2009/01/04

正月の終わり。



今日で正月休みも終わり、明日より通常業務ということで、最新のエントリがいつまでも「謹賀新年」というのも、、、ということで、一番最近見た試合、高校選手権2回戦のことをちらほら。

まあ、多くの東京ファンの観戦者の方々と目的は同じく、来季のニューカマー田邉草民君を擁する国学院久我山の試合を見に行ったのですが、あらま吃驚。
ユースの試合の時とは違って、西が丘は9割方は埋まっているでしょうか、というくらいの入りでした。(汗)
しかし毎年テレビ放送をしている効果なのか、はたまた各校のOBやらPTAやらのお力かは知りませんが、ユースの試合と比べて全然参加選手・チームのレベルは雲泥の差なんですが、この観衆の熱の入れようはユースの選手たちが羨む理由も判りますね。
いつか、あんな観衆の前で、彼らにが溌剌とプレーするなんて時が訪れて欲しいものです。
その為にはもっとメディアが取り上げて欲しいんですが、、、まあ難しいですかね。。。

第一試合はその久我山(東京B) vs 松山北(愛媛)。
結果は既報の通り7-1と、何とも大差がついてしまいましたが、そこまで実力的に差はある印象はありませんでした。
ただ、久我山というチームは我が東京とキャラクターが非常に似ているチームだな、という。
要するに勢いに乗ったら止められない、ということなんですが、思考するサッカーも城福東京に似て、ボールを動かして崩すというスタイル。
東京ファンならばお判りの通り、このスタイルを貫徹するためには止める、蹴る、動きなおす、といった基礎技術の反復が不可欠でありまして、そういった意味では対戦相手よりも基礎技術は断然高い、という気はしました。
まあ、ユースのチームとやったらどうかな、という感じではありましたが、、、。

で、御目当ての草民君ですが、実はこの翌日もテレビで3回戦のプレーも見させていただきまして、確かにいい選手、というか華のある選手という印象でした。

ボールを受けたらまず第一義的にドリブルを考える・必ず一人は抜く、というプレーの選択と、非常に柔らかいボールの扱い方は「上手いなぁ」という感じ。
ただ、ちょっと18歳~20歳の頃の梶山のような雰囲気がどことなくあり、あくまでも個人的にですが、今の東京では大竹のようにいきなりトップの試合に、という感じはないな、という感想を持ちました。
おそらくJFK監督にこってり絞られることになるのではないでしょうか。
でも結構プレーに波がありそうなので、絶好調の時にタイミングが合えば大ブレイクしちゃうかもしれません。

個人的には、同じチームのボランチの9番(石尾君、かな?)が最も印象に残っています。
背は低いんですが、空中戦でも地上戦でもあたり負けしない強さがあり、攻撃時にはゴール前にも出て行ってラストパスも出来る選手で、東京の選手でいうと今野のようなスタイルの選手。
Jリーグの試合とは違って、こういった発見があるのも育成年代の試合を見る楽しみではあります。


第二試合は那覇西 vs 佐賀東。
佐賀東の1回戦を見に行ったこの日の同行者が、非常に好チームであるとしきりに言っていたので楽しみにしていたのですが、那覇西が徹底的な守備戦術を敷いたこともあって、ほとんど良さを出せずにPK戦で敗退してしまいました。
ワタクシ一家は沖縄県の出身のため那覇西に多少肩入れしていたんですが、両サイドバックが全く当たらない、ボールを奪ってもFWに当てるだけでまったくゴールへのイメージがない、といういわゆる「つまらない」試合内容で、こちらは残念でした。
その那覇西が前述の通り久我山と3回戦で当たって粉砕されて(まあ、順当に久我山が勝つというのはこの日の内容で予想はしていました)、というので久我山には運も味方している感もありますね。
2試合連続で7点獲っているわけですから、このまま勢いづいて行ってしまう可能性ももちろんあり、そうすると草民君が一段進化する可能性もあるわけで、、、。
そういった意味では頑張って欲しいところです。

ただ、、、。
メディアで華やかに喧伝される高校選手権よりも、ユースカップの方が全然見ていて愉しいということを今回の観戦で実感してしまったワタクシは、どうしても心からワクワクしてTVの前に座れないのですよね。。。

ユースの大会も、もっと盛り上がってくれるといいんですが。。。悔しい。

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