
平日の仕事の後は、闇夜に輝く照明に照らされて浮かび上がるグランドを見つめながら、夜風の中でビールを堪能。
実に、これが理想的なサラリーマンのアフター6のあり方だと思っております。
そんな自分への演出も兼ねて、この日は敢えてスーツに10周年記念ネクタイ、そして最近入手した青赤のカフスボタンにこの身を包み、ワタクシが出会った中では、日本で最も素晴らしいスタジアムでのゲームを堪能させていただきました。
やはりアウェイは狭いといいますか、偶然にもコチラの方やコチラの方にも久しぶり(オフ会以来でしたか)にお会いすることが出来て、それこそ態々蘇我くんだりまで足を伸ばした甲斐があったというものです。
スコアは1-0なれども、内容は完勝といってもいいのではないでしょうか。
この試合、日曜日の川崎戦を梶山抜きで迎えるにあたってのシミュレーションという感が個人的には(つまりワタクシの勝手では、ということですが)強かったのですが、相手の不出来もあって、ほぼ危なげなくゲームを決めることが出来たように思います。
ジェフでこの日唯一にして最も「匂い」を持っている選手であったのはやはり巻誠一郎であり、また彼のチームの唯一の戦術もその巻へのロングボール、ただそれだけというものでしたが、そこはブルーノと、最早CBとして日本を代表するプレーヤーなのではないかと思えるほど素晴らしいパフォーマンスを続けている今野が彼をしっかり潰し、そしてそのセカンドボールをこれまた縦横無尽に動き回り、グラウンドの真ん中でルーキーとは思えないほどの存在感を放つダルシム米本が拾い捲るというほぼ完璧な守備の出来で見事にシャットアウト。
ヨネに関しては、奪った後のパスが正直すぎて相手に高確率で読まれてしまっていたり、あまりに綺麗に1対1になったがために慌ててGKの正面にシュートを打ってしまったりと、その攻撃面がこれからの課題であることに間違いはないのでしょうが、こと守備に関してはもうワタクシたち東京の中盤に欠かせない選手といってもいい程の安定感といえるのではないでしょうか。
それもこれも、その更に後方から攻撃に参加することが出来る2名のCBの存在と、彼の近くでサポートする梶山やこの日の浄のようなプレーヤーたちの存在がもちろん光っているゆえではあると思いますが、開幕当初よりずっと課題であったボランチの位置でのビルドアップの質がどんどん上がっている、その要因の一つには間違いなくこのダルシムの存在があるといえると思います。
もちろんこれから研究されて、彼が標的にされる機会もどんどん増えていくことでしょうが、それはつまり、このリーグで実力を認められることに他ならない訳で。
そんな中で、どんどん成長していってもらいたいものです。
そしてもう一人の高卒ルーキー、田邉草民。
半分以上の東京ゴール裏の方々のこの日の一番の目的は、彼のデビュー戦を目撃せんとすることであったとワタクシは勝手に思っていますが(笑)、彼自身にとってはほろ苦いデビューとなったかもしれません。
ただそれは彼のせいというよりは、徳永の欠場と、それに伴い急遽召集された椋原の出来があまりよくなかったこともあって、右サイドは千葉に押し込まれがちな形成になってしまったことが大きいのかな、と。
結果的に東京は前半から左サイド中心の攻撃となって、そこから祐介の決勝点も生まれるわけですが、逆に右では低い位置で相手を追い掛け回すことにエネルギーの大変を使わなければならなくなってしまい、そこで奪ってもゴールまでは遠すぎて、高校選手権の際に見た彼の良さを発揮できるような局面にならなかったのが残念だったかなという印象でした。
ハーフタイムに、「草民はもう少し前でプレーさせたいね」と話していたら、後半途中から祐介を下げて北斗がイン。
JFK監督はワタクシの期待に見事応えて(爆)、草民を前線に上げ平山との2トップのような形にします。
そこからはドリブルで突っかけたり、DFの裏に浮き球で綺麗なラストパスを送ったりと、持ち前の仕掛けるプレーとそのセンスを、達也と交代するまでの間はかなり披露してくれたように思います。
