2009/06/23

第14節:柏0 vs 3東京

生憎といいいますか、先週末は自社の社員旅行のため四国におりまして、今季一番との呼び声高い改心の勝利の場には立ち会うことが出来ませんでした。

ただ、やはりどこにいても東京のゲームは気になるもので。
そしてそして、世の中というものはどんどん便利になるもので。
当日の19時は、宴会の真っ只中という状況でしたが、スカパー! ケータイてれびという大変素晴らしいi-modeコンテンツのお陰で、絶好調ナオのゴールも、断然MOM平山の待望のスーパーゴールも携帯電話の画面にてリアルタイムで目撃することが出来た次第です。
(残念ながらカボレのゴールは見逃してしまいましたが)

帰京後リプレイをしっかりと見ても、やっぱり完勝といいますか。

柏の方々のブログを除くと、「どうにもこうにも悪すぎる」「あの監督じゃもうだめだ」みたいな感じで大荒れの様相ですが、現地におらずVTRだけを見た者の感想としては、東京のやり方に柏が完全に嵌ってしまって、どうにもこうにもその戦術を無力化されてしまったとでもいったらいいでしょうか。
そのまま更にどんどんどんどんドツボに嵌っていってしまったという、そんな90分ではなかったでしょうか。

おそらく、ワタクシたちが去年カシマスタジアムの霧の中で体験させられた、完全な力負け、五里夢中かの如き絶望感を、この日の柏側の方々は味わってしまったかもしれませんが、ただそれはやはり、相手あってのこと。
東京と柏のこの日のスタイルが、あまりにも上手く噛みあってしまった、それによる帰結であるということではないかな、と思います。
時が変わり、メンバーが変わり、相手が変わればまた、全く違う結果になるでしょう。



ただまあ。

それとは別に、上手く行った方は方で、それはそれは快感な訳です☆
特に、平山が遂にゴールマウスにシュートを叩き込んだ瞬間、TV画面に映るゴール裏の狂喜乱舞と、殊勲者に群がるチームメイトの歓喜の輪は、この試合のハイライトに違いありません。
彼自身は控えめな喜び方であったように思いますが、ワタクシも皆様と同じく、本当に嬉しかったです。

ようやくここへ来て、決めることを求められていた人が決め、チーム状態が急速に上昇しているように思います。

絶望の3月に、自信喪失の4月。
光明と逡巡の5月を経てふと立ち止まった見ると、6月はなんと3試合3得点なのですね。

5月の広島戦辺りから何となく手ごたえを感じることが出来ていたワタクシではありましたが、まさか6月がこんなことになっているとは全く思いもよらなかったです。


ようやくにして勝ち試合を危なげなくクローズ出来るということを示して、次はいよいよ文字通りの「強敵」を上回れるかどうかという、清水戦を迎えます。

思えば今季は、浦和・鹿島・ガンバ・川崎と、自分たちがそのレベルに上がりたいと願った相手たちには全て敗れています。
反対に、山形や大分・神戸(当時)・千葉(ナビスコ)など格下と目されるチームにはギリギリのところで勝ててはいる。

しかし、東京の東京たる所以は、やはり強豪クラブに噛み付いて何かの間違いでも何でも、時にそれを打ち負かしてしまったりする、そこにこそあるのだと思う訳です。

そのステージに秋にはもう一度上がりたい。
その為に言わずもがな、次の清水戦と、そして来月の名古屋3戦は本当に大事な試合になることは言うまでもないところでしょう。

ポゼッションを嗜好するチームにとっては、何より厳しい夏がいよいよ始まります。

しかしそれはつまり、スタンドで飲むビールが格別に美味しくなる季節でもあります。

たくさんの祝杯を、この夏はあげられますように。


まずは週末、清水戦に向け、今週はニヤけて過ごして行きたいと思います☆

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