2009/07/20

第18節:大宮0 vs 3東京



、そして、3。

この8連勝中、1試合平均がなんと3得点。

連戦で動きが悪くとも、3点とって勝ってしまう。
これが本当に春爛漫の頃、「1-0」でしか勝てなかった、あのチームなのでしょうか。
勝てども勝てども、どうにもこうにも信じられないワタクシは、やはり不信心者なのでしょうか。




NACK5スタジアム大宮を訪れることだけではなく、この大宮という街自体に降り立つのもこの日が初めてでした。
駅周辺は吉祥寺あたりに近い、そんな印象でしょうか。

それにしても、そのオレンジっぷりには本当に感心してしまいました。
道の側溝の蓋も、立ち並ぶ外灯も、もちろん両側に立ち並ぶお店の軒先にも。これほどまでに町全体に支えられている姿を見るだけでも、ニヤニヤしてしまいます。
同じさいたま市でも、浦和区とはえらい違い(熱心さは同じですね)で、この辺は政治的な対抗意識などもあるのかなあ、なんて穿った見方もしてしまうほど。本当に素晴らしい。





徒歩20分の道の途中には、オフィシャルショップあり、神社あり。
街中を抜けて、参道を抜け公園の中をスタジアムへというのはとても愉しくて、全く苦になりません。

この辺も同じさいたま市とは言えども、、、(以下略)。




で、缶ビールを1缶空ける間に着いたアウェイ側の待機列でしたが、凄い人!!
ちょうど開門時間くらいについたのですが、皆様の熱意にはただただ頭が下がります。

待機列では、コチラの方にもバッタリお遭いしまして。
開門と同時に席取りのために消失してしまい、本当に失礼なことをしたなあと後々反省したのですが、あの長蛇の中、待つことが苦手なワタクシはとても愉しいひと時を過ごさせていただきました。ありがとうございました。



正面。



右。



左と、街中にあるスタジアムはそれだけで好きなワタクシにとって、このスタジアムの立地は最高でした。
ゴール裏スタンドも、上段からは普通のゴール裏では考えられないほどピッチを俯瞰できる眺めで(高所恐怖症の方にはちょっと辛いかもしれませんが)、なかなかいいスタジアムだなあ、と。
最大収容人数も15,000程度で、非常にコンパクトなスタジアムでしたが、現在のチーム状態もあるのか、ホーム側ゴール裏の上段端の方が空席だったのは少し残念な感じもしましたね。
浦和区に負けず、是非とも頑張ってほしいです。応援してます。



セグウェイで営業。



満杯のアウェイゴール裏でユルネバ。
ただやっぱり屋根がないと、微妙にテンポが合わなかったり、臨場感を感じられなかったり。
その辺はやっぱりホームがいいですね。




試合の方は各所で書かれている通り、まあ7日間で3試合の日程そのもののお疲れモード。
ではありましたが、その中でもポイントはしっかり抑えることが出来ていて、試合運びとしては申し分なかったかなと。
水曜日の名古屋戦よりも、抑えるところを抑え、いい内容であったように思います。

中でも特筆すべきは、、、これは先日の名古屋2連戦の際にも思ったのですが、今の東京は攻守の切り替えが相手チームよりも数段早い。
これはチーム全体が連戦の疲労で重鈍であったこの日にいたっても、相手チームとは圧倒的な差があったように思います。
これこそが、パスがずれてミスが多くとも失点せずに試合を終えられた一番大きな要因ではないかなと。
極端に言えばこの日ピッチに立っていた選手達は、動きが重くてもミスが多くてもそこだけはサボらずにしっかりとこなしていたように見え、そう意識が非常に高くなっているのかなと感じた次第です。



大宮に向かう道すがら、「今日あたり今野が点取る気がするのよね」とか勝手な予言をしていたら、本当に取ってしまうから吃驚。
実際、今節こそは僅差のゲームになるとワタクシ自身は予想しておりまして、まあその辺3点も入ったのは今の我がチームの勢いも多分にあると思います。
ただ、最近の今野のパフォーマンスはもう「別格」だと思う訳で。
「格が違う」とは、彼のためにある言葉ではないかと思うくらい、今の東京のスタイルで、CBのポジションに君臨する今野のプレーはとてつもない。それで得点まで取ってくれるのですから、もうどんな賛辞の言葉も安っぽく聞こえてしまう感じです。



もちろん、コンビを組むブルーノも、そして「槍」の長友に対して「重装歩兵」の徳永も、やはり素晴らしいパフォーマンス。
特に今野のゴールは半分以上はブルーノの得点みたいなものでしたし。
その辺、スタンドの方達はしっかり心得ての、ブルーノシャーでしたね。



歓喜が続くのは、素晴らしいこと。



まあそれでも今日はやはり、この人でしょうかね。

「夏に弱い」といっていた割には、今節の疲労したチームにあってもっともタフだった一人ではなかったでしょうか。
しかも、おそらく前線の選手の中では、この2ヶ月間のプレー時間は最も長い選手であるはずです。
課題はメンタルと言われつつも、この暑さの中最後まで非常に貪欲にプレーしている。

平山が収めて、散らして。そして点まで取ってと。
更には時間も稼いで相手を怒らせ、その刹那またゴールを叩き込む。



最後にはジャミラに。爆笑
(写真は日刊スポーツ様より)

ここでも相手選手(藤本)にキッチリカードをお見舞いしてます。

もしもワタクシが相手チームのファンであったならば、本当に大嫌いだと思います。笑


ナオの連続ゴールが途絶えても、今度は平山が爆発。
いよいよ「課題」といわれていたセットプレーからも点を取り、本当に何だか恐ろしいまでの好循環サイクルに入っているような感がある東京。

ただ疲労、疲労と言われていましたが、ふと考えると、今回は中2日で3試合といえども、全て関東圏でのゲーム。
そこへ行くと来週からは広島(ホーム)→名古屋(アウェイ)→川崎(アウェイ。まあ近所ですが)と、こっちの日程の方が全然ハードのように思いますし、恐らく今よりも気温も上がる。
これくらいで根を上げてもらっては困るし、来年ACLを目指すならばもっと過酷なスケジュールを戦わなければいけない訳で。
その辺、もっと大きな志を抱いて、「の夏」を突き進んで行きたいものです。


1週間休んで、次の相手は広島。
恐らくJリーグを日頃見ている方々にとっては、非常に興味深い、注目の集まる一戦となるのではないでしょうか。
5月の、あの「内容的には素晴らしかったけれど無得点で敗れた」一戦から2ヶ月半。
ワタクシ自身も、非常に愉しみなゲームです。

今節は上位チームが軒並み足踏みということで、遂に2位グループに手の届くところまで歩を進めてきた感がある東京。
このままの流れで、何とか8月の川崎戦、そしてその先の鹿島戦へと繋げて行きたいですね。

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