何だか若人の写真ばかりを撮っていて、肝心の平山の写真を何故か撮りそびれていたみたいなんですが、この試合の私的MOMは、平山にあげたいと思っています。
ゴールをあげずとも、横浜戦、そしてこの千葉戦と彼のプレー振りは本当に素晴らしい。
ボールが収まる。パスも出せる。ポストプレーやお馴染みの時間稼ぎもこなす。笑
前線で彼にあれだけ収めることが出来るなら、ナオやカボレが復帰した場合に本当に楽しみなことになる気がしてならないんですが。
嗚呼。
妄想が止まりません。
まあ最も彼自身の心境としても、こういう状態の時にゴールが欲しいことだと思いますが、ここ最近の彼のパフォーマンスを見れば、そんなに遠くはないのではないかな、と思わず楽観視したくもなるというものです。
川崎戦、期待しています。
まあとにもかくにも、流石に三度目は許さない、ということでしょう。
昨年末は確かに、千葉の降格にシンパシーなどを感じもし、その奇跡に感嘆の想いを抱いたりした私ではありましたが、先月、「もう2度と千葉に情けはかけるまい」と固く心に誓った次第。
コチラの方もこのように仰っている通り、ワタクシも全く同意見であります。
秋にはホームで、完膚なきまでに凹ませて差し上げたいと、試合を終わった今でも強く思っているのでした。
これでまたも1-0街道を再開。
何よりも、3月・4月の1-0とは全く試合後の印象が違う。
これが本当に素晴らしい事であるように思います。
そして、3試合無失点で次の川崎戦を迎える訳ですが。
川崎にもこれが出来たら本物だな、ともちろん思う反面、いや~それはないでしょ。とも思う今日この頃ですね。
ここで勝てたならば、間違いなく勢いに乗っていけるし、得るものも非常に大きい。
負けると「やっぱりな、、、」とまた頭を低くする日々に戻ってしまう可能性も、大いにあります。
5月の好内容を、最高の形で結実させて欲しい。
そう思いながら、日曜日。
どうか雨が降らないことを願っています。
2009/05/23
ナビスコ第3節:千葉0 vs 1東京
2009/05/17
第12節:マリノス0 vs 1東京

「アイツは弱さを見せない選手。
ゴールを決めてくれて、僕もうれしかった」
試合後に、この日MVP級の活躍であった平山をしてこう云わせたその男の背中は本当に頼もしく感じられて、スタンドから彼のプレーを眺めるのはこの日が正真正銘初めてであったにもかかわらず、一気にファンになってしまいました。
ゴールシーンはおいたとしても、そのプレー振りやちょうどカウンターの際の守備などで自陣に颯爽と戻っていく彼のまさにその「背中」に、何というか、上手く説明できないのですが、えもいわれぬカッコよさが滲んでいるように思えてしまったのです。
「俺の」赤嶺以来の、非常に「好み」の選手に出逢えたことが、ワタクシ自身にとっての、この日の最大の収穫であったのでした。

こんなテレビが一番安い席の各ブロックに備え付けてある日産スタジアムは、やっぱり設備は世界でも1流であることに疑いはないのですが、しかし何度訪れても、いかんせんサッカー観戦にはやはり向いていない気がしてしまうのはワタクシだけでしょうか。
逆サイドで何が起こっているかがよくわからなかったり、何より選手のぶつかる音、ボールを蹴る音、フィールドから漏れ伝わってくるその「熱」が、スタンドのワタクシたちに届くまでに幾分自然冷却されているような感じが、個人的には非常に残念だと思うのです。
試合の方は、スタッツとしてはほぼ互角の内容も、展開的には東京が終始押し気味に試合を勧められたかなあと、個人的には思っています。
マリノスは方々で語られている通りにシステム変更の副作用なのか、前半は特に各選手の位置取りが微妙な感じで、東京の中盤の選手に対するマークが非常に曖昧というか、捕まえ切れてない、という印象でした。
