川崎戦後は色々と書きたいこともあったのにもかかわらず、ただ時間だけが過ぎてしまい。
京都には行けなかった為、何とも久々な感じになりますが、忙しいながらも試合はしっかりとチェック出来ているのは我ながらよくやっているな。などと思ったりもしています。
この日もどうにかこうにか職場を抜け出し、夕闇に包まれて輝く国立へ。
品川から国立への道程は、見事に帰宅中の会社員の皆様のラッシュに揉まれる事になり、「ああ、世間の人達はこういう時間にこんなに大変な思い出家路を急いでいるのか、、、」と妙に感心してしまったりもしました。苦笑
スタンドに居場所を見つけビールを1杯。
やっぱりナイトゲームのスタンドで飲み干すビールは格別です。
ふと気付くと、スタメン組みのシュート練習を受けているのは、シオ!!
前述の通り京都戦に行くことが出来なかったワタクシにとって、それはそれは嬉しい、そして異形の光景でありました。
かつて土肥が正GKであったあの頃は、彼がシュート練習のキーパーとして経っているのは当たり前の光景でしたが、今ではその当時と同じポジションでのウォーミングアップ姿に違和感を感じてしまうほど、ワタクシたちのチームにおけるその存在感を確認することが出来て、とても嬉しくなったのです。
これから、彼のシーズンが始まる。
もちろん、ここまで東京のゴールを守ってきた権田にもそのポジションをいとも簡単に譲って欲しくなどは絶対無いですし、ここから、チームにとって多くのプラスをもたらす競争をしていって欲しいと願っています。
新型インフルエンザの影響で中止になったファンイベントのフェアプレイフラッグ旗手を埋めたのは、この日国立のピッチに集まったキグルミたちでした☆
ドロンパは残念ながらダンスでは分が悪かった模様ですが、可愛さだけならもう圧勝です。笑
そんな開放感の中で始まった試合でしたが、前半はもう散々な内容でしたね。
まあよく考えると、京都戦からは2人、川崎戦から考えると全てディフェンスラインのメンバーの顔ぶれもしくはポジションが変更されていたわけですから、仕方がないといえば仕方がないのかもしれませんが。
平松と北斗のところがとにかく不安定で、どちらも前がかりになっていたのかとにかく簡単に裏に抜け出される。
そこをブルーノがカバーに行くので今度は徳永のところで2対1を作られる、という。
当然その状態ではブルーノのフィードも、徳永の攻撃参加も良さを発揮することが出来るはずもなく、まさに開幕当初を思い出させるようなドタバタぶりでセンターラインよりこっちになかなかボールが運ばれてこない時間帯が続きます。
もしも今日の相手が清水や鹿島・浦和・ガンバなどであれば早々に失点を重ねて試合は終わっていたところだったんですが、山形が決め切れなかったのと、更にはそんなディフェンスの中にあっても権田がかなり当たっていたため、何とか開始直後の失点だけでおさまっていた我がチーム。
たまに中盤まで繋がって相手エンドで攻撃をしている時には比較的いい形になっていたので、得点は出来る感じは一応ありはしたんですが。
転機となったのは前半途中の北斗の負傷交代。
彼は「持っている」選手だとは思うのですが、運は持っていないのかもしれないな、、、と思わずにはいられない残念な途中交代ではありましたが、この交代によって入った椋原を左にし、ここまで全くよさを出せていなかった(ここまで駄目だったのは今季初めての気がします)徳永は本来の右へ。
これにより吃驚するほど流れが変ります。
やられていた左サイドは1対1に強い椋原がしっかりと押さえ、攻撃面は徳永・梶山・ナオを中心に組み立てる形に。
この日のナオはサイドのプレーヤーというよりも、羽生のように比較的自由に動いてボールを捌いたり、その腕に捲かれたキャプテンマークが眩しく見えるほど、文字通りチームに活力と推進力を与えてくれました。
で、相手の負傷も相俟ってようやく主導権を握れるようになり、惜しいシーンも2、3度と作って前半終了。
ハーフタイムには案の定、JFK監督から「渇」(ナオ談)が落ちたようです。
前半、特に印象深かったのが、「ナビスコ仕様」の東京の攻撃の形でしょうか。
