってください申し訳ございませんm(_ _)m


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