東京はその辺を達也や羽生、梶山が上手に使ってアタッキングエリアに何度も何度もボールを運んでいましたが、反対にマリノスは前線とバックラインが乖離してしまって松田や兵藤が孤軍奮闘という感じになり、その結果として、東京が押し込んでいるような印象になったのかな、と思います。
いずれにせよ、広島戦→京都線→そしてこのマリノスと、チームとしてのパフォーマンスが安定してきている、そして色々な兼ね合いはあれども、どんどん向上してきているというのが何より素晴らしいことであるように思います。
そして現在の東京に合ってそれを支えているのは、まず誰を置いても今野であり、そしてこの日の試合では平山であるといえるのではないでしょうか。
ガンバ戦の後半、DFラインに下がって以降の今ちゃんのパフォーマンスは、本当に素晴らしい、いや、凄まじいと思っています。
色々なところで「鬼神の如き」という表現を最近よく眼にしますが、言い得て妙といいますか、本当に、「迫力」を感じる守備とでも言いましょうか。
京都戦でのパウリーニョ完全シャットアウトもそうですし、この日も前半、左から坂田にぶっちぎられそうになったところを、ちょうどボックスに入ったあたりのところでブルーノと連携してキッチリ奪ってしまうシーンには本当に感嘆符しか脳裏に浮かびませんでした。
ボランチにポジションしていた頃は、パスだしの局面でどうしても出しどころを探して右往左往してしまっているような素振りが散見されたのですが、それももう一つ後ろに下がったことで余裕を持ってやれているように思います。
何より、相棒のブルーノも展開力に優れているというところで、相手が狙いを絞れないということもあると思いますが、いずれにせよCBが2人とも組み立てに参加できるというのが、今の東京の大きな強みであるといえるのではないでしょうか。
守備面のリスクというのは確かにあるかもしれませんが、今季はパフォーマンスが高値安定している徳永も加わってここまではしっかりやれていると思いますし、それによっていい攻撃が出来ているように感じます。
そして平山。
髪を切ったらそんなに変るのか!? と思えるほど、京都戦よりも更に一段階上のパフォーマンスを披露してくれたと言えるのではないでしょうか。
中澤との競い合いもほぼ完勝。
この日は周囲もよく見えていて、頭で脚でしっかりとボールを動かしてチャンスを演出してくれました。
後半の20分過ぎ辺りからは流石にちょっと疲れが見えていましたが、それでも彼のところでしっかりと収まるので全体が押し上がる。
例えゴールがなくともこの試合における彼の貢献度は、MOM級だとワタクシは思います。
まあ、MIPは間違いなく北斗だと思いますが。
最も迫力があったマリノスの攻撃は、皮肉なことに終盤の放り込みでありました。
あれだけの迫力が出るパワープレーを出来るクラブはJリーグにもそんなにないような。最初からあれでいいのでは? とかなり思いましたが(笑)、それも何とか凌いで終了のホイッスル。
心配なのは梶山の怪我ですね。
当初からずっと書いている通り、今季の東京というチームは何より梶山におんぶにだっこという様相が色濃かったので、こういう状況になってどのようにチームとしてのスタイルを調整していくことが出来るのかということが期待するところでもあり、また多大な不安を抱いてしまうところです。
よりによって、川崎戦の前でなくともいいだろうに、、、。
なんて愚痴も口をついてしまうのですが、今回はその前にナビスコ千葉戦がありますので、そこで色々なことをデモンストレーションできるというのは不幸中の幸いかもしれません。
代役は北斗か、浄か。
まあいきなり北斗を水曜、日曜とスタメンでというのはリスクが高すぎるので、羽生をボランチに下げるかもしくは浄になるのでしょうかね。
今、怪我人が出つつもワタクシたちのチームのパフォーマンスは非常に安定してきているので、上手く微調整しながら継続していければこれ以上のことはないですね。
いずれにせよ、千葉にはもう容赦はしない(個人的に)ので。
絶対に勝つ!!
