2009/06/28

第15節:東京2 vs 1清水



あんなゴールを「普通に」決めたというのならば、もうワタクシたちは彼のことを一体どのように形容したらいいのでしょう。

右足のアウトにかけて、ダイレクトで。
そこから放たれたボールはかくも美しい弧を描き、クロスバーの下を掠めてゴールラインの内側に落ちた後、ゆっくりとゴールネットを揺らす。
その一連の瞬間はまるでスローモーションで過ぎていったかのようで、ナオが右足を振り抜いてからゴール裏が狂喜に包まれるまでのその間に、随分と長く国立のピッチが静寂に包まれていたかのような、そんな錯覚に襲われました。



それにしても、本当に「よく勝ったなあ」と。

ナビスコの時とは違い、ヨンセンに岡崎を加えた布陣の清水はやっぱり強力でしたね。
しっかりとヨンセンに当てて、中盤から押し上げてくる。
中盤では前回の反省を活かしてか、ボールの奪いどころとしては米本を狙っていたように思います。
彼以外をマンマークのような形にして、「あえて泳がせる」様な形にして追い込んでいくという形は、ある程度奏功していたように感じました。

東京はここまでの6月のゲームのようにボールを繋いで圧倒的に試合を支配するということは出来ませんでしたが、そこはこちらも好調なチーム。
相手ペースの中でもまずはしっかりとディフェンスを固めて、ボールの所有権を持った場合にはゆっくりと、それでいてロスとせずにしっかりと相手を押し込んでいく。
一旦ボールの所有権が移ると、どちらのチームもなかなかそれを失うことなく回して、繋いでいくという。
そういった意味で前半の中盤での攻防は、かなり見ごたえのあるものだったのではないかな、と思います。
また、終盤には辻尾を入れてきた清水に対して、すかさず椋原を投入してそのケアをする(1対1でキッチリと止めていた椋原のこの試合における貢献度は非常に高かったですね)という、監督同士の駆け引き、策謀も見応えがありました。
贔屓目抜きに、今回の試合内容は5分5分といったところではなかったしょうか。

ただ、5分5分だったからこそ、この試合を勝つことが出来たのは本当に大きかったなと思う訳です。

JFK監督が言う様に星を5分にしたというのももちろんですが、それ以上に、昨季も今季のここまでも、「ここを勝てれば」という試合に尽く勝てていなかった、そこで運や勢いを味方につけてでも勝つことが出来たということ。
そして、接った相手との2-1の状況で、しっかり試合をクローズしたということ。
そのどちらも、ワタクシたちのチームにとって本当に重要な「成功体験」になったと思うのです。
そして、それが今節最も大きなポイントだったのかなと、今、感じている次第です。



この日のレフェリーについては、、、。
全体的に判定は一貫していたように思いますが、とにかく笛が軽かったな、と。
東京の選手は当初、コンタクトを厳しくいってカードを出されていた以降は、その傾向を把握してどちらかというと上手く対応していたように思いますが、それにしてもピッピ、ピッピと細かく笛が鳴ってプレーが細切れになるのはやっぱり興を削ぎますね。
今季の東京はアクチュアルタイムを長くすることも目標の1つとして挙げていますし、リスタートも終始一貫素早く始めているのは、やはりスピーディなゲームを演出するためではないかと思います。
レフェリーの方にも、より素晴らしいゲームの一助を担っていただきたいなと、国立のスタンドからそんなことを思ったというのも、書き留めておきたいと思います。





売り切れ必死といわれたドロンパのぬいぐるみもしっかりゲット!

と思ったら、同行した観戦仲間(野郎♂3名)が尽くぬいぐるみを購入している様を見て、とても可笑しかったです。
ちっちゃいドロンパ=コロンパ(笑)、職場のデスクに置きましょうかねー。いやあ、、可愛い。



可愛いといえば、国立のビールの売り子(女性♀)は、コスチューム的にちょっと反則のような。思わず写真撮ってしまいました。
国立では今シーズンもう試合がないので残念ではありますが、これからがビールも美味しい季節。
スタンドでたくさん勝利の美酒を味わいたいものです。



これで6月の公式戦は全勝。
3点3点3点2点と、ゲーム内容も上々といえると思いますし、「反攻の夏」(byJFK監督)に向け、いよいよ準備は整ってきたかな、という感じもします。

チーム状態が上向きであることに加えて、割引の法人チケットが出ていたこともあり、この日のバックスタンドは上段まで満席。
営業してくださった皆様には、本当に頭が下がります。

この日初めてFC東京のゲームを見た方には、シーソーゲームの最後に眠らない街を聞いていただくことも出来て、概ね喜んでいただけたのではないかなと思っております。
ここから更に、味スタに足を運んでくださる方が1人でも増えればいいなと、そう願っています。

7月は何と言っても、名古屋との3戦がポイントですね。
そこを良い状態で迎えるためにも、次の神戸戦はしっかりと取っておきたいところ。

昨年は札幌戦にて年に1度の2泊3日のアウェイツアーを決行しましたが、今季はこの神戸戦に合わせて、甲子園→姫路城→神戸牛→ホムスタのアウェイツアーを敢行したいと思います。

素晴らしい遠征になりますように。

今週も、ニヤニヤしながら過ごしたいと思います。

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