2009/04/06

第4節:磐田1 vs 0東京



「屋根つっけろ! 屋根つっけろ!!」
「風邪引いた! 風邪引いたっ!!」

「磐田~♪ 磐田~♪ 東京から車で3時間っ♪♪」
「E・T・C!! E! T! C!!」www


とまあこんな具合に、試合後は言いたい放題なゴール裏ではありましたが、ワタクシ自身はと言いますと、試合中にレインコートを伝ってポケットに溜まった雨水の中で携帯電話が溺死してしまいまして、雨にずぶ濡れになりながらも勝利を手にすることが出来たという悦びと、買ってまだ3ヶ月の最新型携帯電話に起こった不幸とが相俟って、何とも訳のわからない軽いパニック状態になっておりました。。。(泣)

お願いですから屋根をつけてください、、、。

開始早々の「えっ!?」という中で唐突に訪れたジウシーニョとの1対1を権田が止めた瞬間、「行けるかも、、、!」と思ったのはおそらくワタクシだけではなかったのではないでしょうか。

この試合、一緒に雨の中観戦してくれた浜松在住の友人が、試合終了のホイッスルの直後に一言、「3-1だな」。
その感想は至極真っ当に正しい訳で。
でも、それでも勝てたのは権田のお陰であり、また、それこそがサッカーの不思議でもあり、面白さ、残酷さでもあるのでしょう。
権田が向こう側のゴール前で交錯し試合がストップした時には、本当に気が気じゃなかったです。
願わくば、負傷が軽いものでありますように(切実)。


磐田が押し気味だったとか方々で言われていますが、現地で見たものの一人としての率直な感想はといえば、今シーズン見た試合の中では最も内容が良かったのかな、と思います。
まあ、この内容で「もっとも良かった」と評さねばならない苦しさはさておき。ということですが。

まずはやっぱり、中盤の守備の部分でしょうか。
浅利が入ったことで、安定感が抜群によくなりました。
この試合も含めて、今季の東京の対戦相手は判で押したようにコチラのサイドバックの裏を狙って攻めてくるわけですが、浅利がしっかりとCBのカバーに入ることで、CBがワイドに開いてフォローに出て行ける。
その結果、徳永や長友の守備も安定感を増すという好循環を生んでいるようにワタクシには見えました。

神戸戦、磐田戦と出色のパフォーマンス。
そういえば、ふと思い出したのが2月に見た練習試合(水戸戦)でも、浅利は同じように守備時にはCBの位置に下がって3バック気味になっていたこと。
その時は今野・長友は代表で不在だったために相棒はブルーノでしたが、今野が戻っても浅利は定位置で今野がセンターバックへ。

はたと気がついたのは、これはつまり見方によれば「今野からポジションを奪った」ということなのでは?

結果的にモニがベンチに押し出されてしまった(これについては色々思うところはありますが)訳ですが、勝手な見方ながらこれは地味に凄いことなんじゃないか、と今、自分で言っておいてしみじみその意味を噛み締めております。

その「奪われた」形になった今ちゃんはといえば、守備面では全く心配は要らないんですが、やっぱり課題はビルドアップのところでしょうか。
この日も何度も、ボールを持っているのに出し所を探してキョロキョロ、なんていうシーンが見られました。
これに対しては前の選手がもう少し顔を出してあげるべきかな、という部分もあり、チーム全体の課題でもあるかと思いますが、やっぱりフリーで持って前に運べない、選択肢を持てていないというのはあまりいいことではないなあ、と思います。
特にこの日もチームとして、DFラインでボールを回す事自体問題はないんですが、回しながらどんどんどんどん自陣のゴール前まで下がってきてしまう、それでは全然ボールを保持している意味がないよー、、、というシーンが散見されました。
やっぱりそういったところで自分たちでどんどん押し込まれてしまうのは大きな問題であるように思えます。

かと思えば、梶山がCFを追い越して、トップラインに達也・赤嶺・梶山・羽生・石川と5人もいるような場面もあり(後半30分くらいだったかな?)。
こういう部分が、「バランス」というところなのでしょう。
幸い、運もあって失点せずに来れているので、上手く流れを掴んで欲しいところではあります。。



「俺の」磐田キラーはやはり「キラー」でありました。
去年のゴールの時は「(蹴ったのは?)判りません。脚です!」なんて言っていたのに、今年は「余裕があった」だそうです。笑

ただ、赤嶺もカボレも、チーム戦術としての「ポゼッション」という部分にあまり貢献できていないのが個人的には気になるところです。
赤嶺はファーストDFとしての貢献度は高いのですが、足元のボール回しに加われていない印象。
カボレはキープ力はあるものの、視野が狭い感じで結局一人で突っかけて潰されている、という。
それでもカボレはファールはもらえているので、もう少し2人+大竹・羽生あたりで崩しのイメージが持てれば、それなりなシーンも増えると思うんですが。。。

とまあ、色々ありますが。
兎にも角にも、ずぶ濡れになって携帯が水死した挙句に敗戦で帰京、という最悪な事態は免れましたし、今回の磐田戦ではそれなりに満足度もあったのも事実です。

心配性のワタクシは、正直今の状態で次の鹿島に全く勝てる気がしないのですが、それでも最低限の結果は出ているし、まかり間違って勢いに乗っちゃうこともある訳で。
そもそも4試合終わっての勝ち点は昨シーズン(5点)より多いですし!

不安は尽きませんが、それでも希望がない訳じゃない、と一縷の糸を信じつつ、今週一週間は幸福に過ごしたいと思っております。

さあ、という訳で次節は王者・鹿島戦。

東京の「今」を、ぶつけたい。
それしかないですね。

4 件のコメント:

fct fan さんのコメント...

同じく、3年間あちこちに連れて行った愛機が水没しました。
バックアップしてなかった・・・

けど、勝ったから良かった!

あそぶ さんのコメント...

マジですか、、、。

何だか昨日磐田にいった東京陣営のかなりの方が、同じ目にあっているみたいですね。。

買ってまだ3ヶ月、ローンだけを無為に払うのは本当に凹みますが、、、。

fct fanさんも御愁傷様です。。。


まあ、勝利してくれたことだけが、せめてもの救いであります。

sususu1999 さんのコメント...

こんばんわ。

携帯電話…残念ですね(涙)
新しいものだったというのが、なおさらショックですよねー(凹)

私もあの試合は形はともかくそれなりに攻めていたように思います。
両サイドバックも結構頑張っていたので、あとは中の精度の問題ですかねー?!
守備は浅利が入ることによって、やっぱり踏んばれますよね。
ただ、今年も浅利を使ってしまうことで、まだまだレベルアップには程遠いなというのが正直なところです。
あっ、浅利が嫌いな訳でもいらないということでもなく、むしろ、いつまでも頑張ってもらいたいけど、チーム力を考えると、米本あたりが浅利越えしてくれればと。

またまた、長文でゴメンナサイ。

あそぶ さんのコメント...

個人的には、米本は浅利を引退させるかもしれない、と思っています。
そんな可能性を秘めている選手ですね。

ただ、現状やっぱりこのチームにおいて浅利の担う部分は大きいかな、と。
浅利自身のパフォーマンスもシーズンを重ねる毎にどんどん向上していますし。
って、何だか上から目線ですが、、、。

今年は徳永のパフォーマンスが高値で安定しているので、後はもう一人梶山が欲しいところですね、、、やっぱり。

今野には期待しているんですが、、、。