フクアリには、仕事もそこそこに、必ず参戦します。
2009/05/11
第11節:東京0 vs 0京都

今、ちょうどTVでArsenal vs ChelseaのBig London Derbyがライブ放送されているんですが、試合を圧倒的に支配しているのは疑いなくArsenalであるにも拘らず、ウォルコットが決定機を逃し続けたり、ツェフの素晴らしいゴールキーピングによって彼らがチャンスに決められずにいる間に、セットプレーからあえなく失点、そしてアネルカのスーパーミドルが炸裂してあっさり0-2になってしまいました。
「決めるべき時に決めないとこういう試合になる」
なんて今季これまで幾度となく触れることになったこの台詞は、選手や戦術・そしてリーグレベルも、洋の東西もまるで問わない真理であるかのようです。
試合前に、府中市のサッカー大会(正式名称は失念しました、、)の優秀選手の表彰が行われました。
プレゼンターは権田とブルーノ。
まあ選手のアップなどもあるでしょうから、この時間帯にやるのは仕方ないのかもしれませんが、もう少しいっぱいスタンドに人がいる状態でやってあげたら、もっともっといい思い出になるのにな、と思ってしまいました。
とはいえ、こういった企画はキッズマッチ同様、非常に素晴らしい事だと思いますので、これからもスタンドから少年たちに拍手を送りたいと思っています。
永田の来た試合ではただの1度も負けていないと本人は豪語してましたね。
確かに負けはしなかったですが、今日勝てなかったのはやはり痛いな、と。
全然知らなかったのですが、この試合の後アミノバイタルフィールドにてプロレスのイベントがあったんですね。
どうせなら見に行けばよかったなあ。。。
まったく勝ちたい気持ちすら感じさせないプレー振りに終始した京都であっただけに、やはり勝ちたかったですね。
注目の平山君は、確かによく頑張っていたようにも思いますし、もうそのプレーぶりが相手選手に完全に把握されてしまっているので最後のところで引っ掛けられてしまう、というところでは本人も試合後に語っていた通り、「もっと工夫が必要」であるといったところでしょうか。
とはいえ、後半25分あたりのあのゴール前はやっぱりシュートだろそこは!! と叫んでしまいました。
確かに何でも出来る器用な選手であるとは思います。
でもだからといって、柳沢のようなプレーを彼がする必要はないわけで。
彼には、最近ハマっているGIANT KILLING 第8巻より、達海猛監督のこの言葉を贈りたいと思います。
「本能を貫けよ」
「ストライカーだろお前は」
広島戦後にも書いたとおり、個人的にこの試合は本当に大事な1戦であると思っておりました。
で、実際に勝利を手にすることが出来なかったわけで、それに関しては本当に落胆していることも事実です。
ただ、もちろん相手の戦術やパフォーマンスといった外因もあるとは思いますが、内容は広島戦からしっかり積み上げのある、そして安定したパフォーマンスであったと、ワタクシはそう思います。
もちろん、冒頭のBig London Derbyさながら、前半から随分訪れた決定機を一つ、また一つとものに出来ずに時間が過ぎるにつけ、どんどん得点の予感が薄らいでいったというのも正直なところですが。。。
それでもやはり、だんだんよくなって来ているという部分に希望を見出したい、と楽観者は思ったりします。
ブレイクスルーがあるのかないのか、ここまできてまた頭を押さえつけられるような敗戦が待っているのか、実際問題それはちっとも判らないわけですが、せっかく芽吹き始める予感のある種を、ごっそり抜いてしまおうかなんて気持ちになっても、詮無きことではないですか。
モヤモヤ感ばかりが募る、そんな春がどんどん過ぎていきますが、結局、このチームと共に歩いていくしかないのですから。
さて。次節は横浜戦。
昨年は結局、1度も勝てませんでした。
今節の京都とは、JFK監督の就任以降、全て引分け。
どうもうちの監督なのかその嗜好するスタイルなのかは判断しかねますが、苦手な相手(浦和・清水とか)にはとことん苦手で、大宮のように嵌る相手には3点、3点、3点のようにサクッ! と勝ってしまうイメージがあるんですが、その辺どうなんでしょう?
まあ、そんな苦手の部類に入る横浜相手に、今度こそ突き抜けて欲しいと願うばかりです。
今度こそ、今度こそ。
前を向いて、歩きましょう。