2009/07/20

ナビスコ準々決勝1st:東京5 vs 1名古屋



前半は素晴らしかったけれど、後半がなー、、、。

なんて、どうにもこうにも贅沢な身体になってしまったものです。


普段職場まで自転車通勤しているワタクシにとって、埼京線~京王線のコラボレーションによる久々の通勤ラッシュ体験はまさに「地獄」以外の何者でもありませんでしたが、意地でも試合開始までに味スタに辿り着くのだという気合を見せた甲斐あって、素晴らしいゴールラッシュに立ち会うことが出来ました。



前半15分までに、3点!

まるで日曜日のリプレイを見ているかのような平山のゴール(時間も同じ3分)に始まり、米本のあまりにも美しいプロ初ゴール。そしてまたもあっさりとチーム新記録を打ち立てて見せたナオ様の3点目と、試合開始早々に名古屋の心を複雑骨折させるには充分どころかお釣りがくる程の電撃作戦でした。
長友の4点目が決まった時には、いつものように歓喜の声を上げるのではなく、ただただ爆笑してしまいました。

試合前には、

「今日の試合は難しいし、そもそもサッカーで2試合続けて3-0完勝とかある訳がない」

なんて偉そうにぶっていたワタクシですが、その予想は当たらなかった上に、それ以上の結果になってしまいました。
本当に申し訳ない限りであります。笑


結果的に、あまりにも早く試合が決まってしまったために、その後は「興行」としてはまったく面白くないグダグダな試合になってしまい、後半はその緩さに若干苛々してしまったりしたものの、それは冒頭に書いた通り、何とも贅沢な観客心理といいますか。

「人間って欲深いですよね。勝っても勝っても、もっと勝ちたいと思う。ゴールも同じ。もっともっと点を取りたい。そして、上に行きたい」

我らが石川ナオが神戸戦の頃に言っていたこの言葉の意味を、今ワタクシ達はこの身を持って体感しているのかもしれません。

大量得点にも、より完璧に近い試合運びを求め、完勝の中にも、次への課題を探す。

そうやって勝てば勝つほど、強くなればなるほど、ワタクシたちの要求もまた、止まることを知らずエスカレートし続けるのでしょうか。

東京は今、ワタクシが継続的に東京を見るようになって以来、間違いなく最も強い。
かつて強者相手に玉砕覚悟で全力でぶつかって、ギリギリ・ドキドキの90分間を駆け抜けてその結果大いなるカタルシスをスタンドにもたらしたチームでは最早なく、キッチリと自力をつけ、相手を寄り切るような内容でワタクシたちに歓喜を届けるチームへと、いつの間にやら変貌を遂げてしまったかのようです。

ただ、そんな風景を見慣れていないワタクシは、チームがそのように見えれば見えるほど、やはり不安になるわけです。

連勝はいつか止まるし、好調はいつか終わる。

「今、鹿島や浦和と当たりたい」と強く思ってしまうのは、心のどこかでそれを判っている。怖れているからに違いないのでしょう。

チーム新記録となるこの連勝がストップする時、どれだけのベースアップをワタクシたちが手に入れることが出来ているのかは、まだ判りません。
判らないからこそ、JFK監督がいうように、「最近の歩みを絶対に止めたくない」
このまま行ける所まで突っ走って、その先の景色をもっと見たいと思うのだと思います。




両指揮官の対照的な佇まい。

あちらの監督が発したnightmareというこの言葉は、彼のチームというよりはこの試合をサポートするために名古屋からアウェイスタンドに遠路足を運んだ方のための言葉ではなかったでしょうか。
もしワタクシが同じ立場になったらなら、怒り狂うことすら出来ずに、その場に座り込んでしまって帰路に着くことすらままならないかもしれない。
それくらい、この大敗はチーム以上に彼のスタンドの方々の心を砕いたと思うと、同じサッカーのスタンドに足を運ぶものとして、心中お察ししますというほかはありません。

ただ、知っての通りこの対戦はこれで終了ではなく、名古屋に場所を代えて、相手方はCFの助っ人外国人も代えての再戦が待っている訳で。
流石に平日の19時に名古屋まで行くことは出来ないと思いますが、もしかして塩田が出たりなんかするならば、言ってしまうかもしれませんが、、、。

まあ、そんなことを夢想しつつも、その前にすぐある次のリーグ戦です。

中2日。大宮戦。
相手はたっぷり中1週間。速いカウンタースタイルのチーム。

組み合わせとしてはなかなか辛い部分もあると思いますが、何とか勝ってもらいたいものです。

NACK5スタジアムは初めてなので、食べ物を調べないとですね☆

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