具体的には、
草民がドリブルで突っかける。(相手の守備が中央による)
↓
こぼれてきたボールを拾ってサイドに展開
↓
サイドから中へ
という形なんですが。
京都戦も色々な記事を読む限り、これに似た形からナオがゴールを奪っているんですよね。
草民は試合を重ねる毎にどんどん積極性が出てきているし、草民が持つとヨネや梶山や平山といった辺りが、なるべく彼の近くでプレーしようとしている感じでそれがいい形を生んでいるのかな、とそう思いました。
カボレと被ってしまって得点にならなかったシーンは、本当に惜しかったです。
そして後半は、既報の通りに内容が一変。
ハーフタイムに、「今日はカボレに全く匂いがないね、、、」と同行者と言い合っていたんですが、そんな選手が2ゴールするわけですから、サッカーにおける90分という時間の長さと、その中で起こる紆余曲折・阿鼻叫喚にはただただ呆気に取られるばかりです。
反対側のサイドでの得点だったためその詳細については見えませんでしたが、カボレの印象的なゴールって、2点目のような、ああいう形が多くないですか?
ディフェンスラインとゴールキーパーの連携が悪いチームには、やたらと相性がいい気がしますね。
まあ実際それよりも目立っていたのは梶山のプレーであり、平山のプレーでありました。
後半、梶山のポジションが前半よりも少し前になった感じがしたのですが、試合内容のよかった5月を支えていたDFラインからの攻撃の組み立てがこの日の布陣では上手くできないと判断して、もう少し前目で起点を作るようにしたのかな、という感じでしょうかね。
その結果、平山と梶山のところで上手くタメを作ってそこから中央突破、という形が綺麗に出たゲームだったのかな、とは思います。
それにしても、得点はないが今の平山は東京になくてはならない存在と言えるのではないでしょうか。
彼が中央でしっかり「利いている」お陰で、チームの攻撃も守備も、本当に助かっていると思います。
彼と梶山は北京オリンピック世代と言うこともあり、感覚があっているのかもしれませんし、徳永なども彼の特徴をよく理解してプレーしているようにも思います。
この日のゲームでは遂にカボレとも息が合ってきていましたし、、、と思ったら、次戦は累積で出場停止なのですよね、、、。
彼にとっての懸念はといえば、自身が得点を取っていないことを焦る余りに、バランスを崩してしまうということでしょうか。
まあFWの選手ですし、この日の前半も多少そういった部分が見られましたが、ただこれはお世辞でもなんでもなく、このまま行けば時間の問題という気もしますし、そうでなくても繰り返しになりますが今の彼のチームへの貢献度は素晴らしいというのはワタクシを始め多くの人が感じているところだと思いますから、このままいいバランス感覚とその能力をフルにチームに還元し続けて欲しいな、と期待するばかりではあります。
兎にも角にも、これにてナビスコカップは首位を堅持。
そして複数得点差で勝ったのも、逆転勝ちも今季初という、なんともエポックメイキングなウィークデーのゲームとなりました。
今日の感じを見ていると、おそらく次の清水と予選突破をかけて最終節にぶつかることになりそうですね。
昨季から清水は苦手中の苦手ですから、まあここで当たるのは何とも、という感じはします。
ただ、もともとナビスコ制覇と言う事に関してはいまやあまりモチベーションを感じないワタクシも、最近の草民や椋原の躍動を見るにつけ、「このチームには試合に飢えている選手がたくさんいる」という想いを強くしつつありまして。
そういったチャレンジの場が、一つでも二つでも増えていくというのは、決して悪いことではないと思っています。
何はともあれ、次節は個人的に初めて足を踏み入れる駒沢競技場。
実はそれこそが、最も楽しみなわけで。笑
このところ好試合を続けることが出来ているので、このまま是非、駒沢でみんなで喜びたいな、と思っています。
2009/06/06
ナビスコ第5節:東京3 vs 1山形
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