2009/08/30

第24節:東京2 vs 0大分




眠らない街の中でヨネが放った驚弾が、この試合の全てを帳消しにしてしまった、そんなゲームでありました。


皆様、お久しぶりです。

この夏は、何やら忙しいやらで全く更新をサボっておりました。
山形には行けず、鹿島戦に至っては未だ映像すら見れていません。

まあ東京の調子が落ちて、モチベーションが下がっていたというのももちろんあるかとは思うのですが、、、。
ようやく徐々に時間も作れそうなので、またちょくちょく書いて行きたいと思います。
といっても、ナビスコの準決勝は2試合とも見に行けないのですが、、、(泣)。


さて、このゲームの勝因はと問われれば、その回答は「ポゼッションスタイルを標榜する1年目と2年目チームの差」。この1点に尽きるのではないかな、と思います。

ボールも人も動いて進んだゲームの、後半20分以降のフィジカルと質。

昨年ワタクシたちはそこから先の時間帯における難しさと、プレーヤーたちの限界(つまり、体力が落ちれば頭の回転も鈍る、イメージする力も落ちる)をその身で体験しましたし、事実、この日の大分も前半は狙い通りに試合を進めていた感もありましたが、後半20分頃から中盤の脚がピタッと止まってしまいました。
ワタクシたちは今シーズン、2年目の目標としてそこから先の展開で差をつけることを目指して準備をしてきた訳で。
そこで、ワタクシたちのチームに一日の長があったと。そういうことじゃないかな、と思います。

それにしてもあのヨネのゴールは素晴らしい。

一瞬スタジアムが静寂に包まれて、その後爆発した歓喜の声が全てを物語っていたように感じました。


そしてもう一つ嬉しかったこと。

それはもちろん、大好きな宮沢が、頑張っている姿を一目見れたことです。
東京を見初めて、一番最初に背負ったのは「MIYAZAWA」だったワタクシにとっては、一際思い入れの大きな選手でありまして。

大分、仙台とチームを移る中で、プレーもちょっと筋肉質になったような。
そんな彼の変化を見ることが出来ただけでも、嬉しいのです。

大分な方々が試合後のコールに応えたことでガタガタと喧しいようですが、あの大声援に応えられないとしたら、きっとワタクシは彼を好きにはなっていなかったでしょう。
ある意味、プロスポーツ選手冥利に尽きる瞬間でもあると思いますし。


昨年の11月3日、国立競技場でナビスコカップの決勝を見たとき、ワタクシは大分側のゴール裏にいたのですが、その時直に感じた彼の方々の雰囲気と、最近メディアで目にする、そしてこの日ピッチを挟んだ逆側から風が運んだ彼らの様子はあまりにもかけ離れていて、ちょっと上手く消化できないのが正直なところです。

私見を述べさせてもらえるならば(もちろんここはワタクシのblogなので、当然述べるのですが)、サポーターとはクラブを、選手を支える人々です。
声援を送るだけでは、ただのファン。

「支える」とは、物心両面を伴ってこそだと、ワタクシは考えています。

それは有り体に言えば、クラブに金を落とすことです。
そして、支援者の輪を広げていくことです。

毎試合チケットを買い、オフィシャルグッズを買い、観客動員を増やすことに協力してより多くの利益をクラブにもたらす。
そういった存在になって初めて、ワタクシたち自身は「サポーター」足りえるのだと、ワタクシはそう思っています。

だからワタクシ自身は自分をサポーターと称しませんし、今、九石ドームのスタンドで行われていることは、サポートでもなんでもない、一生懸命頑張っているクラブの足を引っ張っているだけだと、そう思えてなりません。


ワタクシたちのクラブも、スポンサーの撤退など、他人事ではない話が頭を擡げていますが、こういうときにこそ、クラブを支える存在でありたい。
少しでもクラブの力になれる、そんな仲間であり続けたい。

退屈な試合を眺めながら、そんなことを想った日でした。

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